タカ長のタカの渡り観察

タカが好き、山が好き、花が好き、心はいつも旅もよう。日々移ろいゆく心もようを綴るナチュラリストのつぶやきです。

野鳥写真「飛翔」~その6

2009年01月05日 | タカの渡り観察
いよいよ大型猛禽類の登場です

 この特集も今日で6日目、そろそろ真打の登場です。大型猛禽類。ワシタカファンなら誰でも見たい鳥ですね。


     カンムリワシ     写真: キム・ソンヒョン


     カンムリワシ     写真: キム・ソンヒョン

 この写真はすでに紹介しているかも分かりません。タカ長は昨春ベトナムで見たことがありますが、日本や韓国では見たことがありません。私が見たときはこの写真より距離が近かったように思います。


     カタシロワシ     写真: キム・ソンヒョン


     カタシロワシ     写真: キム・ソンヒョン

 カタシロワシは鹿児島県の高江干拓で見たことがあるのですが、干拓地の中の道に止まっていて飛んでくれませんでした。だから見た印象は「大きなトビ」くらいにしか思えなくて、タカ長にとってはあまり印象の良くないタカです。


     オジロワシ     写真: キム・ソンヒョン

 オジロワシを最初に見たのは米子の水鳥公園だったと思います。距離があって、誰かから「オジロワシ」だと教えられたから「そうかぁ」と思っただけです。このように下から見た記憶がありません。


     クロハゲワシ     写真: キム・ソンヒョン

 クロハゲワシのタカ柱です。もちろん日本ではこれだけの数のクロハゲワシを見ることは不可能です。タカ長は韓国北部の鉄原で150羽のタカ柱を見たことがあります。その迫力? 皆さまの想像にお任せします。


     クロハゲワシ     写真: キム・ソンヒョン

 クロハゲワシは成長するとあめ色の部分が出てくる、と聞いたような気がします。日本で見られるのは北の国の寒さに耐えることの出来ない幼鳥か若鳥で、それらは色が黒いので「クロハゲワシ」と名前が付いた、と言うような話です。

 タカ長は韓国でたくさんのクロハゲワシを見ていますが、そのあめ色を意識したことがありません。見ていないのか、見えていないのか分からないのですが、本当にそれらしい色のクロハゲワシを見るためにはモンゴルまで行かないと無理なのでしょうか????

 このあたりの事情は私には良く分かりません。


     クロハゲワシ     写真: キム・ソンヒョン


 最後にド・アップの写真を紹介します。

 こうしてクロハゲワシの写真を紹介していると鉄原に行きたくなります。この時期は寒いですが、こうしてクロハゲワシを見て、ガンカモを見て、、、、、、、、、。5分もあれば探鳥計画を立てることができますが、実現するとなるの制約が多くて困ります。

    ウォン安の今が韓国に行くチャンスなのですが、、、、、、、

野鳥写真「飛翔」~その5

2009年01月04日 | タカの渡り観察
今日はカモの写真を紹介しますが、、、、、、、

 韓国でカモの写真と言えばトモエガモの群舞を連想する人が多くなりました。これだけは有名になっているはずです。だからあえて今日はトモエガモの写真はアップしません。


      オナガガモ     写真: キム・ソンヒョン


     オナガガモ     写真: キム・ソンヒョン

 先ずは常識的に空をバックに飛んでいるオナガガモです。このような写真を撮るときは、カメラマンなら誰でもカモが重ならないように撮りたいはずですが、相手は人間の意思が理解できないカモです、なかなか思うようにならないですね。


     マガモ      写真: キム・ソンヒョン

 マガモは私たちも普通に見ることの出来るカモですが、このように雪の中から飛び上がるマガモは見たことがありません。この写真などカモの写真、と言うより一つの冬景色の写真とも言えそうです。


     アカツクシガモ     写真: キム・ソンヒョン


     アカツクシガモ     写真: キム・ソンヒョン

 このアカツクシガモは日本では珍しいカモですが、韓国では多く見ることが出来るようです。韓国でも見ることの出来るところは限定されるのかも分かりませんが(タカ長はしっかり確認していません)、私は2006年2月にカンファドで400+のアカツクシガモがズラッと横に並んでいるのを見たことがあります。


