たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

神がかり体質

2016-02-02 11:18:50 | 西日本の神社

 

<宇佐神宮 うさじんぐう>

 

天皇の命により、八咫鏡と草薙剣を携え、

皇祖神の安住の地を求めて旅をした

二人の皇女(豊鍬入姫命、倭姫命)が、

優れたのシャーマン(巫女)であったように、

海人族の血筋を持つ人々の多くは、

「神がかり体質」の持ち主でした。

 

縄文時代の長い歴史の中で、

海外の神事(古代ユダヤ教、道教など)

に触れた影響もあるかとは思いますが、

もともと「神がかり体質」というのは、

彼らの中に備わっていた資質であり、

私たち日本人の中に流れている遺伝子でもあります。

 

卑弥呼の伝説が残る国東半島付近は、

そういった神がかり体質の人が集まると同時に、

海外からの「実践性のある呪術」が流れ込む場所。

宇佐神宮に比売大神(ひめのおおかみ)、

神功皇后(じんぐうこうごう)という、

偉大な女性神・シャーマンが祀られているのも、

この土地の風土をよくあらわしているのかもしれません。