<宗像大社 むなかたたいしゃ>
沖ノ島は九州本土から約60km先の沖合に浮かぶ無人島で、
九州と朝鮮半島とを結ぶ玄界灘のほぼ中央に位置します。
古くから女人禁制、禊をしなければ上陸不可能、
島のものは一木一草一石たりとも持ち出し厳禁、
等々の厳しい風習を、今も守り続ける神の島でして、
約八万点にも及ぶ国宝級の神宝を有することから、
「海の正倉院」とも呼ばれています。
最近では頻繁にメディアに取り上げられたり、
沖ノ島を世界遺産に押す運動が行われたりと、
一般人の間でも知られる存在になりましたが、
もともとは限られた神職しか立ち入れない
古代の重要な祭祀場で、島自体が禁足地です。
この地で祀られていた神宝には、
強力な呪詛の力が秘められているとも聞きますし、
盗難や不敬等による神罰の噂も未だに絶えません。