ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

酢豚と抑鬱と楽園の鳥の歌

2014-06-30 23:59:51 | 日常
土砂降り。
通院先の病院に定期採血しに来てやっと終わった。
風邪引いた年寄りと子供でごった返しているから早々に退散する。


・・・・・


朝飯抜きで病院行ったら病院が予想以上に混んでいて散髪の予約ぎりぎりになった。
散髪終わったら14:00だった。
やっと朝飯。
中華スイッチON状態にてまた今日も中華。
酢豚食お酢豚♪



ウマい。
明日からまた頑張って働こう。


一度自宅に戻って朝食を済ませ、夕方からじじの病院に行く。

転院を希望し申し込んである病院のMSWに電話した後、
じじの今の入院先のMSWから電話を受けた。
転院希望先の空床は無く待機のまま、
今の入院先のMSWからは次の受け入れ先をどうするかの相談。
7月の私の仕事休みの日をチェックし抑えて今後はMSWと面談をしつつ
しじの退院後の受け入れ先を探さねばならない。


今後の事を考える。


いい加減暗くなってからじじの病院に行った。
じじは熱発し朦朧としていた。
呼吸は浅表性促迫。
耳元で呼ぶと微かに追視するが返答は無い。
痰がらみしていないのは吸引したばかりだろうか。
吸引器の廃液壜には喀痰と共に血液が溜まっている。
気道の何処かから出血している。
熱のせいか呼吸が浅く荒く、涙目だ。


今後の事か。
今日のじじの状態を見て、
「今後」の心配をする必要すら無くなる可能性もあり得る事を考えた。
ここで力尽きるんだろうか。
体力回復すれば先々の心配をしなければならない。
回復出来ず力尽きたら尽きたで
助からない年寄りの病人が急性期の病床をいつまでも塞ぐ事は許されない。
私はMSW達の力を借りてじじの最期の場所を探さねばならないのだ。


・・・・・


帰宅してPCを立ち上げ、OTTAVA con brioの最終回放送を聴く。
今日で放送終了だ。
今さっき見て来た、
骸骨に薄皮を貼り付けたようなじじの呼吸苦の顔を思い返す。
悲観的な事しか思い浮かばないまま何となくOTTAVAのクラシック音楽を聞き流す。
午前0時の放送終了でOTTAVAは終わり、今日の放送のオンデマンドも無いらしい。


聞き流していたら、もの悲しげで陰鬱なソプラノの歌が入った。
ラヴェルの『楽園の美しい3羽の鳥たち』という曲だ。
やたら耳に残って、急ぎ曲目を検索した。
最終回の今日はオンデマンドが無いので曲目検索が出来ない。
NAXOSで男性歌手のを見つけたので密林から発注した。
ようつべにもあった。
もの悲しげな曲だと思ったら歌詞もまた悲しい詩だった。


Maurice Ravel - Trois beaux oiseaux du paradis



Trois beaux oiseaux du Paradis,
(Mon ami z'il est à la guerre)
Trois beaux oiseaux du Paradis
Ont passé par ici.

Le premier était plus bleu que ciel,
(Mon ami z'il est à la guerre)
Le second était couleur de neige,
Le troisième rouge vermeil.

"Beaux oiselets du Paradis,
(Mon ami z'il est à la guerre)
Beaux oiselets du Paradis,
Qu'apportez par ici?"

"J'apporte un regard couleur d'azur.
(Ton ami z'il est à la guerre)"
"Et moi, sur beau front couleur de neige,
Un baiser dois mettre, encor plus pur"

"Oiseau vermeil du Paradis,
(Mon ami z'il est à la guerre)
Oiseau vermeil du Paradis,
Que portez-vous ainsi?"

"Un joli coeur tout cramoisi...
(Ton ami z'il est à la guerre)"
"Ah! je sens mon coeur qui froidit...
Emportez-le aussi".