     ホオジロガモ     写真: キム・ソンヒョン

 野鳥の飛翔と言えば青空をバックに羽ばたいていることを言うのでしょうか?もしそうならばこのように海ぬけに飛んでいるのは「飛翔」とは言わないのでしょうね。それはどうか知らないのですが、この次の写真とともに海の色がきれいなのでアップさせてもらいました。


      ケイマフリ     写真: キム・ソンヒョン

 これは飛翔の写真としては完全なフライイングですね。何しろ飛ぶ前のケイマフリですから、、、、。
 紹介したように海の色がきれいなのでアップさせていただきました。

 ところで今日のタカ長、朝は裏山を歩いてきました。新しく見つけて尾根道を歩いて障子岩まで行ってきました。

 あの峰は鷲宝山(じゅほうざん)。そしてその北尾根は桜尾根。

 鷲宝山桜尾根。なかなかのネーミングだとは思われませんか?

 3月になるとその鷲宝山の上からノスリが湧き出るように渡ってきます。その日が待ち遠しいですね、、、、、。

野鳥写真「飛翔」~その4

2009年01月03日 | バードウォッチング
寝正月も疲れるものですね、、、、、、、

 寝正月も三日目、結構疲れるものですね。

 箱根駅伝をテレビ観戦しながら報告書作成の準備に入りました。これはややこしくて好きな作業ではありませんが、1月末までに原稿をそろえて印刷所に送らなければならないのです。トビ吉おじさんがほとんどを担当してくれているので、タカ長の作業は少ないのですが、私の担当はトビ吉おじさんも嫌がるややこしいことなのです。

 と言うことで今日も終日家にこもっています。

 さて、野鳥写真ですが、今日はチョッと裏をかくつもりで「カモメ」の写真です。


     ズグロカモメ     写真: キム・ソンヒョン


     ズグロカモメ     写真: キム・ソンヒョン

 タカ長のズグロカモメの写真はすでに紹介しました。どちらが良いか比較しないで下さいね。写真機材もウデも彼のほうが上であることは十分分かっていますから、、、、、。


     ウミネコ     写真: キム・ソンヒョン

 タカ長の近くでこのような風景が診られる可能性があるのは島根県の経島。この写真はもちろん韓国で撮影されたものでしょうが、その場所については確認していません。


     ウミネコ     写真: キム・ソンヒョン

 タカ長の鳥友にカモメを専門にしている人がいます。どの鳥でも一歩足を踏み入れれば奥が深いのでしょうが、タカ長はカモメを本気で見たことはほとんどありません。カモメのこの目がどうも好きになれません。

 カモメをやるフィールドとしては千葉県の銚子港が有名で、首都圏在住のその鳥友もそこでいろいろ勉強しているようです。タカ長は好きになれないカモメですが、世の中には「タカの渡りをやっている人の気が知れん」と思っている人もいるはずですから、お互いの好きな分野を尊重しあうのが無難なようですね。


     ゴビズキンカモメ     写真: キム・ソンヒョン


     ゴビズキンカモメ     写真: キム・ソンヒョン


     ゴビズキンカモメ     写真: キム・ソンヒョン

 こうして見るとゴビズキンカモメはメタボなカモメなのですね。もっとも写真で見るとどの鳥も私たちがフィールドで見るよりずんぐりした体形に見えるのですが、、、、。

 ゴビズキンカモメはまだ見たことがありません。韓国に行ったとき、あの朴 眞永博士から詳細な情報をもらってインチョンの干潟に行ったのですが、見つけることが出来なかったことを思い出しました。次に韓国に行ったらソンヒョン君に案内してもらって見て帰るつもりです。

 寝正月が永くなったのでこれからウォーキングに出かけます。いよいよ始動です。

 タカ長のもとには早くも訃報が届きました。明日が分からないのが人の世なのでしょう。タカ長はこれらの写真のように元気で羽ばたきたいと思っています。

 

野鳥写真「飛翔」~その3

2009年01月02日 | バードウォッチング
このシリーズも佳境にはいります

 今日も飛翔する野鳥の写真です。なかなかタカの写真が出てこないところが良いのです。このブログをご覧の皆さまは、タカの写真いはいささか食傷気味ではないかと考えてあえて紹介していません。今日はヒシクイとマガンです。


