Amazon.co.jp： 四人はなぜ死んだのか―インターネットで追跡する「毒入りカレー事件」: 三好 万季: 本
出版社/著者からの内容紹介
日本中を震撼させた和歌山毒入りカレー事件。四人の犠牲者はなぜ死んだのか。医療過誤の可能性を鋭くついた文藝春秋読者賞受賞作
内容（「BOOK」データベースより）
中3の夏休みの宿題で史上最年少受賞!15歳の少女がインターネットを駆使して見つけたあの和歌山毒入りカレー事件の「盲点」とは?選考委員こぞって激賞、皇后美智子さまと同時授賞。第60回文芸春秋読者賞。
「四人はなぜ死んだのか」を読んだ。
実はこの本、家にだいぶ前からあって、読んだものと思っていたが、先日どんな内容だったかなと思って少しちらちら見たら全然記憶がない、これはもしかしたら読んでいないのではと思って読んだのである。
いわゆる積ん読だった。
で、よんでもみると文藝春秋読者賞をとったかで、確かに、中学生がこんな文章を書くのか？とか、この事件、食中毒っていうのはないだろうとか、青酸中毒と砒素中毒は症状がぜんぜん違うんだとか、このころはインターネットは、使われだし始めた頃で、１０年くらい経った今となっては、また、状況はだいぶ違うなとか、いろいろな考えが湧いてきた。
上のアマゾンの読後メントを見ると、かなり評判が悪いけど、そんなにひどいとは思わないなあ。
私にはそれなりに楽しめる本だった。
本の中に出てくる病名思い出しツールは以下のリンクで試せます。
ウェブ版・新病名思い出しツール
その他
四人はなぜ死んだのか
著者のページ
四人はなぜ死んだのか：こんな本を読んでいる：So-netブログ
読んで色々考えた中で、１０年経っても、警察や保健所、メディアなど、この和歌山毒入りカレー事件を教訓にして、何かが良い方向に変わったとは思えない、なにも変わらないと思った。
警察などの不祥事や検察の不祥事など、もっと大きな事件がおきている。
たまたま、今日起きた下の事件でも、ＴＶで見ていると、たしかにファンでいっぱいだけど、報道陣がホーム上にいっぱい溢れ、大混雑だ。
普段でも東京の少し混んだ駅のホームは端のほうを歩いていると、落ちそうあるいは落とされそうで怖いと感じるのに、それに加えて報道陣が溢れていては、落ちないほうが不思議なくらいだ。
こういうとき、ファンはファンでしょうがないと思うけど、報道陣はホームの橋の方の一角で望遠で粛々と撮影するくらいの規制をすればいいのにと思う。
asahi.com（朝日新聞社）：「はやぶさ」デビュー 新青森―東京、最速３時間１０分 - 社会
新型車両を見ようという多くの鉄道ファンと乗客でごった返したホームから、男性が転落したため。ＪＲ東日本によると、男性は６０代とみられ、先頭車両より前の線路上に落ちたが、けがはなかった。
変わらないというか、ますますエスカレートしているようだ。