ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

整形受診

2013-04-30 20:43:14 | 日常
初診時の指示にて本日再診。
薄利骨折した左の外果はレントゲン画像上では相変わらずぷらぷらしていた。
このまま自然と吸収されて無くなる事は無いのか聞いてみたがそれはないらしい。
症状を確認したいのか、医師が患部を指で押そうとするので威嚇したら引いた。
痛みも腫れも依然続いているし何か処置をと言ってくれたが
湿布にかぶれ膨隆疹が出てステロイド軟膏塗りたくっているので
痛み止めの塗り薬も使えない。
経口薬で消炎鎮痛剤は気休めにもならず胃腸に潰瘍が出来るので辞退し、
結局このまま固定しただけでまた2週間後に診察予定。

雪!

2013-04-30 19:19:30 | 日常
雪降ってんですけど!


明日から5月であるが昼間も雪降って、今また本格的な雪降り。
多分神様がめんどくさいから春と夏と秋を省略して間もなく冬が来んだな。
世の終わりが来るのであろう。(((~- -)~

掃除+『白鳥の湖』

2013-04-29 09:54:16 | 日常
掃除のためじじ宅。
テレビつけたら『おとうさんといっしょ』という番組やってる。
こんなのやってたのか。


テレビやめて、映画ではないけどDVD。
マシュー・ボーンの『白鳥の湖』。
バレエは笠の開いた干しシイタケやイソギンチャク状の衣装が珍奇過ぎて好かないが、
マシュー・ボーンの『白鳥の湖』には干しシイタケもイソギンチャクも登場しないので、
安心して見る。

連休なので映画

2013-04-28 21:51:51 | 映画・DVD
連休なので映画見る。
フェリーニ『そして船は行く』。
フェリーニの映画の中で一番気に入っている。
何度見たか分からん。


(追記 23:51)
フェリーニ『そして船は行く』おわた。
あんまりよかったからもう一回見る。(´-`)


(追記 4/29 1:47)
フェリーニ『そして船は行く』2回目おわた。
何かもう、
この愛すべき珍人奇人変人狂人達が好き過ぎて酔っ払った。(´▽`)

妙な食事風景

2013-04-28 19:30:35 | Weblog
老健、じじの居室。


じじの気管は今日はごろごろ鳴っていない。
復刻版『のらくろ探検隊』とルーペ、手のひらサイズのハスキー犬のぬいぐるみ、
前にヘルパーさんに貰った首振り雪だるまなど、じじ宅のベッドサイドの物を
ちょこっと持って来てみた。


テレビで「笑点」やってる。
イヤホンつけてやるとベッド柵掴んで見入っている。


職員が夕食だと言って迎えに来た。
じじを起こそうとしたら便の匂いがする。
便が出ているようだがオムツは見ないのかと聞くと職員は変な顔をして返事せず
そのままじじを車椅子に乗せて、食堂に連れて行った。
食後にオムツ換えてくれと言ったが職員ははっきり返事せず。
病院にいた時はこちらで用意した紙オムツを持ち込んでいたので
汚れていたらその場で私がオムツ交換する事が出来たが、
老健では紙オムツもお尻拭きも施設の物を有料で使う事になっており、
家族が勝手にする事は出来ない。
そしてオムツ交換は決まった時間以外にはしない。
つまり便が出ているとしても決められたオムツ交換の時刻まで待たねばならない。
職員の人手が足りないからである。


食堂に行くと数十人の老人達が集まって夕食を食べていた。
そのうち職員が付いて食事介助している数人の中にじじはいた。
むせも無く口を開けて食べている。


何だか、変な食事の光景だ。
何だろうこの違和感。


何か変だと思ったら、この施設の食事の時間に音が無い。
こんな大勢の人がいて食事をしているのに音が無く、会話も一切聞こえない。
自分がこれまで働いてきた施設、病院何処も、夕食時に人が集まって食べると
当然高齢者同士の雑談で賑やかだった。
そして大抵はホールにテレビが設置されてあってニュースや天気予報なんかが
誰が見るともなしに流れている。
高齢者達も職員もニュースの事件や明日の天気をネタに何となく会話を交わすのが
私がこれまで目にして来たごく一般の施設の食事風景だった。
ただでさえ陰鬱になりがちなので和やかな会食の雰囲気を作るよう
何処の施設も雰囲気作りに苦心していた。
しかしここではテレビや音楽の音が無く、大勢いる高齢者も職員も、
食事中誰一人口を聞かない。
しんと静まり返って音が無く、まるで通夜のようだ。
何だか、今まで見た事も無いほど変な場所である。


