<宇佐神宮 うさじんぐう>
天皇の命により、八咫鏡と草薙剣を携え、
皇祖神の安住の地を求めて旅をした
二人の皇女(豊鍬入姫命、倭姫命)が、
優れたのシャーマン(巫女)であったように、
海人族の血筋を持つ人々の多くは、
「神がかり体質」の持ち主でした。
縄文時代の長い歴史の中で、
海外の神事(古代ユダヤ教、道教など)
に触れた影響もあるかとは思いますが、
もともと「神がかり体質」というのは、
彼らの中に備わっていた資質であり、
私たち日本人の中に流れている遺伝子でもあります。
卑弥呼の伝説が残る国東半島付近は、
そういった神がかり体質の人が集まると同時に、
海外からの「実践性のある呪術」が流れ込む場所。
宇佐神宮に比売大神(ひめのおおかみ)、
神功皇后(じんぐうこうごう)という、
偉大な女性神・シャーマンが祀られているのも、
この土地の風土をよくあらわしているのかもしれません。