楽園の美しい3羽の鳥達
私の恋人は戦場にいる
楽園の美しい3羽の鳥達
ここを通って行くのか

1羽は空よりも青い色
私の恋人は戦場にいる
2羽目は雪の色
3羽目は鮮やかな赤い色

楽園の美しい鳥達よ
私の恋人は戦場にいる
楽園の美しい鳥達よ
ここに何を運んで来るのか

私は青い眼差しを運ぶ
貴方の恋人は戦場にいる
そして私は雪の色の綺麗な額に
最も清い接吻を一つ

楽園の赤い鳥よ
私の恋人は戦場にいる
楽園の赤い鳥よ
お前は何を運んで来るのか

私は美しい真っ赤な心臓を
貴方の恋人は戦場にいる
ああ私の心は凍り付いてしまった
それは持って行って下さい



学生時代の仏和辞書を捨てないでおいてよかった。


あちこち検索して調べたらこの「楽園の美しい3羽の鳥たち」は
ラヴェルの『無伴奏混声合唱のための3つの歌』の中の一曲で、
歌詞もラヴェルが書いたらしい。
ラヴェルの曲は「亡き王女のためのパ…」もそうだったが、
やたらと情緒を刺激する。NAXOSのCDが届いたらゆっくり聴こう。
男性の歌唱の方がいい。
甲高い女の声は何を歌っても情緒どころか神経に障って不快だから。


OTTAVAは10月から新番組開始。
10月に自分の生活がどうなっているか全く想像出来ない。


何だか抑鬱状態がひどくなった。
せっかく脳天気に中華料理食べたのに。
テンションど低迷でありながら明日も早番の早朝出勤、もう寝よう。

あんまり寒くて牡蠣塩ラーメン

2014-06-29 22:59:35 | 日常
日曜日。
早出勤務にて早朝出勤。


・・・・・


仕事終わった。



肌寒く湿っぽい。
昨日が天気良かったので同じジャケットを羽織って出勤したら
寒くて後悔した。


自宅に一本で行けるバスを逃したので駅前で乗り換える…日曜日だから
バスの便が半減、1時間に1便しか走ってない。
ターミナルで本読みながら待つにしても寒過ぎる。
待ち時間どうすっかな。


おっ!食堂やってる。
牡蠣塩ラーメン食お!




うまーい!
温まる・・・・(T-T)


はっ・・・バス時刻まであと10分切った!
牡蠣のうまみが効いたスープ勿体ないけど半分だけ飲んで自粛。
明日顔が浮腫むかもだな。


・・・・・


よかった、病院に行くバス間に合った。


じじは、昨日はあんなに状態よかったのに今日は両目で左側を睨んでいる。
今までは右方偏位だったんだけどな。
右から声をかけても反応なし。
看護師が病室に入って来た。
左を凝視していたのが直って数秒の間看護師を追視した。
CDを聴かせて退室。
ドボさんの『新世界』。


今日一日勤務してまた明日一日休み。
飛び石休なんだよ。

晴れたので散歩

2014-06-28 23:23:33 | 日常
どうも疲れが抜けない。
昨夜は早く寝たんだけどなあ。
起きた時には病院行きのバス時刻まであと10分だった。
急ぎ顔を洗ってとりあえずバスに乗った。


病院に着いて主治医との面談予定の10:00まで30分ほど時間がある。
院内の食堂のパンとコーヒーで朝食。




食後、病棟のデイルームで待つ事30分。
やっと主治医が来て面談。
詳しくは介護ブログに書いたのでここには書かない。


ICの後、医療相談室に行ってMSWとじじの今後の事を相談した。


昼を過ぎたので私は一度退散する。
夕方また来ると看護師に伝えて病院を出た。
ひどく喉が渇いたので自販の野菜ジュースを一本飲んでいるとバスが来た。


天気がいいのでバスを乗り過ごし、崖の近くで降りた。
いろいろ考えながら夕方まで歩いた。


海霧がこちらに迫って来る。






巨大なもののけの目玉のような太陽。




草が風の形をなぞっている。








坂を下りる途中にハマナスが咲いていた。



まだ咲き始めだが、写メを撮ろうと近寄ると蜂が寄って来る。


浜に下りてみた。
霞んでいるが、海は明るい青。





狭い浜でボール投げて遊ぶ若い衆が数人。


この海の写真を撮って携帯を構えていると、
近所の住人らしいおっさんが出て来て私の方を向いて煙草に火を点け、
コンクリの上に腰を下ろし吹かしながら「すいませーん」と声をかけて来た。