     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン
 

     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン

 正月ですからそれらしくきれいな写真を紹介します。タカ長ではチョッと撮ることのできない写真です。


     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン


     ヒシクイ     写真: キム・ソンヒョン

 この写真や次に紹介するマガンの写真はその雰囲気からして、韓国北部の鉄原(チョロン)の軍事境界線に近いところで撮影されたものではないかと、タカ長は勝手に想像しています。タカ長も3度ばかり行きましたが、多くのマガンやヒシクイがこの近くにある土橋貯水池をねぐらとして利用しており、塒いりのときは帯のような流れが数十分続くことがあります。何しろその数はン十万と言われていますから、、、、、。


     マガン      写真: キム・ソンヒョン



 鉄原の軍事境界線の近くは田園地帯で、ここで取れる米は韓国では高く評価されています。日本で言えばさしずめ「魚沼産こしひかり」と言ったところでしょうか。

 ここではガンカモやツルのほか小鳥類も多く見ることが出来ます。ツルなども出水で見るような一極集中の、ある面で言えば異常な姿ではなく、あちらこちらの田に分散しているのを見ることが出来ます。このほうが正常な姿だと思われます。



 ここの土橋貯水池から塒だちするマガンやヒシクイの群を見に言ったことがあります。06年2月のことです。
 夜明け前から寒さに震えながら待っていると、夜が白みはじめるかはじめないかの時間に、貯水池を飛び立った群が姿を見せたかと思うと、、、、、



 空を覆うような一塊の鳥が一瞬のうちに通り過ぎて行きました。このときのタカ長のカメラはISOの設定が400まで、高感度に上げることが出来なかったので1羽の鳥も止めることができませんでした。

 写真としては大失敗のものですが、あの時タカ長の目の前を飛んでいった鳥の数は忘れられません。 何と言ってもその数ン十万ですから、、、、、、。  

野鳥写真「飛翔」~その3

2009年01月01日 | バードウォッチング
明けましておめでとうございます
                      今年もよろしくお願い致します

 

 皆さま、よい新年をお迎えのことと思います。タカ長も穏やかな天気に恵まれのんびりとした寝正月を楽しんでいます。

 さて、野鳥写真「飛翔」です。今日はまずキム・ソンヒョン研究員の写真から正月らしくツルの写真を紹介します。


     ナベズル     写真: キム・ソンヒョン

 親子鷹、ならぬ「親子鶴」ですね。どこへ飛んで行くのでしょうか?


     マナズル     写真: キム・ソンヒョン


     タンチョウ     写真: キム・ソンヒョン

 正月の鳥は何と言ってもツルでしょうか。来年はタカ長自前の写真を紹介したいのですが、タカ長観察地最短の某飛来地には2羽しか来ていない、と言うことを聞きました。これでは写真を撮りに行く気にもなれませんね。
 九州の飛来地は年金生活者には遠くなりました。
 

 
     コウノトリ     写真: キム・ソンヒョン

 朝陽の中を飛ぶツル、と言いたいのですが、これはコウノトリ。飛んでいる姿の美しさはツルに負けていません。九州の飛来地に行けばこのようなツルの写真が撮れそうですが、、、、、、。


     コウノトリ     写真: キム・ソンヒョン



     コウノトリ     写真: キム・ソンヒョン

 これらの鳥たちのように今年も大きく羽ばたきたいものです。

 寝正月、と言いましたが、このところのタカ長は元旦は氏神様に初詣をして、その後お墓に行き先祖の墓前に手を合わせることを常としています。


 桜花 盛りはすぎて ふりそそぐ 雨にちりゆく 夕暮れの庭

 おみくじに書かれている歌です。これでは散るのを待つばかりではないですか。冗談がきついのではないですか、氏神様。タカ長は今年も飛んでいるのですよ。

 サクラ木は 冬のあらしに 芽を守り 春の光に 花をさかさん

 タカ長の駄作です。まだまだひと花もふた花も咲かそうとしているタカ長の気持ちを即興で書いたものです。

 ご同輩、まだまだ花を咲かせましょう。今のご時勢、老け込むには早すぎますよ。

 ところで冒頭の写真は06年に韓国・群山のクンガンで撮った夕日です。今日のおみくじを受けて、チョッとしたジョークのつもりで朝陽ではなく夕日の写真を紹介しました。