梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

なんとか初日を終えることができました

2009年08月22日 | 芝居
お陰様をもちまして、無事《合同公演》初日の舞台を終えることができました。
大勢の皆様がお越し下さり、あたたかくお見守り下さいました。心より御礼申し上げます。

初日は、やはり多分に緊張いたしますが、それでもなんとか落ち着いて演じることができました。
やはり、人が入った客席を前にすると、演技にもより“実感”がわきますね!
どこまでおしずらしくいられるか。難しい課題なのですが、今日頂いた勘十郎師のダメだし、御覧下さった諸先輩方、そして仲間たちのご指摘、感想もしっかり吸収して、あと3回の舞台を悔いのないよう、常に前進の気持ちを忘れずに取り組んでまいります!

事務的な仕事も、まずは大過なく勤められました。我々の会ですから、我々がきちんと運営、実行していかなくてはならないのは当然のことですが、各人各役を勤めながらの作業となりますので、養成課の皆様はじめ、大勢のお力を頂かなくては成り立ちません。様々な面で助けて頂いております。本当に有難いことでございますが、こちらが甘えてしまうことのないよう、今後も自戒して勤めてまいります。

初日祝い、というわけではないのですが、終演後は先輩や仲間と食事をご一緒しまして、いろいろ芝居話になりました。みんなの、会への思いもよくわかり、それだけに、「まず今回をしっかりと!」、そして「次回につながる成果を!」ということが、本当に大切なのだということを強く感じた次第です。

…出演者が大きく変わった今年度。とにかく全員真剣に!
出せる限りの力を尽くし、大役を勉強させて頂ける有難さを忘れず、真摯に、熱く!

残り3日間も、何卒よろしくお願い申し上げます!!