「太陽にほえろ!」当直室 仮設日誌 PART2

6年半ご愛顧いただいた『太陽にほえろ!当直室』(since2002年5月)復活ブログ、引っ越しました。(2014年7月)

七人の刑事(新)メモ #3~

2012-08-18 17:10:27 | 浮気心
【浮気心『七人の刑事(新)』】

こちらも話が進んだので、消化しておきます<(_ _)>

太陽の刑事ドラマとしての見本であったとされる旧作から基本フォーマットは継承しつつ、旧作は生放送→VTRで主にスタジオ撮影という撮影(放送)方式から、新作はフィルムと同じくロケを多用するようになっているので、場面設定的には問題はないのですが、当時のVTRの性能というか質がまだフィルムのきめ細やかさに追いついていない部分が結構あります。
ただ、さすがVTR。色彩については鮮やかですね。

主役の沢田班=警視庁・捜査一課・第十係の面々は、エリート感はあまりなく、叩き上げの刑事が集まっている感じで、沢田係長も特に偉ぶることもなく、若手がけっこう反発して(主に北川刑事)対立構造が生まれますが、それでも本庁の刑事。一度指令が下れば一本線で突進する感じです。

しかし、太陽の藤堂チームについても特命チームについても、自己主張の面で他のチームを追随させない物凄い勢いがありました。
これは私が見ている今のところ、特捜隊も沢田班にも無いものです。
多分、そのあたりが決定的な違いだと思います。
チームものでは自己主張を際立たせるのはバランス的に至難の業なのですが、観ている方にはわかりやすいもので、その解決方はだれかを主役に徹底的に据えるという事だったと思います。

ただ、テレビ創世記の刑事ドラマは刑事を主役に据えても、エピソードや事件自体をメインキーに持ってくる形なので、そうしてもゲストの方が主役の形になったというのがあるのかもしれません。
個人的にはその方式、嫌いじゃないです。


#3 ブルートレインはふるさと行 (メイン:姫田刑事・佐々木刑事)

*サブタイトルデザインが、タイトルと同じパターンに。
*ナンさんはお茶くみを若手に強要するものの(^_^;)、長さんは若手のまずい茶より自分で入れたほうがましだと。。。合理的?
*ヒメさんは五年ぶりに郷里・鹿児島で同窓会、ヒメさんは警官になって10年、同級生の中で何となく「取り残された」感じを受けてしまう。
*恩師がここでも浜村淳氏(^_^;)
*ブルートレイン(富士)で移動ヒメさん、道中である女と出くわす。
*その女は個室で撲殺!鹿児島から出てきて売れないモデルをしながら、コールガール業で生計を立てていた・・・演じるは風吹ジュン氏・・・。
*東京で捜査に行き詰った沢田班は、ヒメさんとササやんを鹿児島へ派遣・・・ヒメ連続ブルートレイン乗り。
*ササやん=いびきは酷い、なお宇部出身とのこと、家出経験あり、オムレツ好き、昔を思い出しながら「うさぎお~いし♪」
*ナンさんのライターガス欠。
*北川刑事のバイクに乗せてもらうナンさん。
*乗客の一人の鉄分たっぷりの男の子一人旅・・・ちゃんと音録、それが捜査を展開。
*え~マイク映ってるんですけど(^_^;)
*犯人はハコ師に落ちぶれてしまった女の同級生だった・・・。

*沢田警部が部下に指示を出す時の点呼(?)パターン
 現場=○○刑事(南警部補・久保田部長刑事) 刑事部屋=○○君 それ以外は愛称という感じでメリハリがある。


#4 ひとりぼっちのビートルズ(メイン:北川刑事・姫田刑事)

*脚本・原案 長谷川和彦氏、ゲスト・ジュリー氏という昔から話題になっていた作品。
*DJ狙撃事件から連続殺人事件、それにタクシーが絡んで・・・・
*犯行動機は好きな女DJが自殺、その原因をたまたまタクシーのなかで聞いてしまったということから・・・。
*Let it be がメインテーマ
*ラジオ局の派手なスタッフは久米宏氏(^_^;)、もう一人のスタッフは七曲署の山田鑑識員。
*ガンさんは無線・オーディオマニア
*ナンさんの息子は車好き、遅くに生まれた子らしい。
*ヒメさんと北川(ナンさんから「ポマード」初出)の対立が激化、係長曰く、「昔の俺とナンちゃんみないなものだよ」
*今回の黒パトは据え付けパトランプの230後期セドのハイヤー。
*VTRのスーパーインポーズ採用。
*プッシュホンを所望のクボ長、所轄の方がどうやら装備は進んでいたらしい。
*ナンさんは大食漢?息子へ贈るつもりの「ル・ボラン」から手がかりが。
*ヒメさん被弾!拳銃はコルトローマンmarkIII