「何処から来たんですか?」

市内ですが。
おっさんは私を本州か何処かから来た観光客と勘違いしていたらしい。

「市内!?へぇぇー何でまた(笑)」

おっさんは呆れた表情で煙草を吹かしている。
ここの地元だって悪くないでしょう。
この浜もいい眺めではないですか。

「・・・・」

あそこに釣りしてる人達がいますがここは何が獲れるんですか?

「さあ・・・何か獲れるんだろな」

そこに線路が通っていますが石炭を運ぶ貨車が今でも時々通ってますが
土日もここ通りますか?

「ああー普段気に留めて見たりしないからわかんねぇ。」


何だよつまらんのう。
実は、この地元の景観に対する地元民の関心はこんなものである。
私自身も同様だった。
携帯で写メ撮る事を覚える前はこのブログに載せたような景色は身近にあって当たり前、
興味も関心も無く大していいとも思わず、わざわざやって来て夕日や海を眺めるなど
余程のヒマ人か、心の病気の人か、不審人物くらいのものと考えていた。


この線路伝いに行くと湖の方まで行きますか?

「ああ、行けるよ、浦からずっと進むと湖に出るよ。」

この近くにお住まいですか?

「ええ、まあ・・・」


土日にすぐそこの線路を貨車が通らないなら線路の上をずっと歩いて湖まで行って、
そこから蕎麦屋と菓子屋と寿司屋と焼肉屋とドーナツ屋と
本屋と風呂屋などが集まっている町に抜けてみようかと思うが、
霧が迫って来て視界が悪いので今日はやめて、もう一つの崖の上まで行こう。


ヒマそうなおっさんと喋ってもつまらんので歩き出した。
大きな寺の裏の崖まで坂道を上った。
西の方角から海霧が漂って来る。
水平線はぼやけて見えない。




灯台の廃墟。




市街に向かう歩道に貝殻。
何処かの料理屋の食材からこぼれた残骸か、カラスが浜で拾って来て落としたのか。
街頭の温度計、20.8℃もある。
真夏や。




橋の上から川を見る。
くすんだ青。




橋の上で空を見上げると涼しげな筋雲。




薄雲越しの鈍い日差しが川面に反射する。




岸壁。
人の出はまばら。




昼食にしよう。



後ろの食卓に集まっている婆さん達が親類縁者の葬式についてあれこれ情報交換、
嫁とその親達の礼儀のなっていない事への批判、孫もまだ出来ないとか何だとか
誰のだかわからん個人情報が至近距離で全部まる聞こえ。


せっかく久しぶりに岸壁に来たし、ソフトクリーム食べよう。
気温20.8℃もあるためか融けるのが早い。




港の方角から汽笛が聞こえる。
でかい船が来ているらしい。
コーンを狙うカモメもカラスも今日は姿が見えない。


再び歩き出す。
バスターミナルで定期券の更新を済ませる。

空の具合が何だかおかしい。




バス時刻を見るとちょうどじじ宅の方角に行くバスが来る時刻だったので乗る。


じじ宅の換気と植物の水遣りをして書類を片づける。
室内は西日で暑くなっていた。
西の空が妙な具合だ。




日が傾いてきた。
じじの病院に戻ろう。




じじは左目だけ開いてぼんやり宙を見ていた。
声をかけると意外に目の焦点が合っている。
具合どうかと聞いてみたら、嗄声で返答した。

「まあまあだ。」

会話が成立している。
私の言っている事がわかるらしい。
CD聴くかと尋ねると微かに頷いた。
6/15に搬送されて来て以来初めて意思疎通が可能になった。


私が街の反対側の崖や浜に行った事を話し、携帯で画像を見せてみる。
目の焦点は合っている。
じじは画像に注目し、切り替わる携帯の画像をちゃんと見ている。
私が聞く事に小さく頷きもする。
見ているうちに目が疲れるのか涙目になってきた。
CDを聴かせて退室した。


