ファース工法は、幾つもの専用部材で構成されています。
普通の建材では充分に成し得ない性能を出すため、特別に研究開発しました。
断熱材は樹脂スプレー発泡方式ですが、30年前に日本で初めて私が公的認定を受けました。
独立気泡率を96%(スポンジが0%)まで高め、湿気を通さず4%で木材を呼吸させます。
樹脂スプレー発泡断熱材(専用部材名エアクララ)は可燃物ですので、特殊なファイヤーストッパー(特許)が取り付けられます。密着強度が極め高く躯体をシームレス状に包みます。
性能が時間とともに劣化しないような処方をしており、30年前、20年前、10年前のファース工法の家の「気密測定」を行ってもサッシのビート硬化で微小漏気しかありません。
ファースの家は転がしても壊れないくらいの強度を持っており実際、過去の阪神震災、秋田沖地震、中越沖地震などの直撃にも構造体に損傷は一棟もありませんでした。
これは硬質ウレタンを薄くスプレー発泡させると表面にスキン層が出来ますが、このスキン層を何枚も重ね合わせるような施工を行います。(写真はエアクララ施工現場)
発泡倍率を低くするため原液も多く使用し、手間も掛かるので費用も安価には出来ません。
このエアクララの外側に完全外断熱のファースボードを貼り付けます。
このエアクララとファースボードの熱伝導率が0.021kwですが、空気の0.020kwに迫る断熱性能があります。ファースボードは30㎜が標準ですが50㎜を使用する家もあります。
ファースボードで外断熱完璧にしてスプレー発泡で完全に気密性を確保しています。
ファース工法は、その他にサッシ、調湿材、空調機材などの専用部材で構成されております。