昨夜、ヒッチコックを2本も見た後、
3:30頃までパゾリーニの『奇跡の丘』を見てから就寝した。
目覚ましセットして7:00に起きた。
今日は長崎の原爆記念日。
この日記ブログに「焼けた線路」の記事を更新し直した。
「焼けた線路」は毎年8/9に再更新、再々更新している。
原爆投下直後の焼け曲がった線路を辿り長崎市内に向かって
一人歩いていた子供だった人から聞いた体験談を思い起こす。
その人が帰天して10年が過ぎた。
言葉は不思議だ。
語った人は世を去って10年の歳月が過ぎても、
語られた言葉は鮮明に残っている。
朝っぱらから記事更新なんかしていたら
時間ぎりぎりになってしまった。
急ぎ出かける。
今日は8月の第2日曜日、召天者記念礼拝。
原爆の日と重なるのは珍しい。
遺族なので喪服を着用して教会に行く。
生憎の曇りで空は重たい。
普段教会に来られない遺族や
遠方からはるばるこの日のために集まる遺族と
普段から来ている教会員達とで礼拝堂がぎっしりだった。
事前に案内を送って出欠を確認していたので
聖書と讃美歌、席や食事の過不足なくスムーズに進行、
牧師夫妻と教会員達のマネジメント力を実感した。
召天者記念礼拝
黙祷
招詞 詩編66;1~4
讃美歌(21) 208 560
聖句暗唱 コロサイ3;15
子供のための紙芝居
主の祈り
祈り
讃美歌(21) 385
聖書朗読 ヨハネ12;20~26
説教
讃美歌(21) 481
献金
祈り
頌栄 28
祝祷
毎年集まる遺族も高齢になって足腰が辛そうだったりするが
これから出産を控えている人がいて、赤ん坊がいて、
ちびっ子達がいつもより大勢いて年齢層の幅が大きい。
普段見かけない子がいて興奮し大騒ぎする子供達がいて
ぎゃん泣きする赤子がいてハラハラする親達がいて。
さながらお盆に爺ちゃん婆ちゃんの家に集まってきた
兄弟姉妹、いとこ達親族一同の里帰りのような賑わい。
去年集まった遺族と今年もまた会えた。
礼拝の後、皆で仕出しの弁当を食べて会食、
それから教会の墓地に向かう。
市の郊外、車で10分ほどの場所。
じじが生前タンチョウの写真を撮りに行き来した道の途中にある。
墓地の清掃の時よりもずっと涼しい。
夏椿はもう終わっていた。
生花を飾ると
親指くらいのでかい虻や蜂や、
その他色々な虫がぶんぶん寄って来る。
子供達が叩き落とそうとするのを遺族の若い親達の誰かが諌める。
「やめなさい!お墓で殺生したらダメだよ!」
そうか。
墓の周りの虫や植物は故人の化身だという考え方があるのだった。
キリスト教の価値観ではないが、私も
死とか命に思いを馳せるために来た場所でそういう事をしたくない。
墓前礼拝
讃美歌(21) 111
聖書朗読 ヨハネ11;17~27
説教
祈り
しばし墓の前で皆で歓談。
納骨堂の中で私がじじの遺骨を見ていると
牧師先生が入って来た。
納骨堂内部のに掲げた聖句を彫った大理石の板は、
牧師夫妻が若い頃に東南アジアでボランティア活動をした時に
買って来たものだそうだ。
墓所を移転する前の、古い昔の教会墓地を建てる時に納骨堂入口に
「神は愛なり」の聖句を掲げる事になってこの石板に聖句を彫った。
題字は教会創立以来の大先輩に毛筆で書いて貰ったもので、
古い墓所を移転する時に剥がし、新しく今の納骨堂を建てる時に
納骨堂の壁の天井近くの高い所に貼った。
「神は愛なり」の文字の下に、
教会の歴代の召天者達の名前がずらりと並んでいる。
一番末尾にじじの名前もある。
召天者達の遺骨はこの聖句と向き合いで安置されている。
じじの納骨をしてからちょうどまる1年になるのか。
墓所なのに陰気でも陰鬱でもなく、悲壮感もなく
妙にあっけらかんと明るいこの場所で
皆で冗談を言ったり近況報告したりし合って
「私達、みんな順番にここに並ぶのよね」などと
去年と同じ事を言って笑っている。
教会から霊園への行き帰りは、宣教師と共に
牧師夫妻の車に乗せて頂いた。
教会に戻る道の途中、湿原の見える場所で一瞬車を止めて貰った。
じじがここから撮った写真が遺品の中にあって
去年の今頃私は部屋いっぱいのじじの写真作品を
整理していたのだった。
去年もここから湿原を見た。
同じような曇り空で遠くの湿原の眺めも同じ。
市内に入る道の途中、畑にタンチョウを2羽目撃した。
こんな人里にいるのは珍しい。
教会に戻って、皆で後片付けをして解散。
この後宣教師による聖書の勉強会がある。
庭の植えてもいないのに何故か咲いてる花は
ますます秋の様相深まっている。
帰宅して、寒くもなく暑くもなく涼しいので
寛いでいる間に眠くなってきた。
昼寝する。
・・・・・
爆睡していた。
19:30。
夕食食べないと。
納豆蕎麦と思ったが、気が変わって納豆ご飯。
白菜煮込み、焼きピーマン、鯖塩焼き。
よく寝ただけでなく食生活も充実した一日だった。
・・・・・
さっき昼寝から起きたばかりなのにもう眠い。
こんなに眠くて大丈夫か自分。
昨夜のヒッチコック×2+パゾリーニ×1=3本の映画疲れ。(笑