一刻も早く特養の空きを見つけるか自宅に帰すかしないと、
これはまずいかも知れない。

足痛い

2013-04-27 08:44:55 | 日常
早めに就寝したら、
深夜剥離骨折してるくるぶしが虫歯のように疼いてやっきりこいたなぁ。
勤務中や通勤中など日常歩いてると痛くないのに安静にしてると痛みで目が覚める。
おまけに明け方元気な側の大腿からふくらはぎがつって悶絶した。


天気悪くて寒いし。
連休はこれから雪が降るって本当かい。。。。。orz

じじ、老健に入所した

2013-04-25 22:42:49 | Weblog
今日じじは退院し、私の職場の系列の老健に入所した。
退院当日だというのに、
多忙な病棟スタッフがじじを午前中の時間を割いて入浴させてくれていた。
入院から何度も発熱を繰り返したため、
じじはこの2ヶ月間まだ1度しか入浴していなかった。
入浴出来ない分、保清は毎日清拭して貰っていたがどうしても垢が溜まり、
皮膚の角質がぽろぽろ落ちていたのを、スタッフが気に掛けてくれたのだった。
有り難かった。
ただでさえ多忙なのに、手間を掛けさせてしまって申し訳なかった思う。


老健に着き、先にじじの居室に案内されて所持品の確認をし、
不要な物品の回収、不足物の補充などを職員が説明してくれた。
居室は西向きで日当たりよく、思っていたよりも広々している。
案内してくれた職員は笑顔で親身に対応してくれた。
じじは話しかけられてにこにこしていた。


私は荷物とじじを職員に頼んで、
主任看護師と相談員と私とで面談のため事務室に移動した。
主任看護師にこちらから挨拶した。
「お忙しいところ申し訳ありません。
 父がお世話になります。よろしくお願いします。」
年配の主任看護師がこちらに顔も向けず目線も合わせず、
横目で一瞥し露骨に迷惑そうな表情で言った。


「出来るだけ早く次の施設を探して下さい。
 通院の必要な人に入って来られると施設からの持ち出しが増えるの知ってますか。
 入所しながら薬が要るとか病院通いするとか言われても困るんです。」


主任看護師だそうである。
申し込みの事務手続きに対応してくれた相談員とは別に、この主任看護師も
「介護相談員」という名札をつけている。


老健に入所した老人が持病で受診する場合、
医療費は老健が負担する法律上の仕組みになっている。
うちのじじは尿路感染で2週に1度バルンカテーテル交換のため泌尿器科受診と
認知症による不穏もあって投薬されている精神科受診も月1回必要であり、
入って来られると老健の負担が増大して赤字、迷惑だという意味である。
この看護主任の言う「治療の全く要らない人の入所ならいいけど
入所するからには病院通いされては施設が赤字になるから困る」とは、
現在の高齢者医療・福祉が財政的に破綻している事を言い表している。


「入所してから具合が悪くなってまた入院しなければならなくなっても
 今まで入院していた病院にまた入院出来るとは限りませんから。
 うちの施設から入院させてくれと言っても何人も断られてますからそのつもりで。」


それは私の仕事柄、承知である。
何が何でも今まで入院していた病院に再び入院させろとごねる家族は多いのだろうか。
うちに限ってそれは無い。
今回の入院も入所も、別にじじの長年のかかり付けでも何でもなく、
内科受診した事の無かったじじをたまたま緊急的に私の勤務先に受診させただけであり、
入院中にMSWが調整に尽力してくれたおかげで、じじの事情と病状を踏まえた上で
ここの施設で受け入れてくれたと聞いていた。
しかしこの主任看護師は投薬多く通院もあるじじの入所受け入れには
納得していないらしい。
入所に当たってこちらから幾つか質問したい事があったが、こちらの言う事には
一切耳を貸さず目線も合わせず、聞こうとすると遮って
「お仕事何されてるんですか」と聞いてきた。
MSWから事前に家族の事情を私の勤務先も含め情報伝達した筈であるが。
私が自分の勤務先を言うと主任看護師は変な表情をして一瞬黙り、
ろくに返事せず席を立って事務室を出て行った。
私が同じ法人内の関係者だと知らなかった様子であった。
関係者であろうと無かろうとそんなくだらない事は無関係、どうでもいい事だ。
(私はじじの在宅介護の必要に迫られてたまたま自宅近隣にある病院に
 パートで雇って貰っているに過ぎない。
 親を自分の職場絡みの施設に入れる事はむしろ気兼ね多く肩身の狭いものだ。)
私から質問したり確認したかった事は事務室に残ったもう一人の相談員から全部聞いた。
再びよろしくと挨拶して私はじじの居室に戻った。


