梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

久々の夜の舞台

2007年10月12日 | 芝居
というわけで『社会人のための歌舞伎入門』。大勢のお客様がお越し下さいました。
例年ですと、舞台機構とか小道具・仕掛け、あるいは歌舞伎の約束事をご紹介することが多い「歌舞伎への招待」ですが、今回は『鬼界ヶ島の場』に至るまでのストーリーの説明に重点をおいた構成ですので、より俊寛の境遇がご理解頂けたと思います。

さて、もうすぐ10月公演も<中日>を迎えますが、『うぐいす塚』はまだまだ進化し続けております。細かい部分の演出や段取りを改め、よりテンポよく運べるようになってまいりました。
芝居作りの難しさと、楽しさ、面白さを出演者皆々で味わいながらの毎日です。