今年も我が家の庭にモリアオガエルがやって来た。発見したのは昨日(4月30日)の晩。それにしても4月下旬にやって来るとは、これまでに例のない早さだ。(もしかしたら我が家で越冬してたの??)
これまでの経験から・・・ この色でこのように無地の個体は、♀の可能性が極めて高い。(撮影日時:2024年4月30日8時40分頃)
昨晩2匹目のモリアオガエルを発見する(下になっている小さい方が2匹目)。発見時は雨が降っていたので、雨の上がった翌朝に撮る。(撮影日時:5月7日9時頃)
♀が♂の上に乗るのは考え難いので、1匹目の大きい方は♀ではなくて♂の可能性が高い。体長は目測6cmと4.5cmくらい。4.5cmだと成熟した♀にしては小さすぎるので、たぶん両方とも♂だろう。(モリアオガエルは雨の夜にやって来て、雨の夜に山に帰る。)
庭で越冬した昨年生まれの子ガエルを発見する! こんなのが庭に何匹か居るだろうから、踏んづけないように気を付けねば。(撮影日時:5月8日9時頃)
3匹目のモリアオガエルがやって来た。体長は目測3~3.5cmくらい。こんなのが繁殖活動に参加できるのだろうか、と思うほど小さい。大きさに比例して、鳴き声は小さくて高い。(撮影日時:5月14日21時10分頃)
しばらくおいて・・・
雨上がりの朝、今年4匹目のモリアオガエル(以下4号とする)を発見する。体の小さかった2号と3号は、先月末頃から姿を見なくなっている。なので今いるのは、1号と4号になる。どちらも似たような大きさだが、上にいる方が1号(♂)で、少し大きく見えた下が4号(♀)と思われる。(撮影日時:2024年6月10日9時20分頃)
翌朝になると、(産卵用の)小さなサカキの木に卵塊があった。サカキは今年になってから、ホームセンターで購入した物である。枝葉が水面の上に来るように、無理やり幹を捻じ曲げて植えた。(撮影日時:2024年6月11日6時40分頃)
昼間はいつも池の側のサンシュウか、ツバキの木にいるモリアオガエル。今朝は珍しくも池から6~7m離れた所の、カシの木にいた。先日産卵した1号か4号の、どちらかだと思う。(撮影日時:2024年6月16日6時頃)
カシの木にいるのとは違う所(サンシュウの木)で、たまたま鳴き声が聞こえた。その辺りを探したら1匹の新顔がいた。大きさは目測6~6.5cmで似たようなもんだが、新顔の5号には黒斑がある。昨晩10mm程度の雨が降ったので、その雨に乗じてやって来たのだろう。(撮影日時:2024年6月16日13時半頃)
産卵してから今日で6日目。そろそろ卵から、オタマジャクシになっている頃である。5号の写真(↑)を撮ってから、卵塊をチェックした。そしたら卵塊の底に、何かが漏れ出したような形跡があった。昨晩の雨の影響で、大半のオタマジャクシが流れ出たのであろう。中身に配慮しながら、今度は卵塊の中をチェックした。そしたら少数のオタマジャクシと、まだ卵の状態のもあった。
これまでの経験で学習した事! 全く雨が降らなければ卵塊の泡は乾燥してしまい、泡からオタマジャクシの脱出は難しくなる。産卵中もしくは産卵直後に雨が降れば、泡は流れ落ちてしまう可能性あり。よってモリアオガエルの産卵には、適度なタイミングで適量の雨が必要。
枯れたスイレンの葉の上で休憩中のオタマジャクシ。体長は8mmくらいかな(撮影日時:2024年6月17日10時40分頃)