*ジュリー氏の演じる役は清坂もそうですが、破滅的で閉鎖的な役柄が多かったなぁ・・・。


#5 刑事は結婚詐欺師(メイン:岩下刑事・久保田部長刑事)

*ガンさんの警察手帳が電車でスられてしまう。
*真っ先にクボ長に相談するガンさん。クボ長も旧作で名刺を悪用されてしまった過去があり、優しい。
*たまたま手帳が「回ってきた」男が岩下に成りすまして刑事の真似事をし始める。
その男・前科もちの清水に城西署が休みになった直後のボンさんこと小野武さん。
なかなか軽妙に演じて面白い。
*その被害を被ったガンさんは気が気じゃない・・・
*そして起こった金貸し殺し。
*ボクサー崩れの男が容疑者に・・・
*偶然、容疑者の姉と清水が出会う。
*逮捕した容疑者と姉を面会させることをナンさんが独断で許可
*清水は姉に感情移入、捜査の真似事を開始する。
*清水の悪友と真犯人が繋がっていた。
*覆面車はハイヤーのクラウン、やっと脱着式のパトランプに。コスモLガンさん号も活躍。


#6 パニック・イン・警視庁(メイン:沢田班・姫田刑事)

*ヒメさんはまた休暇(^_^;)
*婦警に浅野ゆう子さん。
*ポマードが、本庁の地下トイレで撃たれた4課黒田刑事を発見、本庁内は直ぐに厳戒態勢。
*刑事部長は中丸忠雄氏、捜査一課長は南原宏治氏。
*ヒメさんは墓参りにいわき市まで足を延ばしていたが急遽帰庁するため列車に飛び乗る
*警視庁はパニック状態に、さらに使用拳銃はS&WM10、警察官の拳銃。
*本庁内の拳銃、発射反応検査が開始される。その最中、資料室で増岡刑事が撃たれた!
*第二犯行で条痕が判明、庁内で盗難にあったものだった。
*二名の被害者刑事は2年前まで城南署に所属、本件と同じ日に強盗の共犯を今回の被害者含めた刑事3人で追い、死なせてしまっている。
*もう一人の刑事が、当時革ジャン・長髪・ジーパン姿のヒメさんだった。
*犯人は死んだ「強盗の共犯」の母親で、本庁に掃除のおばさんとして乗り込んでいた。
*最後が浅野婦警を人質にとり、ヒメさんと対峙するものの、息子が殆ど自殺と知ったことで放心状態になりその隙に逮捕。


#7 愛と憎しみの殺人 (メイン:沢田班)

*会社員の部屋で、彼の会社の部長の娘が死んでいるのを彼の恋人が発見。部屋には鍵がかかっていた。
*むろん、会社員が疑われる、部長の娘ともかつて付き合っていたことから長いこと拘束されることに。
*その会社が不況の風をもろに受け、人員整理や合併の憂き目に・・・。
*清純だった部長の娘もそれに巻き込まれて・・・結局はなんと父親ともみ合った末に頭を打ったものの、父親を庇うために別な場所までタクシーで向い事切れた・・・。
*ナンさん、風邪をひく。


#8 連続ネクタイ絞殺魔 (メイン:沢田班)

*トビー門口氏が冒頭から登場。
*年代のバラバラのネクタイで、外国人から北国の女まで殺される、連続殺人が発生。
*ポマード北川、今回はかなり反発的で、沢田警部にまで捜査方針で意見を言うが、それが比較的温厚だったクボ長の怒りに触れる。
*沢田警部は胃痛が激しく、薬を持ち歩く(飲み歩く)
*札幌に飛ぶクボ長。旧・千歳空港や余市・すすきのが映し出される。
*第四被害者は助かった。
*犯人は病的な独占欲と潔癖さをもったパイロットだった。
*第四被害者をガードする、姫さんとガンさん、しかしパイロットに被害者を奪われ、長さんに激怒される(^_^;)
*コスモ・ガンさん号とパイロットのRX-7が都内でカーアクション。

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