梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

2日目と3日目のこと

2009年08月24日 | 芝居
《合同公演》のあいだは、本当に時間の流れが速い!
気がつくと、4分の3が終わってしまいました…。

初日の緊張は解けましたが、つまりはこれからが勝負です! 余計な気負いを捨てて、教わったことを守りながら、どれだけ自分の理想に近づけるか…。
初日、そして昨日と今日の舞台、確実に変わってきています。
相手の台詞や浄瑠璃のノリだって、毎回同じというわけではありません。だから、それに合わして、その場でフッと生まれるもの、その場で変えてゆかなくてはならないものもあると思います。
そこが面白く、難しいところですが…。

大勢のお客様を前に演じるということに、ちょっとずつですがゆとりを持って取り組むことができてきました。
よい意味での<慣れ>が、<熟れ>になるように!

明日はもうラストステージ!
悔いのないように全力で演じます!