温故知新~温新知故?

音楽ネタが多いだろうけど、ネタのキーワードは、古きを訪ねて新しきを知ると同時に新しきを訪ねて古きを知るも!!

浮上式風力発電装置~アルテロスエナジーズ社、これ正解かも~

2013-06-24 09:14:49 | コンピュータ、ハイテク
浮上式風力発電装置 アルテロスエナジーズ社
Altaeros Energies - Airborne Wind Turbine Prototype 2012

日経の動画ニュースで見つけ、検索してみた。
ふわふわ浮きながら、しっかり発電。空飛ぶ風力発電機「Airborne Wind Turbine」 | greenz.jp グリーンズ
ドーナツ型の風船とイメージすると分かりやすいかもしれません。風船の中にはヘリウムガスが入っています。ヘリウムは空気よりも軽く、気球や飛行船にも利用されています。このドーナツの穴にタービンを入れ、ヘリウムガスで浮かせているのです。
地上には移動できる発電所を置き、タービンが作った電力は伝導ロープを通してこの発電所に送られます。
実際にアメリカ・メイン州で行なわれた試験運転では、自動運転で地上からおよそ100mの高さに浮かせ、発電し、そして降下させることに成功しました。興味深いのは、プレスリリースによれば、一般的な風車の2倍の電力を生むことに成功したそうです。

概要は以下の通り(上のサイトから図は引用)

Altaeros Energies社のサイトも見つけた。
Altaeros Energies - High Altitude Wind Turbine
Altaeros Energies is developing a breakthrough airborne wind turbine to produce abundant, low cost, renewable energy.

下のプレスリリースを読むとコストは65%削減、ノイズの問題もないそうだ。風力発電はノイズや安全性に疑問があったけど、これはそれらを解決しそう。
Altaeros is developing its first product to reduce energy costs by up to 65 percent by harnessing the stronger winds found over 1,000 feet high and reducing installation time from weeks to days. In addition, it is designed to have virtually no environmental or noise impact and to require minimal maintenance.

これは風力発電の本命かもしれない。空中に浮かせるなんて、素晴らしいアイデアだけど、考えてみれば空中に浮かすほうが自然なくらい。素晴らしいアイデアって、具現化されたものを見ると、当たり前に見える。そういう奇をてらっていい当たり前に見えるものがが本物なのかな。

関連でちょっと前にこんなニュースもあったんですね。
Google、“空飛ぶ風力発電機”のMakani Powerを買収 - ITmedia ニュース
Autonomous Airborne Wind Power