たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

秋葉神社の啄木歌碑

2017年04月30日 | 啄木歌碑

 

岩手県葛巻町の秋葉神社に啄木歌碑があります。昭和31年に葛巻町の象鼻山に遊園地をつくり、その記念に、象鼻山の名付け親である高村桃村と啄木の歌を刻んだ碑を建立しました。

 

 歌碑

 

何越可もおもひ天寝流や白雲登

葛葉の山能星降る宵盤

啄木

        「何をかもおもひて寝るや白雲と 葛葉の山の星降る宵は」

 

山乃精以満ひ路古里能夕霧や

劫初忍者ゆ葛巻の夏

桃村

        「山の精いまひろごろりの夕霧や 劫初忍ばゆ葛巻の夏」

 

はっきり見えませんが、「象鼻山」の文字の左に、桃村の歌、右に啄木の歌が刻まれています。この碑は、象鼻山のふもとに建立されていましたが、昭和47年に秋葉神社に移転されました。啄木の歌は、明治38年10月12日、高野桃村に宛てた書簡のなかの2首のうちの1首で、もう1首は、次の歌です。

       「こほろぎや、葛葉隠りのうたびとの 詩幸おもひ、きく夜頃かな。」

 

盛岡から葛巻町に行くにはJRバス(路線バス)が久慈まで行ってますので、途中の葛巻で下車します。

 

JR葛巻停留所

 

ここから100mほどのところに、スーパーがありますので、その向かい側の通路を進んで行くと、神社は、すぐのところです。

 

秋葉神社の入り口

 

 

秋葉神社の鳥居

 

秋葉神社

 

「象鼻山」とは山全体のかたちが象の鼻に見えるからだそうです。見えますか。

 

 

 

 

 

 

 


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