私が同じ法人内の関係者であると承知の上での暴言ならまだ理解も出来るが
知らなかったという事は、同じような事情を抱えて病弱な高齢者を入所させる家族にも、
医療や福祉の仕組みや事情のよく分からない一般の家族達に対しても、
あのように見下し虐げた態度と言葉で対応しているのであろう。
最低最悪だ。
臆面も無く「介護相談員」と肩書き入りの名札ぶら下げた役職のついた看護職、
此奴に誰が何を相談出来るのか「厄介者を引き受けてやっている」という意図を
これほどあからさまに態度と言動に出す、絵に描いたような恥ずかしい看護師を
私は初めて見た。
これまで仕事やじじの入退院や介護に関わって数多くの医療や福祉施設の役職者と
面談してきたが、これほどまでに高齢者を「迷惑な厄介者」と見下して
態度と言葉に出した職員と初めて遭遇した。
医療・者介護関係者である以上、たとえ中身がどれ程底意地悪かろうと、
表面だけも初対面の礼儀くらいは持ち合わせているのが当たり前と私は思い込んでいた。


事務手続き以外でこの施設には今回初めて足を踏み入れたが、
おそらく私が過去に関わった中では最低最悪レベルの、介護福祉とは名ばかりの
劣悪な介護施設である事は間違いない。
自分の親を入所させた事で、私は後々後悔する事になるかも知れない。
それでも在宅介護を続けられないほどじじの廃用が進んでしまったので
どうにもならない。
たとえ介護とは名ばかりの介護施設で厄介者扱いされたり虐待されたりしたとしても
他に選択肢が無い以上仕方ない。
これが現実。


福祉とは名ばかりの劣悪な施設になど誰だって自分の親を入れたくないが、
かといって老人医療費が膨れ上がったから早く退院し自宅に帰れと言われても
在宅介護で終末期まで看るとなると先にこのブログに書いたNHKの番組ネタのような
現実がある。
何せ老健は何処も満杯で、ショートステイすら空きが無い。
3年前私が脳梗塞で急遽入院した時でさえ満杯と断られ、じじは在宅のまま、
私の不在期間中はヘルパー利用を増やして莫大な出費をしたのだった。


更に、今回のじじの老健入所によって、
これまで長年在宅介護で力になってくれたケアマネや
ヘルパー事業所、デイケアとの契約は消滅する。
今後何か事情の変化やトラブルがあったとしてもこれまでの相談相手であったケアマネや
ヘルパー事業所の責任者達には今後一切相談する事が出来ない。
今後じじの介護に関する相談相手はあの看護主任となる。


あと他に私がすべき事は、これまでに入居申し込みした特別養護老人ホーム5箇所に
退院したが自宅でなく老健に入所した事と、老健の責任者から
「出来るだけ早く他の施設に行け」と言われたため待機施設として今の老健は
長居出来ない事情である事を伝えなければならない。


誰だって好き好んで老い衰えるのではなく好き好んで病んで治療する訳ではない。
好き好んで手の掛かる自分の親を人手不足で赤字の施設に選んで預ける訳でもない。
じじに「もう家には帰れない、家で看てあげる事は出来なくなった」と
直接言わなければならなかった、じじの意向がどうあろうと在宅介護はもう無理だと、
体力的にも経済的にも無理であるとはっきり伝えた時の、
じじの諦め切った顔が目に浮かんだ。
そして受け入れてくれる施設なら何処でも構わないとまで切迫して
退院後の受け入れ先を探した。
結果、MSW経由で頼み込み何とか調整して貰ってやっと受け入れ先が決まって
「ご迷惑をおかけします、よろしくお願いします」と下げた頭を
あの主任看護師に足で踏み付けられた気がした。
それも社会事情の結果であり、仕方の無い事である。


