上海城市新聞Vol.22『天の果て、海の果て』(その13)はこちらです⇒ http://blog.goo.ne.jp/taichou-san2014/e/904ae40ccd734f0755a530954ff8afa8
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【5日目:4月25日(木)】快晴。「鹿回頭公園」「果物市場」「三亜湾海岸」に行きました。
今日も三亜は、朝から日差しが強い です。
朝食は、一昨日に行った「迎賓路」と「外貿路」の交差点にある “琼式早餐(海南式朝食)” で食べました。
注文したのは、お粥、油条(揚げパン)に揚げ餅です。値段は、13元(約220円)。
一度、ホテルに戻り支度をしてから、9:45に出発しました。
この日の最初の目的地は、『鹿回頭公園』です。
『鹿回頭公園』は、三亜湾に突き出た半島の海抜285mの高台に建てられた観光公園で、三亜湾・三亜市街が一望出来ます。
『鹿回頭公園』前の「鹿回頭風情園」バス停まで行くのは22路のバス ですが、「解放路」を通っていないので、手前の「鹿回頭村」まで行く3路に乗って、終点で22路のバスに乗り換える計画を立てました。
ホテルから徒歩12~13分の「市中行」のバス停から3路のバスに乗り込んだのが、10:00でした。
バスは、三亜市街を抜け、半島の坂道を登り始めます。左右には、リゾートホテルや高級別荘地が続きます。
終点の「鹿回頭村」に着いたのが10:40。バス料金は、2元(約33円)でした。
バスを降りて当たりを見回しても、バス停の表示もありません。
22路のバスはいつ来るのか分かりません。
折り返し運転で待機していた3路のバスの運転手さんに聞いても、「22路バスの運行は、1時間に1本で、いつ来るか知らない」との返事です。
【終点で待機する3路のバス】
途方にくれていると、通りがかった三輪バイクタクシーが声を掛けてきます。
『鹿回頭公園』までいくらで行くか聞くと、30元(約500円)と答えます。
バスだと1元の距離を、あまりにもぼったくりの料金なので、断りました。
1時間待つかと覚悟を決めていたところ、運良くタクシー が通りかかりました。
10:55に乗車して、11:00には『鹿回頭公園』に着きました。
基本料金の8元(約130円)だけを払って下車しようとすると、タクシー運転手が「俺が入場券と観光電動車のチケットを買ってやるので、45元(約750円)よこせ」と言います。
彼の目的が理解出来ず、「降りてチケット売り場で料金を確認する」と言い、運転手と一緒に切符売り場の前に行きました。
すると、確かに門票(入場切符)が30元(約500円)、観光電動車が15元(約250円)で計45元です。
納得して運転手に45元とタクシー料金の8元を渡すと、切符売り場に並ばずに脇にある公園の管理事務所の中に入って行きます。
「しまった!45元持ち逃げされる」と思ったのですが、タクシーは離れた場所に鍵をかけて停めています。
逃げようとして、事務所から出てきたら捕まえようと思っていたら、運転手はチケットを持って出てきます。
渡されたチケットを見ると、30元、15元と書いてあり割引切符ではありません。
事務所からバックマージンでも、貰えるのでしょうか。
「『天涯海角景勝地』前のバス停で降りずに、「码头(埠頭)から船に乗れ」と勧めるバスの車掌や、今回のタクシーの運転手のように、三亜には不思議な人がいますね。
観光電動車には中国本土から来たと思われる団体客が次から次へと乗り込みます。
満員になり次第、観光電動車は走り始めました。
急坂を登って行くと、樹樹の隙間から三亜市街や港が見えてきます。
【中央が「鳳凰島(Phoenix Island)」と呼ばれる人工の島】
約5分で電動車を降りて、ここから坂を歩いて登って行きました。
頂上付近には、この地の名前の言われとなった、鹿と青年と娘の像がありました。
その昔、鹿を追っていた先住民の青年が、鹿をこの地まで追い詰めた時に、鹿が美しい女性へと変身し、二人は恋をしてこの地で幸せに暮らしたと言う伝説です。
展望台からは、市街や海が一望出来ます。日差しは強いですが、展望台を吹き抜ける風は心地良かったです。
展望台からの風景はこちらからご覧いただけます⇒ http://youtu.be/rQ3inw7WHKQ
赤とんぼが飛んでいます。4月の下旬に赤とんぼが見られるとは。
公園内の樹樹の間にカメレオンがいるのも見つけました。
この場所を去りがたかったのですが、次の目的地に行かなければと、再び電動車に乗り、12:45には出口に向かいました。
22路のバス、またはタクシーか早く来た方に乗ろうと思っていたら、約10分ほどでタクシーを捕まえることが出来ました。
次の目的地は、魚市場『鴻港市場』です。
『鴻港市場』前でタクシーを降ろしてもらいました。料金は、12元(約200円)。
一昨日以来、コーヒー を飲んでいないので飲みたくなり、昼食は近くのKFCに入りました。
時間は12:45になっていました。
==== 続きは、上海城市新聞Vol.22『天の果て、海の果て』(その15)で====