「今時の子供はけしからん」と嘆く大人達がいます。
その「けしからん」子供にしてしまったのは、我々大人達の責任なのです。
不幸な子供を差して、親が悪い、学校が悪い、先生が悪い、社会が悪いと言う人がいます。
その社会を形成してきたのも我々大人達に一番の責任があるのでしょう。
幼児の時は、誰もが天真爛漫で純真無垢だったのでしょう。
幼い子供達の瞳は、キラキラと輝いて見えます。
私達もかつては、真っ白いキャンバスのように澄んだ心だったのでしょうか。
大人になる過程では、その真っ白いキャンバスに斑な彩色がなされて行く事に……
事実、真っ白いままでは生存競争の厳しい社会では生き抜く事がとても難しいのです。
人生を生き抜くために必要な、種々の配色を重ねて行く事になるのでしょう。
真っ白だったキャンバスに人として生き抜くための力を与えるのです。
しかしその配色は、必ずしも美しいものとは限りません。
白いキャンバスに造形や色付けされているのが、社会の現実なのかも知れません。
幾重にも重なった社会の配色は、見方によって見る人の心を打ち、彩や造形が織りなって、観る人に感動や勇気を与えるものであったりもします。
逆に見る人を不愉快、不快にするようにしてしまう場合もあるかも知れません。
「けしからん子供」「お利口な子供」「賢い子供」など、子供から私達は、学ぶことがとても多そうです。一番いけないのが、自分の姿を見出せずしての上から目線なのかも知れません。
顧みれば、昔の子供も今の子供も中身に大きな変わりはないようにも思います。
写真は弊社本社前に広がる田圃です。水面キャンバスであった田植えから時期から見てきたのですが、収穫も間近になりました。
自然の植物や生物は、どんな時も美しいものです。

毎日必ず更新・社長携帯の一言ブログ
ファース本部オフシャルサイト毎日更新
