ぱんくず日記

日々の記録と自己分析。

味噌おにぎり!!!

2017-12-05 23:11:32 | 日常
8:00。
今日は仕事休み。
朝から雪が降っており室内が雪明かりで白く明るい。

分厚い窓ガラスがみしみし鳴っている。
吹雪だなぁ。
湿っぽくて鬱陶しい事だ。
今日一日布団に包まって惰眠を貪ろう。
雪の日は雨の日以上に眠い。

・・・・・

起きた。
まだ11:30だ。
朝昼飯にしよう。
思い立ってこれまでに一度も食べた事の無いおにぎりを作る。
身近な材料でありながら生まれてこのかた半世紀、一度も食べた事の無いおにぎりだ。

120gずつ小分け冷凍してあった麦飯を温めた。


飯をラップで丸め、脇に寄せた。
ラップの空いた場所に味噌を伸ばす。


味噌を伸ばしたラップの上で飯を転がす。


味噌を塗ったラップで飯全体を包み、形を整える。


おにぎりにラップを使うのは、私が素手でおにぎりを握る事が出来ないからである。
人が素手で握るのは勿論、自分が素手で握るのも心理的に受け付けず食べる事が出来ない。
素手で握った寿司も同様である。
職業病と言われるであろうが米飯を素手で握る事には抵抗がある。
自分の手ほど汚いものは無い。
顕微鏡で見たら病原微生物がうじゃうじゃ湧いているであろう。
だからおにぎりは素手で握らず必ずラップを使う。

おにぎり用の海苔を出した。


海苔の上に味噌塗れの飯を乗せて包む。
味噌おにぎり完成。


このおにぎりの中には具を入れていない。
誰もが考え付きそうでありながら、自分の親が作った事は無く、
身近で接した人々の誰も作ったのを見た事が無い、味噌おにぎり。
では、食べてみる。

う、うんまぁーーーーい!!!

この味噌おにぎり、実は
最近オンデマンドで初回から最終回までぶっ通し見たドラマに出演していたお若い俳優の方の
亡き御祖母様が生前作って下さったそうな。
ドラマが面白かったので他のドラマも動画検索しあちこち飛んでいたら出演者のインタビュー記事に当たった。
その中に、空腹の時に御祖母様が味噌を手に塗って御飯を握り海苔で巻いてくれたとあった。
味噌おにぎりである。
表面に味噌を塗ったおにぎりと言えば焼きおにぎりくらいしか思いつかなかった。
あれもウマい事はウマいが、焼くための金網も焼きながら味噌を塗る刷毛も持っていないので
焼きおにぎりは作った事が無い。
しかしこの度は塩を塗す代わりに味噌を塗して海苔を巻くおにぎりである。
中身の具についてはインタビュー記事では何も触れられていなかった事と
「手に味噌を塗って御飯を握って」とだけ書いてあったので多分中の具は無しであろうと思われる。
うん。
食べてみたら中の具は不要だと思う。
飯と味噌と海苔だけで十分。
本州ではこのようなおにぎりは普通にあるのかな。
北海道で生まれ育って半世紀以上、一度も遭遇した事は無かった。
何てウマいのだ。
祝福の味がする。
この俳優さんの御祖母様素晴らしい。
何て素敵なんだ。

勤務の日の昼食弁当に最適だ。
持参しよう。
有り難い事だ。
この晩年になって初心に立ち返るメニューと出会えるとは。
感謝感謝。
あっという間に1個完食してしまった。

しかし思うところありもう2個ばかり味噌おにぎりを作った。
1つは先ほどと同じ海苔を巻いた味噌おにぎり、もう一つは海苔の代わりにおぼろ昆布で巻いた味噌おにぎり。

先日母から貰った結び昆布の煮物を添える。
本当にウマい。
手軽でウマくてお薦めであるよ。

米飯ばかり食べ過ぎてしまった。
雪が止んで除雪車が行き来している。
腹ごなしの散歩ついでに買い物に出かける。
厚い雪雲に切れ目が生じてきた。




外は3月のように湿っぽく生暖かい。
気温は0℃だと言うからかなり暖かい。
風も殆ど無いし、まるで春先の雪解けの如し。
間もなく太陽が出て来そうだ。




買い物をしている間に雪雲は完全に飛散していた。


積雪はほんの5cm程度。


しかし融けた車道を見ると憂鬱になる。
今は気温高くて水っぽく融けているが、夕方から明け方にはバリバリの凍結路面になるだろう。
一歩歩くも命懸けだ。

融けるから滑るのだ。
最低気温-20℃以下、最高気温-5℃以下の日が当たり前だった昔、
靴の裏に滑り止めなんぞろくに無い粗末な冬靴を履いていた小学生の自分は転んでケガをした記憶が無い。
真冬の路面は歩くと滑らないものだと思っていた。
実際滑らないのだ。
-10℃を下回ると靴の裏の水分が路面に貼り付くので一歩一歩踏み出すごとにバリバリと音が鳴って
一足一足ごとに地面から自分の足を剥がしながら歩く感触がする。
近年それが無くなってよく滑るようになった。
細心の注意を払っても滑るし、自分が滑らなくても車が滑ってスピンし歩道に飛び込んで来る事もある。
融けると滑る。
嫌だなぁ。
-25℃くらいのバリバリにシバレてくれたら歩き易いんだけどね。