身近でじじの旧友やご近所でも年寄りの入退院、在宅療養や介護に関して
色々と辛い心情を聞かされる事がここ最近多かった。
それはこういう事であったかと身に沁みて思った。


昨年じじが入院した総合病院泌尿器科の病棟師長から言われたのだった。


「週末は看護師の人手が少ないので明日が無理なら明後日には
 引き取って頂きたいのです。週明けの退院では困ります。」


そして今度は老健に入所したその場で老健の看護主任から言われた。


「出来るだけ早く次の施設を探して下さい。
 通院の必要な人に入って来られると施設からの持ち出しが増えるの知ってますか。
 入所しながら薬が要るとか病院通いするとか言われても困ります。」


「困ります。」か。
確かに困った存在には違いない、病弱で我儘で手が掛かる、金もかかる。
医療分野からも介護分野からも高齢者は「困ります」と言われ厄介者として
忌み嫌われ、排除される。
私自身、今回身を以って体験した。
重介護の高齢者を抱える家族は皆こんな思いをしていたのか。

まだ洗濯中

2013-04-24 22:55:43 | 日常
洗濯がまだ終わらないので就寝できない。
だんだん脳みそが融けてきたぞ。
さっき一瞬テレビから耳に侵入した三人のおばはんの歌と踊りが
脳内で回って回って止まらん♪てくのてくのでにげてくの・・・♪♪))

『サテリコン』見る

2013-04-22 21:43:13 | 映画・DVD
寒くてたまらんのでフェリーニ『サテリコン』見ながらストレッチと筋トレ。
足を使わないメニューを組み合わせるのはなかなか難しい。
『サテリコン』は何度繰り返して見たかわからんほどお気に入りの映画である。
映画館に何度も通い詰めた。懐)
何と言うかこの訳のわからんものがどばぁーっと氾濫するのが楽しくてたまらん。♪

「ご家族で頑張って頂いて」

2013-04-21 22:32:58 | Weblog
NHKで『家で親を看取るということ』をやっている。
終末期を迎える高齢者に対して
「もう医療は終わった」と早期に自宅退院させる事を今、国が勧めている。
医療の効率化を目的とした方針である。
このシリーズ前回も見た。
前回は自宅で死ぬ事が出来て老いた親が如何に幸せかという点に焦点が当たっていた。
こういう在宅の条件に恵まれた家族に照準を当てて、
まさかこれを手本に見習えというのでは無いだろうな。
ふざけてるのかと思った。


この番組、
「親身な家族に看取られ自宅で最後を迎える幸せな年寄り」と
「最後まで親を自分で見取ってよく頑張った立派な家族」との予定調和的な
有り難い構図を意図的に作って方向付けしている。
看取る家族にも自分自身の生活や持病や仕事がある現実、
本当は年寄りの介護だけに100%かかりっきりでなどいられない事情、
時間と体力と収入を削りながら死に行く親を自宅で一日24時間看取りただ消耗する現実、
国の方針に都合の悪い現実に番組は焦点を当てない。


番組で取材されている在宅の高齢者達にはいずれも娘か、息子の嫁か、
女性親族が常に付き添って看ている。
この人達は当たり前のように家にいて介護しているが、いずれも専業主婦なのか、
配偶者の収入が安定していて働かずとも在宅介護に専念出来る立場の人であろうか。
働いて生活費を稼がねばならない家族がこの役割を負っているケースには
焦点を当てていない。


医療職でも介護職でもない、知識と経験という武器を持たない家族にとって
終末期の高齢者の死を在宅で看取るという事は相当精神的にしんどい。
そこから過労に陥り、不眠や動悸や眩暈や鬱病など体調を崩す人が実際多いが
その部分にも番組は焦点を当てない。
看護師であり介護職の経験を持つ自分でさえ、在宅介護は一日24時間がきつい。
食事も睡眠も、自分の生活時間そのものが無い。


