梅之芝居日記

歌舞伎俳優の修行をはじめてから15年がたちました。
日々の舞台の記録、お芝居ばなし等、お楽しみ下さい。

半年定期にすればよかった?

2007年02月18日 | 芝居
昨日の記事で、二の午祭りに甘酒が出たと書きましたが、お神酒の誤りでした。お詫びして訂正いたします(原文も直しました)。

                      ◎

すでにチラシやポスターも出ておりますが、師匠は3,4月も歌舞伎座に出演です。3月『義経千本桜』では「鳥居前」「渡海屋・大物浦」そして「四の切」での源義経、4月は『頼朝の死』の将軍頼家、『二代目中村錦之助襲名披露口上』にお出になります。
昨年12月から5ヶ月連続の歌舞伎座! 私が入門してから初めてのことではないでしょうか。5月以降の予定はまだわかりませんが、もしかしたら半年居続け、なんてこともあるかもしれませんね。
いくら同劇場に連続出演と申しましても、師匠が使用する楽屋もそのままとは限りません。興行ごとに総出演者の数も変われば、顔ぶれも変わりますから、その都度<部屋割り>がなされるのは当然のことです。結果として変わらないこともありますが、そうなると荷物の移動がなくなるので、簡単といえば簡単です。
私どもはどんなときでも3階名題下部屋は変わりませんが、以前ご紹介しましたように、この世界に入った順番で、毎月ごとの席次を決めています。

…もう4ヶ月歌舞伎座におりますけれど、飽きてしまうことは不思議とございません。これも伝統ある楽屋の力でしょうか?