今の時点で考え込んでも仕方がない。
しかし方向性は見失わないように。

寒くて湿っぽい

2014-06-27 22:22:48 | 日常
日勤。
寒くて湿っぽくて冷たい汗が噴き出してくる不快な天候が続いている。


何か、消耗しっばなしだなぁ。


・・・・・


仕事の後じじの様子を見に行った。
意識状態にムラはある様子だが今日私が行った時は半開眼で傾眠状態だった。
熱発が続いている。


帰りのバス乗車中、爆睡していた。
明日は休み。
たまに晩飯に中華食べるかな。



海老と野菜の塩味あんかけご飯のご飯1/2と、焼き餃子。
中華なんて随分久しぶりだ。


霧が濃くなってきた。






明日は休みであるが、病院に出向いてじじの主治医とIC面談。
ブログ更新して早寝しよ。

折り紙の菊(正方形→正八角形)

2014-06-27 01:28:26 | 日常
正方形を半分に追って二等辺三角形を作る。




更に半分に折る。




三角から1/4の正方形を作る。




折り目を付ける。








みみの部分を鋏で切り落とす。




開くと正八角形が出来ている。




裏返す。




正八角形の八つの角を中心に紙の中心に合わせて折り目を付ける。
8個の角を全部、同じ手順で中心に向けて折り目を付ける。
















開いてから角をつまんで折りたたむ。
8つの角を全部同じくつまんで折りたたむ。


















角を袋折りして花弁折りする。






8か所全部同じように袋折り、花弁折りする。




引っ繰り返す。




8つの角を一つずつ中心に向かって合わせて折る。












8つの角を一つずつ袋折りしてから花弁折りする。








引っ繰り返す。




中心にある8つの角を全部外向きに開く。




完成。




爪楊枝や細いストローなどを使って
一番外側の長い花弁を内向きに巻き目を付けるとより菊らしくなった。


折り紙のダリア(正方形→正六角形)

2014-06-26 23:50:13 | 日常
まず正六角形を作る。
正方形を半分に折って長方形を作り、正中線を作る。
正中線を真ん中にして左右を更に半分に折って四等分の折り目を作る。












一つの角と隣り合うもう一つの角とを中心線で接触させるように折り目を付ける。






角と角とが中心線上で接触して出来た二等辺三角形を後ろ側に反転させ、折り目を付ける。




開いて折り目を確認する。
端に細い長方形が出来ており、これを反転させる。






引っ繰り返すと全体が長方形になっている。
この長方形を二つに折る。






開いて折り目を確認する。




端の細い長方形とは反対側の左右の角を折る。






開いて折り目を確認する。




折り筋に合わせて二つに折る。




更に二つに折る。




端に出来た細長い長方形と、その反対側の左右のとを鋏で切り落とす。




開くと正六角形が出来た。




半分に折る。




角と角とを合わせ、正三角形が六つ出来るように折り目を付ける。








開いて折り目を確認する。




六角形を二分する線に一辺を合わせて折り目を付ける。




あっ!!!

どんどん先に進んで半分完成させた時に気付いた。
これでは裏返しだ!


ここまで戻ってやり直し。
(折り目だらけや・・・)




途中からやり直して紙がくたびれているが気を取り直して先に進もう。
開いて折りたたむ。
六つの角全部を同じように折っていく。








こんな具合になった。




くたくただからぴんと伸ばす。




六つの角を一つずつ袋折りする。






六つの角を折り鶴の手順と同じ菱形折りにする。






引っ繰り返して六つの角を一つずつ中心に向けて折る。






また引っ繰り返す。




中心にある六つの角を外側に開く。




またまた引っ繰り返す。




六つの菱形を引っ張り起こす。




六つの角を一つずつ左右に開く。




裏側から見たところ。




起き上がった角の内側を広げる。




出来上がり。


折り紙にはまる

2014-06-26 22:56:58 | 日常
爆睡していた。
男子サッカー負けたのね。
1-4か。


寒い。
ベッドから出られないではないか。
ここの地元で暮らしていると今の時期は暖房費の分だけ損をしている気がする。
寒いけど仕事に行くぞ。
本日も遅番、荒れませんように。


