たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

海の正倉院

2016-02-15 00:55:55 | 西日本の神社

<宗像大社 むなかたたいしゃ>

 

沖ノ島は九州本土から約60km先の沖合に浮かぶ無人島で、

九州と朝鮮半島とを結ぶ玄界灘のほぼ中央に位置します。

古くから女人禁制、禊をしなければ上陸不可能、

島のものは一木一草一石たりとも持ち出し厳禁、

等々の厳しい風習を、今も守り続ける神の島でして、

約八万点にも及ぶ国宝級の神宝を有することから、

「海の正倉院」とも呼ばれています。

 

最近では頻繁にメディアに取り上げられたり、

沖ノ島を世界遺産に押す運動が行われたりと、

一般人の間でも知られる存在になりましたが、

もともとは限られた神職しか立ち入れない

古代の重要な祭祀場で、島自体が禁足地です。

この地で祀られていた神宝には、

強力な呪詛の力が秘められているとも聞きますし、

盗難や不敬等による神罰の噂も未だに絶えません。