<若桜神社 わかさじんじゃ>
今回、兵庫近辺の鉄の神々を巡る道中で、
最もルート選択に迷ったのが、宍粟市千種町から
どの道を通って日本海側へ抜けるかという部分でした。
この一帯には、訪れてみたいスポットがあちこちに点在し、
調べれば調べるほど立ち寄りたい神社が見つかるのですが、
今回の旅で最も長い走行距離を予定しているこの日は、
のんびりと寄り道をしている暇はありません。
車の中でしばらく逡巡すること十数分、
いくつかの選択肢の中から意を決して選んだのは、
鳥取県八頭郡若桜町にある若桜神社(わかさじんじゃ)です。
なぜこの神社をチョイスしたのかと申しますと、
ざっくりいえば「何となく古そう」といった直感のみ……。
しかし、実際に訪れてみたところ、
本当に「古そう」な神社であったことは確かで、
2年に一度華々しく催行される若桜神社大祭はもちろん、
麒麟獅子舞と呼ばれるこの地方特有の芸能が伝わるなど、
なかなかの由緒を感じさせる場所でありました。