・・・・・


昼休み、職場の先輩が高齢者達と折り紙をして、参考に使った本の中から
難易度高そうな、しかし美しい幾何学的な造形のものを見せてくれた。
折り紙を見るとしみじみ、日本の文化めでたし。
文章も数式も記号も一切用いずに、幾何学の様々な定理を利用して
ただの一枚の正方形の紙からは想像できない造形美を作り上げる。
あんまり私が見入るから下り方の手順の頁をコピーしてくれた。


・・・・・


仕事終わった。
早く帰ってあの難しそうな折り紙に挑戦したい。


今日は昨日よりはまだましだったがやはり帰りのバスを逃してしまった。
2日目の遅番で19:00までの勤務であるが
いつも絶対と言っていいほどちまちました雑用が帰り際に発生し必ず残業になる。
移動時間を考えるとじじの病院の面会時間には間に合わないので
昨日と今日は面会に行かないと病棟スタッフに伝えてあった。
やはりちまちました雑用がぐずくずだらだらと発生して19:30過ぎのバスを逃し、
次の20:00のバスが来るまでまた雑用をしていた。
いざ職場を出てバス停で携帯を見るとじじの病棟から19:30に着信していた。


病棟の看護師からだ。
何かあったのだろうか。


折り返し連絡しようとした時最終バスが来た。
乗り込んでしまってからでは携帯で喋る訳には行かず、
一度帰宅して自宅から電話しようか。
いやしかし用件の内容が緊急連絡で病院に行かねばならない場合、
自宅と病院をタクシーで往復しなければならない。
今、自分が乗っているバスで自宅をそのまま乗り過ごせばバスは沿線にある病院に着く。
もし緊急の用件ならば時間の無駄が最小限に留められるし大した用でなくても
帰りの片道分のタクシー代だけで済む。
このまま病院まで行ってしまおう。


病院の救急出入口に到着したのは面会時間どころか消灯時刻寸前だったので
警備員に事情を話して通らせて貰った。
病棟に行って看護師に声をかけると、私に電話をくれた本人だった。


携帯に着信した用件は、
NSTカンファレンスでじじの栄養状態と消化管機能を評価した結果、
経鼻胃カテーテルから食物繊維とオリゴ糖を微温湯100mlに溶いて注入したが
下痢、嘔吐はないので本格的に栄養液(CZ-High)100mlを1日3回開始、
今夜から実施して今のところ下痢も嘔吐もなく順調だという連絡だった。


よかった。
急変の連絡ではなかった。
(もっとも緊急の連絡なら電話は1回だけでなく繋がるまで何度も着信する筈。)
私の方も着信に気付いたのが遅く、バスに乗っていて返信出来なかった事を話した。
看護師は恐縮していた。

「申し訳ありません。
 ご心配かと思って実施した事を早くお伝えしようと慌てて電話してしまいました。
 よく考えたらあんな遅い時刻に病院から着信あれば急変かと思われますよね、
 夜遅くお仕事でお疲れのところに急いで来て頂くような用件ではありませんでした。
 本当にすみませんでした。」

いえいえ。
帰宅するバスを乗り過ごしただけだから問題ない、よいニュースなのでよかった、
今夜は少し安心して眠れるから有り難い、面会はせずに帰宅すると伝えた。


既に消灯時刻を過ぎている。
私の職場では今風邪が流行っており熱発者とも接触して来たところなので
今日はじじとは面会しない方がいい。
もし面会するならマスクも取り換えうがい手洗い着替えをしてからでないと。


タクシーで帰宅。
もう遅いから晩飯は省略、水分だけ摂った。
折り紙に挑戦する。
こんな夜の夜中に我ながらあほんだらである。

「ダメだこりゃ」

2014-06-25 21:56:03 | 日常
遅番にて、出勤途中の道を歩いていると見慣れない黄色い花。



雑草だと思うが何だろこれ。


・・・・・


今日、仕事で高齢者達の血圧測定をしている時、
その中の一人の90代の女性に私が手縫いで修繕した血圧計のマジックテープを見られた。
部分的にほつれたので私が中のカフを傷つけないように布の表面だけを縫ったと説明したら
その無秩序な縫い目を見たその女性は呆れ果てた表情で大きく溜め息を付き、
頭の悪い可哀想な子供を憐れむような目で私を見て首を大きく横に振り

