梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

自主稽古とは…?

2009年08月14日 | 芝居
午前中に『双面』メンバーが国立劇場の稽古場に集合し、<自主稽古>をいたしました。
指導者をおかない稽古を、《合同公演》では自主稽古と呼んでおりますが、演者同士のイキを合わせたり、細かい部分の段取りを合わせるのが主な目的です。もちろん、一回でも多く体を動かしておきたいわけでもありますが…。
藤間の御宗家は、ただいま《苫舟の会 研究公演》と《趣向の華》の準備で大変な状況。ここしばらくは、物理的に『双面』のお稽古はできない状況、こちらも無理は申せません。

仲間同士で補える部分は、お互い助け合い、教えあって解決し、次の正式なお稽古までにまとめあげておく!
とはいっても、目の前に講師の方がいらっしゃらないと、不安でもあり、緊張感が途切れてしまうきらいも…。
お稽古の仕方も、本当に難しいです!

           ◯

昼過ぎからは昨日と同じく四谷のお稽古場で《研究公演》《趣向の華》の稽古。
2日分の演目を稽古するわけですから、気がつくと夜になっている…。
昨日よりは早く終わったので、近所の焼肉屋で栄養補給。スタミナをためておかないと、これからは乗り切れない!