たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

先住民

2016-02-28 13:13:01 | 名草戸畔・神武東征

<琴ノ浦 ことのうら>

 

名草や名草戸畔(なぐさとべ)については、

以前から調べてみたい気持ちはあったものの、

なかなか気軽には足を踏み入れられない領域でした。

ただ今回、名草山周辺の神社を巡ってみて、

やはりこのあたりは、日本建国の経緯と、

日本と海人族との関わりを考える上で、

どうしても外せない地域であることを確信した次第。

 

ヤマト入りを目指していた神武天皇は、

ようやくたどり着いた念願の地を目前にして、

各地の先住民の抵抗により行く手を阻まれます。

熊野の山中で山の民・川の民と対峙するにあたり、

名草や那智といった海岸沿いの地域で、

海の民を味方に引き入れなければなりませんでした。