本日のファミ劇・スニーカー登場編は、
第380話 54.11.09 見込捜査 (山さん)
ゲスト:井上孝雄
岡田英次
野瀬哲男 早川保
吉岡ひとみ 西田昭市 内藤栄造 村上幹夫
脚本:小川英 尾西兼一
監督:山本迪夫
山さんは暴走族の打本という男が殺害された事件の裁判に証人として出廷していた。
犯人の白石は、財閥系の会社社長の息子で、弁護士には「ヤメ検」あがりの凄腕といわれる香取大造がついていた。
白石は裁判の冒頭で無罪を主張した・・・
白石は被害者と金の貸し借りでモメており、犯人と同じ左ききだった。しかもアリバイがなくバーの女・広子にニセのアリバイを証言させるなど偽装工作もしていた。
しばらくして、久松というサラリーマンが犯行現場を目撃し、白石を見たとはっきり見たと証言、山村は白石を逮捕したのだった。
だが香取弁護士は自信たっぷり久松を追い詰め、ついに久松が白石を目撃したという場所の前にバンが駐車してあり、久松から犯人の顔が見えなかったという結論を引き出した。さらには山村が久松に心理的圧迫を加えた結果、見てもいない白石を見たように証言することになった・・・・という印象を裁判官に与えた。
続いて証人に立った山さんに、香取は質問を続けて白石を見込捜査で逮捕したという印象を与えてしまう。
見込捜査の誤認逮捕!?
山さんは窮地に陥ってしまう・・・。
太陽作品には珍しい、法廷が出てくることにより緊張感が迸る展開、岡田氏演じる敏腕弁護士のソフトなんですが言い知れない威圧感もそれに輪をかけ、さらにそれにも屈せず山さんが自分の捜査信念をきっぱり主張するなど、ヤキモキ感高揚という場面があるなど、いつもとは違った雰囲気が醸し出されます。そういう緊張感が淡々と流れる物語のベースから沸き立ってくるような感じなので、心理戦のような感じなのですが、それにしてもアダルトであります。
ただ、山さんとしてはいつもとあまり変わらない姿勢ではありますが、それが法廷では不利な状況を生み出す可能性があるというのも、暗に提示しています。今回の場合は決定的証拠である目撃者の証言が、目撃者自身の後ろ暗い部分を弁護士が突いた結果、証言を翻すというセオリー通りな展開になるのですが、その辺りも物語の核心ということになって、太陽では古典的+新味が加わって、異色ですね。
第380話 54.11.09 見込捜査 (山さん)
ゲスト:井上孝雄
岡田英次
野瀬哲男 早川保
吉岡ひとみ 西田昭市 内藤栄造 村上幹夫
脚本:小川英 尾西兼一
監督:山本迪夫
山さんは暴走族の打本という男が殺害された事件の裁判に証人として出廷していた。
犯人の白石は、財閥系の会社社長の息子で、弁護士には「ヤメ検」あがりの凄腕といわれる香取大造がついていた。
白石は裁判の冒頭で無罪を主張した・・・
白石は被害者と金の貸し借りでモメており、犯人と同じ左ききだった。しかもアリバイがなくバーの女・広子にニセのアリバイを証言させるなど偽装工作もしていた。
しばらくして、久松というサラリーマンが犯行現場を目撃し、白石を見たとはっきり見たと証言、山村は白石を逮捕したのだった。
だが香取弁護士は自信たっぷり久松を追い詰め、ついに久松が白石を目撃したという場所の前にバンが駐車してあり、久松から犯人の顔が見えなかったという結論を引き出した。さらには山村が久松に心理的圧迫を加えた結果、見てもいない白石を見たように証言することになった・・・・という印象を裁判官に与えた。
続いて証人に立った山さんに、香取は質問を続けて白石を見込捜査で逮捕したという印象を与えてしまう。
見込捜査の誤認逮捕!?
山さんは窮地に陥ってしまう・・・。
太陽作品には珍しい、法廷が出てくることにより緊張感が迸る展開、岡田氏演じる敏腕弁護士のソフトなんですが言い知れない威圧感もそれに輪をかけ、さらにそれにも屈せず山さんが自分の捜査信念をきっぱり主張するなど、ヤキモキ感高揚という場面があるなど、いつもとは違った雰囲気が醸し出されます。そういう緊張感が淡々と流れる物語のベースから沸き立ってくるような感じなので、心理戦のような感じなのですが、それにしてもアダルトであります。
ただ、山さんとしてはいつもとあまり変わらない姿勢ではありますが、それが法廷では不利な状況を生み出す可能性があるというのも、暗に提示しています。今回の場合は決定的証拠である目撃者の証言が、目撃者自身の後ろ暗い部分を弁護士が突いた結果、証言を翻すというセオリー通りな展開になるのですが、その辺りも物語の核心ということになって、太陽では古典的+新味が加わって、異色ですね。