11月27日(月)。月稜会のメンバーのリクエストにお応えして中山尾根に行ってきました。シーズン最初だからもう少し楽なところをリクエストされるのかと思ったが、初めから中山尾根。今シーズンは11月だというのにしっかり雪も積もっているようだから、踏み跡もないだろう。最近、あまり歩いてないし、自分自身にもちょっと不安がある。
美濃戸で仮眠して朝7時少し前に出発。標高を上げていくときちんと雪が積もっている。天気は快晴。朝は寒かったが、日が当たれば快適だろう。
ゆっくり歩いたので、行者小屋に着いたのは9時近かった。ここで装備を付けて中山尾根に向かった。中山乗越からは不明瞭な踏み跡があったが、進むにつれて消えてしまった。取りつき近くではかなりのラッセルになる。10時半くらいに取りつく。
パートナーがリードしたいというので、1ピッチ目をリードさせた。まだ冬壁に慣れていないので時間がかかった。2ピッチ目からは私がリードすることにした。コンティニュアンスを交えてスピードアップを図ったが、雪稜はラッセルになり少し時間がかかった。
1時半くらいに稜線に出てのんびり。天気はいいが、やはり稜線は西風が強い。今日同時に月稜会のパーティーが、赤岳から硫黄岳の縦走に入っていたのだが、彼らの足跡がついていたので楽に地蔵尾根の分岐に進めた。地蔵尾根を下り美濃戸に4時に下山。
脚も1日もって一安心。