たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

浦島太郎

2016-02-07 11:32:11 | 西日本の神社

<住吉大社 すみよしたいしゃ>

 

住吉大神は、底筒男命(そこつつのおのみこと)、

中筒男命(なかつつのおのみこと)、

表筒男命(うわつつのおのみこと)の総称であり、

別名・塩土老翁(しおつちのおじ) とも呼ばれる海の神様です。

 

塩土老翁は、神話の海幸山幸の件の中で、

山幸彦を海神の宮へと導いたり、

神武東征の件で天皇の道案内をしたりと、

歴史の要所要所で登場する水先案内人のような存在。

その印象的な登場の仕方や仙人のような風貌から、

浦島太郎のモデルではないかとも噂されています。

 

日本書記の中で、浦島太郎は実在の人物とされており、

その故郷はなんと墨吉(住之江)なのだとか。

浦島伝説を伝える籠神社と住吉大社、

そして住吉大神の神事が残る宇佐神宮が、

浦島太郎(塩土老翁)を通して一本の線で結ばれるのですね。