梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

寝覚月稽古場便り・1

2009年08月28日 | 芝居
さてアタマを<本興行>モードに切り替えまして、東劇1Fの稽古場にて、歌舞伎座9月興行『竜馬がゆく 最後の一日』の1回目の<附立>です。

第1場で、<「ええじゃないか」の町人(女)>を勤めさせて頂きますが、三味線を弾くことになりました。
頂いた資料音源を聴きますと、「チャンカチャンカチャンカチャンカ…」の繰り返し(旋律自体は阿波踊りと変わらないんだそうで)、大変というわけではございませんが、大勢が賑やかに唄い踊りながらの群衆シーンの中で、こういうお役をいたしますことは初めてですので、どうなりますでしょうか? 同じく三味線係となったお二人とともに、脚本・演出であられる齋藤雅文さんのご意向にそうよう、勉強させて頂きます。

ついでながら、私は『男装』している女、という設定なのだそうです。浮かれ浮かれて羽目をハズしているということなのでしょうが、どんな格好になるのかしら?

…今日の稽古はこれだけですので、ごくごく失礼ながら、短文にてお別れといたします。