「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

宇仁貫三さんを偲ぶ

2019-01-14 12:32:52 | 追悼
太陽では「擬斗」を担当なさった、殺陣師の宇仁貫三さんが亡くなられたのは先日お知らせしましたが、
本日ニュースでも扱われましたので、詳細がわかりました。肺がんだったとのこと。
告別式は18日となるそうです。

太陽での宇仁さんのお仕事は、ある意味太陽の見どころの一つであるアクションシーン(銃撃戦含む)。これに監督の要望・ゲストも含めた役者さんの「度量」・キャラクターの性格を鑑みながら、殴る・蹴る・跳ぶ・撃つなどのアクションを付ける事。
太陽の場合はスマートなアクションではなく、役者さんの度量とキャラクター性を考慮したある意味泥臭いアクションが繰り広げられます。これも宇仁さんの功績だと思います。なので、中にはアクションを不得手とするキャラクターや役者さんも居ますが、それを説得力あるような動きをつけて相手を倒すという難しいことも成し遂げられていました。なので、ある意味太陽という番組をけん引なさったお一人であると言えます。

みんなカッコつけようと思えば出来るところですが、そうなると不自然極まりない状況となります。
それを自然に見えるようにコーディネートして纏めていた功績は大きいと思います。

また、宇仁さん率いるK&U(剣友会)の面々は暴力団員などでゲスト常連でもあり、この方々が身体を張ってアクションの「受け手」として活躍なさったのも、太陽を「アクションドラマ」として具体的に体現された要因となり、太陽には無くてはならない存在でした。

・・・・
改めて、ご冥福をお祈りいたします。



昨今、ドラマのアクションシーンを見ていると、みんな同じ動きをしているなぁ・・・という印象があります。
アクションにキャラクター性が無くなってきたというか、簡単に言うと「あいつ、回し蹴りが決まるキャラか?」とか。
やっぱり、小生の目は太陽で「肥えて」しまっているのかもしれません・・・。
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