たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

防衛基地

2016-02-16 11:36:06 | 西日本の神社

<宗像大社 むなかたたいしゃ>

 

九州本土から海に向けて一直線に並ぶ、

沖津宮、中津宮、辺津宮の三宮は、

朝鮮半島との交流の拠点として、

日本の国益を左右する重要な場所でした。

特に、対馬や朝鮮半島に最も近い沖津宮は、

古代の祭祀場としての役割とともに、

日本の防衛基地としての一面もあったようです。

 

九州と朝鮮半島とに挟まれた玄界灘は、

大きな航海の危険をはらむ荒海で、

古来より朝鮮へ向かう朝廷の使者は、

まず海への玄関口に立つ宗像大社に立ち寄り、

旅の航海の安全を祈願したと聞きます。

そして今も、この一帯の海域は、

近隣アジア諸国との関係のカギを握っています。