「あーあダメだこりゃ」

と言った。
そうだろうな。
この世代の女性にしてみれば炊事洗濯掃除裁縫、家事一般は出来て当たり前。
裁縫と言ったって衣服から雑巾まで生活に必要なものは自分の手で縫って来た世代だ。
さぞかし呆れた事だろう。
実は中学高校と家庭科は五段階評価の「1」で、裁縫が全然ダメでした。
縫い物はてるてる坊主に毛糸のヅラを被せた人形を作ったのとボタン付けくらいしか
日常ではやった事がありませんでこれ以上はもうどうしようもありません。
あしからずご了承下さりませ。
すみません。


何だか情けない気分であるよ。
肩も首も凝って痛くなるまで頑張ったんだけどなぁ。
へこんだなぁ。


今日の遅番も超絶的に忙しかった。
最終バスに乗って帰宅、本を読むには車内が暗い。
この時間では面会時間に間に合わないので本日はじじの病床には行かない。

他愛も無く過ぎ去った一日

2014-06-24 21:00:00 | 日常
早番にて早朝出勤。
何て寒いんだ。
日に当たりたいなぁ。


・・・・・


仕事の後バスでじじの病院に行く。
バス待ちや移動時に岡本太郎の本を読んでいるが、
この人は奇人変人ではないと思う。
岡本太郎の芸術は何だかさっぱりわからないが読むと親近感を感じるというか、
共感する事がたくさんある。
読み始めの時は目に留まった文章にいちいち付箋紙で目印を付けていたが
あんまり付箋紙だらけになったのでやめた。


じじはガリガリに痩せて眼窩落ち窪み、骸骨に薄皮を貼ったような姿だ。
痰が多く気管がゴロゴロ鳴っている。
病棟の看護課長が病室に来たので色々聞かれて話した。
(介護ブログに書いたのでここには書かない。)
明日と明後日は私の仕事が遅番で残業になると思われるので
二日間面会に行かない事を看護師に伝えて帰宅した。


帰宅してOTTAVAを聴いていたら
昆布漁真っ只中のげるーしゃ様からいきなり名指しで呼ばれてびっくりした。
いつか私が送ったリクエストメールが読まれたのだった。
あんまり湿度高くて嫌気が差したので除湿によさげなクラシック音楽を。


他愛も無く過ぎ去った一日だった。
あちこち痛いのでストレッチをやってから就寝する。
効くんだよ。

晴天なり

2014-06-23 22:15:56 | 日常
よい天気。
風もよく吹いて湿気が飛んで行く。
連休二日目、早いとこカレー食ってでかけよう。


今の入院先ではスタッフが頻繁に手浴や顔拭きをしてくれるので
フェイスタオルもそれなりに汚すので追加のバスタオルと共に枚数増やして持参する。
バスで病院に行き、じじの様子を見る。
昨夜の熱は下がり眼瞼の浮腫も引いたのか、眼窩が落ち窪んでいる。
看護師が来て詳しく状態を説明してくれた。
(後で介護ブログの方に書いておこう。)


昼過ぎたので一度病室を出た。
次のバスまで食堂で昼食を摂った。
雲が面白い。




バスを降りて歩いていると路肩にナデシコ。
群れるとよい眺めだ。




後期高齢者医療保険料を納付してからじじ宅に行く。
換気しつつ掃除器かけてたらテレビで謝罪会見やってる。
セクハラヤジ飛ばした議員が特定されたらしい。
「反省します、初心に返ってまた頑張りたい」と言ってるよ。(笑
こんなネタで往生際悪い謝罪会見をしては女房子供もマスゴミの餌食にされる事だろうに、
お気の毒。
でもヤジ飛ばしたのはこの議員だけではないっしょ。
他は雲隠れか、恥知らずな。
掃除終わってバスまで時間あるけどテレビはつまらないから電源切った。


