梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

本日初日です!

2009年09月02日 | 芝居
お陰様で、歌舞伎座<九月大歌舞伎>、無事開幕いたしました。
大勢様のご来場、有り難うございます。

『竜馬がゆく』の「ええじゃないか」も、まずは何事もなく。「暴力的」からさらに進んで、(我々が乗り込んでゆく大店に対して)「悪意をもって」騒ぐように、との開幕前のご指示が、演出の齋藤雅文さんからございました。
慣れてくれば、みんなこれからどんどん突っ込んだ芝居ができると思います。群衆一同、とにかく騒ぎますのでよろしくお願いいたします(お願いされても困りますか…)。

『桔梗旗揚』「馬盥」の腰元も、足が痺れることもなく勤まりましたが、春長と光秀の、緊迫の40分間。そこにいるということは精神的にも疲れますね。こういう場にも、早く馴染むことができるようになりたいものです。

『河内山』や『鈴ケ森』も大過なく仕事ができました。
いずれこの場でいろいろとお話させて頂きたく存じております。
まずは取り急ぎまして、無事初日のご報告でした。