明日からまた仕事だ。
転んだとしても手足の犠牲だけで済むような転び方になるように細心の注意を払わねば。

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8 コメント

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ソウルフード誕生 (むー)
2017-12-10 08:40:13
井上さま

味噌おにぎりデビューおめでとうございます。
シンプル イズ ベスト。
この出逢いは単なる偶然ではなく
断捨離道におけるシンクロニシティでしょうか。

私個人は、味噌おにぎりを当たり前のものとして、
手作りし、頂いてきました。
混ざりもののない普通のお味噌の他に、
にんにく味噌、
唐辛子を効かせた青じそ味噌が定番です。

井上さんのおにぎりの格別の美味しさは、
麦ご飯にその秘密があると思います。

私はむかしむかし、
長野市に住んでいた事があります。

目の前に善光寺が見える静かな場所で、
大愚和尚さんのようなヘアースタイルに
艶やかな袈裟で身を包んだ人々を日常的に
見かけ、そして、時の流れを鐘の声で
感知する情緒的で豊かな暮らしを
そこで営んでおりました。

長野といえば信州味噌、、種類が実に豊富です。
お味噌を使った食べ物の中で最も好んだのは、
お味噌を塗った茄子を地粉の生地で包み
蒸すだけの焼かない「おやき」でした。
茄子は大きな丸ナスをスライスしたものです。

名前の通り、もともとは囲炉裏端で焼いて
頂く主食だったそうです。

親しくなった年長の人は、

山深い地域のためにお米は手に入らず、
環境に即して頂いていたに過ぎない食事が、
今では郷土料理として持て囃されている事を
とても面白がっていました。

お味噌で味付けをしたキャベツのおやきに
手作りの野沢菜漬けを添えただけの
シンプルなメニューで、
おもてなし頂いた事がありましたが、
その気取らなさ、素朴さにとても感動した事を
今でも覚えています。

蒸したおやきは時間が経っても 美味しいので、
作り置きのきくお茶受けとして
今も愛されているようですが、
何より大切なのは、おやきが生まれた背景、
「清貧さ」「素朴さ」だと思います。

井上さんの味噌おにぎりの激ウマの秘密が
麦ご飯にあると考える所以であります。

お母様直伝の結び昆布と、井上さん考案の
味噌麦おにぎりをセットにしたものが
もし、懐かしの食堂メニューにあったとしたら、
カレーを凌ぐ人気商品となること請け合いです。
わたしも (み)
2017-12-14 11:11:16
おにぎりはラップで包んでにぎります。
ただそのままラップで包んでおくよりは、竹の皮とかタオルとかに包んだ方が美味しいらしいです。
佐藤初女さんという方の食べ物の本を読んで以来、おタオルで包むことにしたのです
でもカバンの中だと潰れやすいのが難点だけど・・
あと、三角にしか握れないです。なぜでしょう
ソウルフード (井上)
2017-12-18 23:47:24
>むー様

  味噌と米の組み合わせは
  私にとってソウルフードにはなり得ません。
  味噌は年に1回くらいしか使用しませんし、
  米はパンよりも低価格だから食べますが主食ではないので。
  醤油も、300mlのビン入りを3年経っても使い終わりません。
  滅多に食べないから美味と感じるのかも知れませんし
  子供の時には米と味噌と醤油を半強制的にたべさせられていたので
  その懐かしさもあるのかも知れません。
素手で米飯を握るのは (井上)
2017-12-18 23:50:17
>みつこ様

  観念的なものだとは思いますが、
  自分が素手で触った飯粒よりも床に落ちたパン屑の方がまだましな気がします。
  それほど自分の手は汚いのです。
お~ぅ (あ~こ)
2017-12-20 00:32:08
高校の頃、BBQで焼いて食べたことがあります。
ご飯系どうしようという話になり、焼きおにぎりにするかみたいなのりで。焼きおにぎりって、醤油系しか知らなかったので、味噌の味でびっくりしました。
それっきり、忘れてましたね。
簡単なので (井上)
2017-12-20 07:59:16
>あ~こ様

  おはようございます。
  今朝も冷えますな。
  この味噌おにぎり、塩の代わりに米飯に塗すだけなので
  簡単手軽で、素朴で味わい深いのです。
  給料日前の極貧時の糧食としても最適ですし
  小腹空いた時のおやつにも。
  是非お試しを。
Unknown (あーきん(とおりすがり))
2020-03-02 14:43:21
綺麗な写真に
おいしそうなおにぎりですな
Unknown (あーきん(とおりすがり))
2020-03-02 14:44:06
綺麗な写真に
おいしそうなおにぎりですなあ

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