携帯からツイッターを見ると、6月末に放送休止のOTTVAが
TBSからNAXOS JAPANが継承し放送再開する事が決まったという。
何と!それはめでたい。


では病院に戻ろう。
バス停への道の途中、量販店で懐メロのCDを2枚購入した。
今のじじの状態なら落語よりも歌や音楽の方が刺激として有効かも知れないと考える。


木々の緑がいい色だ。




雲の隙間から日差しが漏れて梯子がかかっている。




バスで病院に戻るとじじはまた37.7℃の熱を出していた。
どうも夜になると熱を出す。
看護師かクーリングを1点当ててくれた。


また同じバスに乗って帰宅。
夜になると冷え込んできた。
行き帰りのバスの中で岡本太郎の別の著作を読み始めた。
太郎が自分と自分の両親について書いている。
興味深い。

やっと晴れた

2014-06-22 23:45:08 | 日常
久しぶりに教会に来た。
日曜日の休みはなかなか無いので行ける時に行ってじじの近況報告。


お隣から種が飛んで来て増えたマーガレットが盛んに咲いている。






礼拝中、窓から日が差してきた。


かつて礼拝堂の後ろの席で車椅子のじじとヘルパーさんとが並んで座っていた。
じじは子供達用の紙芝居に見入ったり説教の最中に幸せそうに居眠りしていた。
ヘルパーさんが開いてくれた讃美歌の頁を見えていたのかいなかったのか、
讃美歌を歌っていた事もあった。
おやつ持参で教会に来ては子供達一人一人に手渡して嬉しそうに笑っていた。
礼拝の後、じじは教会のカレーを喜んだ。
食事の無い日は帰宅して行きつけの珈琲店で厚焼きトーストと目玉焼きベーコンと
店のブレンド珈琲を飲んで今は亡き店主とヘルパーさんとお喋りを楽しんだ。
じじの一番幸せそうだった頃の出来事は全て教会にあった。


じじの事は牧師に伝えてあった。
経過と今の状態を手短に皆に話して教会を出た。



やっと晴れた。
十字架のてっぺんでカラスが気持ちよさそうに座って日向ぼっこしている。


しばらく歩き、バスが来たので乗って一度帰宅。
日差しが強い。




昼食後うとうとしている間に雨が降ったらしい。
じじの病院に行く。


落語CDは聴かせてくれていたが、看護師がCDプレーヤーが動かなくなったと言う。
見ると"HOLD"になっていたので解除し、じじに聴かせた。
テレビも音声を聴かせてくれていたのかカードがゼロになっていたので
もう一枚買い足した。


口腔ケアは毎日3回行っているという。
また手浴も行っておりタオル類を結構使うのでもっと持って来よう。


じじの意識状態は変わらず、口腔清拭の時に反射的に口を閉じる。
体熱感を感じたので検温して貰ったら38.3℃。
看護師に伝え、腋窩クーリング2点。


看護師がアイスノンを入れようとすると両上肢が硬く力が硬直している。
また痙攣が起こるかも知れない。
しかし私がいてもどうしようもない。
発熱時の指示も主治医から出ているであろうし、後は看護師頼んで帰宅。


バスを降りてじじ宅に寄る。
植物に水遣りし、バスタオルとフェイスタオルを持って帰宅。
霧が濃くなった来た。


面白いので岡本太郎の本の続きを読む。

低温多湿

2014-06-21 22:23:59 | 日常
昨日で連続17日目の雨降りだった。
太陽に当たらないせいか体調崩す高齢者多発、突発的に病院に連れて行った人数人、
入院して経過観察の人も出てあれよあれよのてんてこまいだった。
今日も遅番。
荒れ荒れはもう勘弁してほしい。


雲にほんの少しだけ切れ目が出来て空が覗いている。




出勤中に読んでいる本『自分の中に毒を持て』(岡本太郎)。
著者は成人式が20歳では遅すぎる、10歳前後で成人式やって
社会人として扱うべきだと言っている。
8~10歳頃には自分と社会とのけじめがはっきりついてくるからだ、と。
全く同感、そうするべきだと思う。
そうなったら少年犯罪に対する少年法の適用も9歳以下か。w


