たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

高宮斎場

2016-02-17 11:38:16 | 西日本の神社

<宗像大社 むなかたたいしゃ>

 

宗像大社の辺津宮の脇から、

小高い丘を登っていくと、

古代の祭祀場の雰囲気を色濃く残す、

高宮斎場と呼ばれる場所があります。

ここは宗像三女神が降臨した地ともいわれ、

辺津宮の重要な祭祀はすべてここから始まるそうです。

 

伊勢神宮・外宮の多賀宮(たかのみや)しかり、

三輪山山頂の高宮神社(こうのみや)しかり、

高(たか)という名のつく場所は、

神社の中でも特に神聖視される場所。

逆にいうと、安易に軽々しい行動を取れば、

確実に神罰を受けるということです。

 

祭祀の島である沖の島の神宝に、

強力な呪詛の力が秘められているように、

海神(わだつみ)系の神社には、

強大な祓いの力が宿っています。

日本の防衛に果たす宗像大社の役割は、

これからますます大きくなるのでしょう。