自分の父親が近い将来終末期を迎える今、最後の時を在宅で迎える事を想定し
仕事を辞めなければならない時の自分の生活を考える。
考えても何も出て来ない。
ただひたすらしなければならない事を一つ一つこなして、これが終わったら次これ、
それが終わったら次これ、自分自身の生活の事を考えようにも眠くて頭が回らず
ただ消耗するだけして生活意欲などとうに無い。
病院や介護部門の関係者から向けられる
「ご家族も大変でしょうが、頑張って頂いて…」「ご家族で頑張って頂いて…」
と言う言葉。
家族で頑張れとは家族が何をどう頑張れという意味か、
言葉を吐く職員も考えずに連発する。


具体的に言えば「家族で頑張れ」とは、
「この死にかけた老人にいつまでも病院に居られると病院が赤字になって困る、
 そもそも老人に長居されてベッドを塞がれると急患が入院出来なくて困る、
 だから家族で家に連れて帰ってどうにかしろ。
 「家族の絆」というものがあるんだから子供が自分の親を看るのは当たり前だ。
 仕事休めないとか収入が減るとか疲れたとかそんな事は国も病院も関係無い、
 何処か他所で言ってくれ。」
という意味である。
誇張ではない、これまでに自分の親の不穏やADL低下に伴う要介護度の重度化と
何度も繰り返した救急搬送、入退院とで私自身が身を以って体験した現実である。


これまでこの国では入院すると「完全看護」と言って24時間看護師が交替で
受け持ち管理して見て貰えた。
しかし既にそれは形骸化した過去の事だ。
患者の家族の立場で言う。
医療は既に終わったのだ。
今は多くを占める高齢者に焦点が当たっているが高齢でなくても、
若くして癌で逝った友達の時も同様だった。


医療従事者でありながら患者の家族の立場として言う。
患者にとっても家族にとっても医療は終わった。
医療は機能停止し、既に死んでいる。
高齢であろうと癌末期であろうと3ヶ月以上は置かない、収容所ですらない。


この現実に対してどうしたらいいとかどうあってほしいとか、
期待や希望と言うものは一切無い。
救急車は受け入れ不能で盥回しの、末期患者は自宅退院して家族でどうにかしろの、
そんな機能不全な死んだ医療に何を期待しろと言うのか。
知識も経験も何も無く仕事削り貧乏で不眠不休な持病持ちの老いた家族であっても
病院が3ヶ月以上置いてくれない以上は親を家に連れて帰るしか
選択肢は無いという事だ。


この番組に登場し親の死を看取った人達がそれぞれの思いを涙と共に語る。
近い将来私も同じ現実に直面する時の事を考える。
自分は彼女達のように泣きながら見送る事は出来ないであろう。
親が死に向かい死に別れる事に対して情緒が機能しない。
じじは自分の父親でありながら、自分にとって一高齢患者である。
これまでに仕事で受け持ち霊安室から最敬礼で見送った患者さん達の中の一人と同じ、
一人の高齢患者である。
それ以上でも以下でもないからかも知れない、情緒的に見る事が出来ないのは。

週末映画三昧

2013-04-21 17:18:29 | 映画・DVD
今日は昼から吹雪とか積雪とか、予報で外出は午前のうちにしといた方がいいって。
カレーの材料買いにいかねばならんの。


朝っぱらから映画。
アニエスカ・ホランド『太陽と月に背いて』天才ランボーと
絵に描いたような徹底的DQNヴェルレーヌのなめくじ男っぷりが面白い。


ホットケーキ焼き始めつつ<
ジャン=ジャック・アノー『薔薇の名前』。
フランシスコ会と教皇庁との「清貧」に関する論争シーン。


フランシスコ会側の主張。
「聖職者と教会は土地財産を放棄し農民に分配すべき」。
「キリストが身に着けていた衣服は主の所有物か否か?」


教皇庁側の主張。
「教会の財産は異教徒との戦争に欠かせない戦費の財源であり、
 これが無いと神の栄光と力を十分に示せなくなる。」
「キリストが清貧であったかどうかより教会が清貧であるかどうかが大事だ。」


二者の主張は興味深い。
キリスト教会が世の中を牛耳っていた中世暗黒時代を舞台にした、
映画の中の対話であるが、今の時代に通じる。
同じ考えを持って異教徒を排除したがるキリスト教徒は教派を問わず何処にでも、
今の時代に大勢いる。


次、フェリーニ『サテリコン』見る・・・つもりだったが
ジャン=ジャック・アノー『薔薇の名前』の監督の裏話が面白くてそのまま同じDVD。