岡本太郎が子供を成人として扱えと書いているのは
子供の人格を尊重し成人として扱う事で、
自分がした選択のリスクを自分で負う覚悟と責任を早いうちに自覚させろという事だ。
岡本太郎は自分を子供の立場に置いて書いており、
今の子供に対する親の、社会の身勝手で都合の良いペットの如き扱いに怒っている。


・・・・・


昼休み。



雲が多く湿度高い。
湿気で息苦しい程だ。


何とか仕事終わった。
25日期限の集計した書類も提出するだけにした。


明日から二連休。
少しちゃんと寝よう。


明日は久しぶりの日曜休みなので教会に出向いて近況報告もしないと。

視聴覚刺激

2014-06-19 23:37:47 | 日常
本日も早番。
ぽつぽつ雨が。
参ったなぁこの湿気。


・・・・・


仕事終わってじじの病院に行く。


声をかけたり耳元で呼んでもじじは反応しない。
口腔清拭をすると苦痛表情を浮かべるが抵抗はしない。
噛み付きもしない。
手を握ってみたが握り返す事は無い。
薄眼を開いていたので目の前で手を振ってみたが人形の眼のようだ。
しかし、試しに猫の写真を持って来て見せると一瞬追視した。
この猫写真は前の病院で私が持ち込んで床頭台に貼ってあったものだ。
子猫が笑っているような、ねこ山さんのぬいぐるみと同じ顔をしているので
面白いから持って来て見比べさせていた。
ここに転院してきた翌日他の荷物と共に回収して来たのだった。



入って来た看護師に伝えた。


写真を引っ込めて、こっちのも見せてみた。



やはり、目の前の光景が変わるのがわかるのか追視している。
看護師が「わーほんとだ」と感嘆している。


やはり視聴覚の刺激はあなどれない。
ベッドサイド備え付けのテレビは使っていなかったが
テレビカードを買って来てメモ書きした。
NHK教育にチャンネルを合わせCDプレーヤーのイヤホンで音声だけでも聴かせてほしいと。
じじが在宅の頃に見ていた番組をメモ書きする。

  ピタゴラスイッチ
  にほんごであそぼ
  おかあさんといっしょ
  囲碁
  将棋

帰りがけに点滴係の看護師が入って来たのでメモ書きの事と
私が明日と明後日二日間は遅番で来られない事を伝えた。


病院を出て最終バス待ち。
ここは何だ、蛙みたいな声か方々から聴こえる。
ヨタカの声もする。
市内とは思えない、別世界。


帰宅。
晩飯にまたも羊肉と特大玉葱1個とピーマン3個を成敗した。
明日、荒れませんように。

日に当たりたい

2014-06-18 23:26:11 | 日常
出勤中。
寒い。


・・・・・


早番おわた。
これからじじの病院に行く。


・・・・・


じじは半開眼で眼球が乾いており、何も見ていない。
口腔清拭をしても噛み付いて抵抗する事も無く僅かに顔をしかめるのみ。
スタッフがCDのイヤホンを装着してくれていて、落語を聴かせている最中だった。
看護師が病室に来た。

「今日昼間に主治医が来て名前を呼んだら微かに目を開きました。
 一瞬でしたが、昨日よりもいいです。
 意識レベルは波があってJCS10~200の幅ですね。
 昨日は痛覚刺激を与えてやっと反応するかしないかでしたから。」

そうか。
昨日JCS200~300だったのが10~200。
自発的な意思表示や発声、発語は無い。


CDの電池はまだある。
よろしくと言って退室した。


じじの意識は戻らず。
スタッフは一生懸命してくれてるんだけどな。
急性期の最先端脳外科スタッフはよく勉強し研究している。
手間暇惜しまずよくしてくれている。
しかしどんなに長くても3か月以上は居られない。
回復してもしなくても。


今夜も冷える。
明日また早番だ。
早寝する。