梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

無事終わりました!

2009年08月17日 | 芝居
お陰様をもちまして、《苫舟の会 研究公演》《趣向の華》の両会を無事に終えることができました。
《研究公演》は、ある意味自分が踊るよりも緊張もし、責任も重い後見役でしたので、なかなか気が張りました~。
大過はなかったですが、反省点も残りました。(蜘蛛の糸の投げ方はムツカシイ~!)

《趣向の華》『有馬猫』は、昨日の《研究公演》のあとにも、また本日の昼間にも舞台稽古をいたしましたので、だいぶ幹事を務めることができ、また先輩からも沢山のアドバイスを頂きました。そのおかげで、上手くできたかどうかは別としても、いくつかの不安がなくなり落ち着いて演じることができました。
意地悪な腰元役。皆さんが「地でやれるから楽でしょ」とおっしゃるのですが、何度もいいますが、人を縛り上げたり割れ竹で叩くなんてことは性に合いません! される側の方がよいくらいですから!(これもアブナいか)

参考資料がほとんどないお芝居を、紋付袴姿での上演とはいえ、一から作り上げてゆく楽しさと難しさ。本当に、よい勉強をさせて頂きました。主催であられる藤間勘十郎師、尾上青楓師に、この場をかりまして心より御礼申し上げます。

            ◯

…実は今日から《合同公演》が本稽古となっています!
国立劇場大稽古場にて、午前中に『賀の祝』、昼過ぎに『源氏店』の<附立>。
私は《趣向の華》に出る前に、『賀の祝』のお稽古を拝見させて頂きました。
いよいよこの日が来てしまったのです。数ヶ月間の成果が試されるときが…。
『賀の祝』出演者たちの、静かな闘志、緊張感が、ひしひしと感じられました。

明日は私が味わう番! サァ~やるぞ~!!!


開催迫る《合同公演》!!
チケットはお求めになりましたか?
まだまだ間に合います! 最新のチケット状況をこちらから確認してお早めのご注文を!!


お一人でも多くの方と、劇場でお会いしたいです!