3:30頃までパゾリーニの『奇跡の丘』を見てから就寝した。
目覚ましセットして7:00に起きた。
今日は長崎の原爆記念日。
この日記ブログに「焼けた線路」の記事を更新し直した。
「焼けた線路」は毎年8/9に再更新、再々更新している。
原爆投下直後の焼け曲がった線路を辿り長崎市内に向かって
一人歩いていた子供だった人から聞いた体験談を思い起こす。
その人が帰天して10年が過ぎた。
言葉は不思議だ。
語った人は世を去って10年の歳月が過ぎても、
語られた言葉は鮮明に残っている。
朝っぱらから記事更新なんかしていたら
時間ぎりぎりになってしまった。
急ぎ出かける。
今日は8月の第2日曜日、召天者記念礼拝。
原爆の日と重なるのは珍しい。
遺族なので喪服を着用して教会に行く。
生憎の曇りで空は重たい。
普段教会に来られない遺族や
遠方からはるばるこの日のために集まる遺族と
普段から来ている教会員達とで礼拝堂がぎっしりだった。
事前に案内を送って出欠を確認していたので
聖書と讃美歌、席や食事の過不足なくスムーズに進行、
牧師夫妻と教会員達のマネジメント力を実感した。
召天者記念礼拝
黙祷
招詞 詩編66;1~4
讃美歌(21) 208 560
聖句暗唱 コロサイ3;15
子供のための紙芝居
主の祈り
祈り
讃美歌(21) 385
聖書朗読 ヨハネ12;20~26
説教
讃美歌(21) 481
献金
祈り
頌栄 28
祝祷
毎年集まる遺族も高齢になって足腰が辛そうだったりするが
これから出産を控えている人がいて、赤ん坊がいて、
ちびっ子達がいつもより大勢いて年齢層の幅が大きい。
普段見かけない子がいて興奮し大騒ぎする子供達がいて
ぎゃん泣きする赤子がいてハラハラする親達がいて。
さながらお盆に爺ちゃん婆ちゃんの家に集まってきた
兄弟姉妹、いとこ達親族一同の里帰りのような賑わい。
去年集まった遺族と今年もまた会えた。
礼拝の後、皆で仕出しの弁当を食べて会食、
それから教会の墓地に向かう。
市の郊外、車で10分ほどの場所。
じじが生前タンチョウの写真を撮りに行き来した道の途中にある。
墓地の清掃の時よりもずっと涼しい。
夏椿はもう終わっていた。
生花を飾ると
親指くらいのでかい虻や蜂や、
その他色々な虫がぶんぶん寄って来る。
子供達が叩き落とそうとするのを遺族の若い親達の誰かが諌める。
「やめなさい!お墓で殺生したらダメだよ!」
そうか。
墓の周りの虫や植物は故人の化身だという考え方があるのだった。
キリスト教の価値観ではないが、私も
死とか命に思いを馳せるために来た場所でそういう事をしたくない。
墓前礼拝
讃美歌(21) 111
聖書朗読 ヨハネ11;17~27
説教
祈り
しばし墓の前で皆で歓談。
納骨堂の中で私がじじの遺骨を見ていると
牧師先生が入って来た。
納骨堂内部のに掲げた聖句を彫った大理石の板は、
牧師夫妻が若い頃に東南アジアでボランティア活動をした時に
買って来たものだそうだ。
墓所を移転する前の、古い昔の教会墓地を建てる時に納骨堂入口に
「神は愛なり」の聖句を掲げる事になってこの石板に聖句を彫った。
題字は教会創立以来の大先輩に毛筆で書いて貰ったもので、
古い墓所を移転する時に剥がし、新しく今の納骨堂を建てる時に
納骨堂の壁の天井近くの高い所に貼った。
「神は愛なり」の文字の下に、
教会の歴代の召天者達の名前がずらりと並んでいる。
一番末尾にじじの名前もある。
召天者達の遺骨はこの聖句と向き合いで安置されている。
じじの納骨をしてからちょうどまる1年になるのか。
墓所なのに陰気でも陰鬱でもなく、悲壮感もなく
妙にあっけらかんと明るいこの場所で
皆で冗談を言ったり近況報告したりし合って
「私達、みんな順番にここに並ぶのよね」などと
去年と同じ事を言って笑っている。
教会から霊園への行き帰りは、宣教師と共に
牧師夫妻の車に乗せて頂いた。
教会に戻る道の途中、湿原の見える場所で一瞬車を止めて貰った。
じじがここから撮った写真が遺品の中にあって
去年の今頃私は部屋いっぱいのじじの写真作品を
整理していたのだった。
去年もここから湿原を見た。
同じような曇り空で遠くの湿原の眺めも同じ。
市内に入る道の途中、畑にタンチョウを2羽目撃した。
こんな人里にいるのは珍しい。
教会に戻って、皆で後片付けをして解散。
この後宣教師による聖書の勉強会がある。
庭の植えてもいないのに何故か咲いてる花は
ますます秋の様相深まっている。
帰宅して、寒くもなく暑くもなく涼しいので
寛いでいる間に眠くなってきた。
昼寝する。
・・・・・
爆睡していた。
19:30。
夕食食べないと。
納豆蕎麦と思ったが、気が変わって納豆ご飯。
白菜煮込み、焼きピーマン、鯖塩焼き。
よく寝ただけでなく食生活も充実した一日だった。
・・・・・
さっき昼寝から起きたばかりなのにもう眠い。
こんなに眠くて大丈夫か自分。
昨夜のヒッチコック×2+パゾリーニ×1=3本の映画疲れ。(笑