「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

様々な孤独、身勝手な孤独・・・

2013-10-04 07:14:43 | ビバ!チバテレビ
本日のチバテレ・テキサス編は、

第123話 49.11.22 孤独のゲーム (ボス・テキサス)

ゲスト:佐藤友美
 井上博一
 黒部進 西恵子 高橋ひとみ 榛俊一 伊藤豪 安藤純子 都家歌六

脚本:鎌田敏夫
監督:竹林進

独身貴族のボスにテキサスは料理屋のおかみ・悠見子を紹介するが、ボスは乗り気薄・・・。
或る夜、殺人予告電話が一係に入り、ゴリさんとテキサスが駆けつけるものの、被害者である富子は生きており、二人は痴漢扱いされる。
しかし、数日後にまた同じ電話があり、今度は本当に富子が殺されてしまう。富子は地方出身で身寄りのないOLだった。
ゴリさんと長さんはダンスホールに被害者が出入りしていたことを突き止め、聞き込みや張り込みをするものの手がかりはなく、関係のないチンピラを捕まえてしまう。
そこへ犯人から3度目の電話がかかり、やはり富子と同じ境遇のOLが殺される。2人の接点として結婚相談所が浮かんでくる。
一方、凶器の腰紐の線からこれも孤独な男が容疑者として浮かぶが、警察の追及をあざ笑うように逃れ姿を消す。
男はボスに電話をかけてきて、ある展望台にいると挑発してきた。
ただし、警官の姿が見えたら持っているダイナマイトを爆破させて、見物人もろとも自殺するという・・・。

天涯孤独のボスにおせっかいのテキサスが女性を紹介、この二人の大人な関係性と、ボスの女性に対する「拘り」を垣間見せる部分とで切なくなるのと、孤独を共有したいがために自己の孤独感を押し付け殺人に走る男とボスの対決と描きますが、クライマックスの強烈な切なさはちょっと呆然としてしまうほどのインパクトがあります。
とは言いつつも、ゴリさんや長さんのチークダンスも目撃できるオマケがあったりします。

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ラガーの覆される想い出/ブルース、ニワトリを飼う

2013-10-04 07:13:37 | 日テレプラス日誌
本日の日テレプラス・ブルース登場編、予てよりの予告通り#571の放送はありません。


第570話 58.09.30 遠い想い出 (ラガー・ブルース)

ゲスト:内藤剛志
 井上肇 相沢治夫 伊藤彰洋 小田健八 芹沢常夫 真田陽一郎
 吉村真理 町田政則 岸本功 千葉茂 新井一典 小川真喜子 田中康範 長野誠

脚本:小川英 尾西兼一
監督:堀内泰治

ある会社の給料運搬車が2人組の男に襲撃され、輸送にあたっていた経理課・杉田は銃殺され、課長の吉沢も殴られて重傷、現金2,700万円が強奪された。
その直後、犯人の一人である黒井が仲間割れで殺された。
黒井は被害に遭った会社の下請け会社の工員で前科一犯の過去があった。その黒井の交友関係を調べた結果、バーテンの西本が浮かび上がる。
ラガーたちは西本に会うが、彼はラガーの小学校時代に一緒にラグビーをした幼馴染みだった。
ラガーは再会の嬉しさを隠しきれないが西本の対応はクールだった。
西本はアリバイを主張し、ラガーはそれを信じた。
そんな時、新宿のバーのホステス・ユキが絞殺された。彼女に部屋には強盗が使用した拳銃が残されていた。
ユキは竜神会とも関係があり、拳銃の売人と判明、目撃者の証言では不審なバイクが走り去ったという。
西本に再びアリバイを訊くと、彼は九十九里をバイクで走っていたという。犯人のバイクはスピードの出し過ぎで転倒していたことが判明、西本のバイクにも傷があり、西本に状況証拠的には不利な状況ではあったもののラガーは西本を信じると言い切る。
ところが西本はラガーとブルースを振り切りバイクで逃走、壮絶な追跡の末、西本はブルースに発砲した・・・・。

小学校時代のラガーの熱い想い出、それが覆される悲劇であります。
熱いラガーと、ショックを背負ったラガーと、冷静さを必死に追い求めるラガーと、脂が乗ったラガー主演編です。
また今回は自動車事業部諸兄には当時ショッキングだった、セリカXXの破損追跡が見どころ、ジャンプ・河川走行で相当ダメージを受けます。
ゲストに内藤剛志さんがメイン。西本の悪行と本来の優しい部分をほのめかす熱演が見ものです。

第572話 58.10.14 青い鳥 (ブルース)

セミレギュラー:渡瀬ゆき

ゲスト:速水亮 
 原泉 姫ゆり子
 奥野匡 冨田浩太郎
 古川真司 明石多佳子 北見せい子 飯田テル子 大木史朗 藤井章人 田中宏信 吉松恵理子 増渕悠樹
 
脚本:小川英 亜槍文代
監督:堀内泰治

ビル屋上から三春観光の常務・柴田が転落死した。
会社は中堅の観光会社、柴田には人に恨まれていた形跡も自殺の兆候もなかったという。
ドックとブルースは柴田のポケットに付いていた青い鳥の毛が気になった。柴田の周辺に青い鳥が見当たらない為だ。
2人は社長の三春の家を訪れた。先代が昨年亡くなった跡を継いだばかりの彼は30歳そこそこで若い。面談をしていると、三春の息子・稔がニワトリを追いかけて応接室に入ってきて、ブルースがそれを捕えて渡してやる。
お手伝いのミヨの話では、稔は生き物を飼ってはすぐ飽きて放り出してしまうため困っているという。
その稔の動物小屋にて死んだ青いインコを発見したものの、調べた結果柴田の「青い鳥」とは合致しなかった。
柴田の解剖の結果最期の食事時間が判明、青い鳥含め両方から事件の解明を始めることとなった。
その矢先、三春邸に若い男が侵入しようとした事件が発生、ドックは三春の様子に不審を覚える、その夜、帰宅したブルースは、妻・泉から聞いた話から、柴田は誰も知らない別な通勤コースがあったと考えた結果、青い鳥を発見する。
飼い主のクニは柴田を知っており、彼がこの数か月厄介な事を抱えて眠れないとこぼしていたという。
病院のに当たった結果、柴田は強度の不眠症であったことが判明、家族は彼が動物好きで不眠症だったことは全く知らなかった。
そんな時、再び若い男が三春邸に侵入、逮捕された。男は浪人生でニワトリの鳴き声に対しノイローゼ気味で、抗議した結果三春からニワトリを焼くなり殺すなり好きにしろと言われたという。
その頃トシさんは、柴田と最期に食事をした相手を発見、なんとライバル会社の社長だった・・・・。

アクションと熱さを秘めた冷静さが売りだった登場当初のブルースに一つ、生命の大切さを色濃く加味した一編。ブルースの拘りもさることながら、アクションだけではないブルースの魅力を押し出します。
さらに、今でもあるであろう、動物をモノとしか見ない眼に対してのメッセージも込められた、太陽らしい作品になっています。


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