たかしの啄木歌碑礼賛(続)

啄木歌碑およびぶらぶら旅

チャグチャグ馬コ

2018年06月10日 | ぶらりぶらり

チャグチャグ馬コは毎年6月の第2土曜日に行われる「蒼前様」を信仰とするお祭で、100頭ほどの馬が、滝沢市の蒼前神社から盛岡市の八幡宮までの13kmの道のりを行進するお祭です。歩くたびにチャグチャグと鳴る鈴の音が名称の由来ともいわれています。

 

 

 

 色とりどりの装束に身を包んだ馬が行進する様子は迫力があります。昭和53年には文化庁から「選択無形の民俗文化財」に選ばれ、平成8年には、馬の鈴の音が環境省の「残したい日本の音風景100選」にも選ばれました。


 

 夕顔瀬橋を渡る「チャグチャグ馬コ」

 

北上川に架かる夕顔瀬橋を渡り、材木町、盛岡駅前、大通りを経て、じゃじゃ麺の美味しいパ白龍(パイロン)店前を通って進みます。

 

 

 

  

 

 

 

 

 チャグチャグ馬コといえば宮澤賢治の詩「ちやんがちやがうまこ」があります。中津川に架かる下の橋(しものはし)のすぐ傍に、賢治の「ちやんがちやがうまこ」詩碑が建立されています。ここは、宮澤賢治が盛岡高等農林学校(現 岩手大学農学部)の学生だったころに下宿していたところです。ここにはまた、賢治が当時使用していた下宿の井戸水を引いて、自由に飲めるようにしています。私もここを通ったった時にはよく飲ませていただきます。皆さんも盛岡に来たときには、ぜひ立ち寄ってください。

 

 

 宮澤賢治の詩碑

 

 

                  ちやんがちやがうまこ
        
                            宮 澤 賢 治   自 筆

                  夜明げには
                  まだ間あるのに
                  下のはし
                  ちやんがちゃがうまこ見さ出はたひと。

                  ほんのぴゃこ
                  夜明げがゞった雲のいろ
                  ちゃんがちゃがうまこ 橋渡て來る。

                  いしょけめに
                  ちゃがちゃがうまこはせでげば
                  夜明げの為が
                  泣くだぁぃよな氣もす。

                  下のはし
                  ちゃがちゃがうまこ見さ出はた
                  みんなのながさ
                  おどともまざり。

                         宮沢賢治詩碑建立実行委員会
                             平成十一年一月吉日

 

 下の橋の上から見た賢治詩碑

 

 

 岩手大学構内の賢治像

 

 

 白龍(パイロン)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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