急変待機中。
1:56現在-10℃である。
冷えるから野菜を煮込んだ。
先にいつも食べる白菜と豚バラのミルフィーユもどきな昆布茶蒸し、その後でキャベツ鶏トマト煮込み。
ええ具合に煮えて来た。
キャベツの甘味が強い。
鍋を洗い、台所を清掃したが今のところ職場からの呼び出しは無い。
呼び出しが無ければ今日一日休日となる。
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爆睡したが、職場からの呼び出し無く朝になった。
快晴。
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昨夜から今朝までに職場からの急変呼び出しは無かったので明け方二度寝してだらだらと昼頃になって起き、
アート・ブレイキーを聴いている。
鉢植えのヒヤシンスがこれから咲きそうだ。
先週衝動買いで買って来たまますっかり忘れていた。
ヒヤシンスは昔水栽培をやったっけ。
小学校の6年だったかな、理科で。
立派に咲いたので嬉しくなって居間に置いたら父が「臭い!」と激怒したのを憶えている。
あの強い匂いは懐かしいが、確かに寝室や食卓のある部屋には置きたくない。
私が起きている時間帯と仕事で不在の時は寝室の隅の比較的明るい場所に、就寝中は玄関に置く事にした。
鳥や犬猫と同様に、植物は人間が話しかけたり関心を持って世話をする事を認識していると思う。
葉の艶や根の張り方でリアクションを返して来る。
水が要るのか要らないのか、寒いのか暑過ぎるのか、土が硬くなってきた、鉢か大き過ぎて黴菌や虫がたかって来た、
鉢が小さ過ぎて根詰まりして来た、など植物の訴えを聴いて要求に応じればあまり変な枯れ方はしない。
あと人間がいない部屋よりも、常に人間がいる部屋の方が良く育つ。
父の在宅介護中に不思議に思った事があった。
今はもう引き払ってしまったが父のいたマンションは幾つか部屋があり、
常に父が椅子に座って居眠りしていた居間の隣に同じ西向きのもっと陽のよく入る洋室があった。
父のいる居間がベランダの廂によって日陰が出来るのに対し、その洋室はベランダも廂も無いために
太陽光が燦々と差し込んで眩しいほど明るく暖かく、洗濯物を干す部屋として使っており
光を好む植物の環境としても最適と思われた。
しかし置き場所に困るほど増えた朝顔の鉢を台風の行き来する半月ほど屋内に避難させた時、
日当たりの良いその洋室に置いた朝顔の鉢よりも、父が居眠りする居間に置いた鉢ばかりが次々と開花した。
他の増え過ぎた植物も、例えばサンスベリンやアザレアやハイビスカスの増え過ぎて鉢を分けたものなど、
どの植物も、日照の良い部屋よりも父のいる部屋に置いたものの方がたくさん開花した。
そういえば、ハイビスカスの鉢植えも父の死後は教会の二階の暖かい明るい場所に置いたのに死にかけた。
人のいる環境でないとダメなのかな、と教会員の誰かと話したのを思い出した。
教会の会堂という建物は、日曜日以外は人が殆どいない。
聖書研究会やゴスペルの練習の人達や会合など人の出入りは週日もあるにはあるが、皆そこで生活している訳ではない。
人間と一緒にいて世話が出来ても出来なくても注目し関心を持って貰える方が生き易いのかも知れない。
長い年月人間と暮らした植物だから、と納得した。
しかしよく考えると不思議に見える。
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有料動画サイトU-NEXTでパソリーニの『奇跡の丘』を再生中。
VHSの時代から買って繰り返し見続け、DVDもしょっちゅう再生して見ているにも拘わらず、
動画サイトに見つけるとつい再生リストに追加してしまった。
映画はマタイ福音書12章に進む。
律法で一切の労働行為を禁止された安息日に、貧しい弟子達は空腹のあまり麦の穂を摘んで食べる。
映画では弟子達は農民から煎り豆のようなものを買って食べる。
肥え太った律法学者達が彼らを「掟破り」と断罪する。
空腹のあまり安息日の掟を破った貧者達を糾弾する律法学者にイエス・キリストは言う。
「律法を読んだ事が無いのか。
“わたしが求めるのは憐れみであって、生贄ではない(ホセア6:6)”
がわかるなら、罪無き者を咎めまい」
目にも耳にタコが出来るほど読み聞きして来たこの箇所が、今の時代ほど生々しく響いた事は無い。
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あっという間に日が暮れた。
月が出ている。
月齢12.0日。
で、今何をしているかというと、ヤクルトを牛乳で割って飲んでいる。
甘過ぎるしつこい味のヤクルトに牛乳を混ぜると飲み易くなる。
ただ、ぐいっと飲み干さないと、ちびちび飲んでいるとゲル化してくる。
乳酸菌も牛乳の成分によって多分増殖するのかも。(知らんけど)
ようつべてグールドの演奏を聴いていたら写真整理の作業が中断して魂抜かれそうになった。
今はジークフリートを再生している。
グールドの手にかかると安っぽいアニメ音楽みたいなワグナーも別物になる。
マイスタージンガーも音の一つ一つが立っており、両耳掴んでぶら下げられた気がする。
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今度は「明治ブルガリアヨーグルト」にスキムミルクとオリゴ糖シロップを加えて攪拌し、
常温放置してからちびちび食べている。
不味いが、餌を与えられた乳酸菌が元気になるらしいので。
休日はあっという間に過ぎ去ってしまう。
明日からまた仕事だ。