豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

自分の家づくりは世界最高なのか…北斗市

2014-09-13 15:20:18 | ファース本部
私達が住宅システムの開発事業を行っていると、自分の研究で出来た住宅システムは、まさに世界で一番かのような錯覚に陥る場合があります。
特に住宅フランチャイズをまとめる立場から言ったら「世界一」の気概が必要です。
しかしながら世界一であることと、世界一の気概を持つことの違いは大きいのでしょう。

ある大手ハウスメーカーの腕利きの営業マンは、自分の売る住宅が世界一で在るかの如く信じ、その波動がお客様に通じて契約を戴くのだと言いきります。
ところがその彼は、自分が住むことになる実家を当方の開発したファースの家で建築を。
その後、ハウスメーカーを辞め地元の一般企業に努め、ファースの家で暮らしています。

一生一代の身を委ねる家は、建主が住んでからの快適さ、住む人と家の健康度合、冷暖房光熱費など、ハード的に確立された要素が必須となります。
加えて人が住めば生じる、様々なアクシデント、建具や設備機器などの不具合には、施工者側が、気持ち良く対応するメンテナンス体制などのソフトが両立しなければなりません。

本来の家づくりは、売って終わりではありません。
住宅量産会社は、先ずは家を売る営業部門、次に下請施工管理部門、次にメンテナンス対応部署と組織的な仕組みが不可欠です。
然るに量産会社は、建主と施工に関わる人々の人間関係が希薄になってしまいがちです。

住宅の数を売る営業マンがカラダからオーラを発散させて、その波長が建主さまに伝わり、契約は出来ても、その後の施工、メンテナンス体制までその波長が続く保証はありません。
家づくりは、強度や意匠、整備、デザイン、断熱力などと、ハードを競うのも大切です。
しかし、家は理屈でなく、住んで幸せになった建主さまの数を競うべきなのでしょう。

今日から三連休です。
弊社のハウジング事業部を除いた当番出勤のスタッフ達は、三々五々と引き上げて行きました。
さて、写真は我家の庭のブドウ棚ですが、その房実は、我味が一番ですよと、訴えているように見えます。秋は一雨ごとに深まります。

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寒暖計に見える熱と見えない熱がある…北斗市

2014-09-12 18:16:51 | ファース本部
今日、北斗市にある私の執務室の気温は、20℃で湿度が50%となっています。
誰もが20℃の気温の程度をイメージすることが出来るでしょう。
しかしながらこれは、あくまでも20℃と言う気温だけです。
熱力学的に言うと湿度50%に含まれる熱もあることを覚えておくことが必要です。
気温20℃は見える熱の「顕熱20℃」と言うことになります。

その気温時の50%の湿度では気温18.5℃に相当する熱が含まれています。
これを潜った熱の「潜熱18.5℃」と言います。私達はこの顕熱と潜熱、これを全熱38.5℃(別名エンタルピー)と言いますが、その中に身を委ねています。

このように気温20℃、湿度50%では、この湿度50%の中に18.5℃もの潜熱があるのです。
気温が30℃を超え、湿度が80%にもなると誰もが不快な暑さを感じることでしょう。
このレベルになると私達のカラダから水蒸気が蒸発し難くなるからです。

同じ30℃でも、湿度を50%くらいに下げておくと、人のカラダの70%が水であることから、人体から水蒸気が蒸発し易くなり、蒸発によって体温を奪ってくれるのです。
行政からは冷房気温28℃設定を推奨されておりますが、一般的には涼しくありません。
これを湿度50%以下にすると充分に爽快な冷房空間となります。

夏場の温暖地では、気温30℃を超え、湿度も80%を超えることが度々あります。
この時の全熱(エンタルピー)は85℃となりますが、湿度80%の含有する潜熱が55℃に相当することになります。
55℃とは熱風に近い熱ですが、私達のカラダには、蒸し暑さ程度であり、55℃の熱をそのまま感じるわけではありません。

この潜熱は、エネルギーとして具現化するときがあります。
それは、外気から呼び込んだ湿気がエアコン室内機のフィンに引っ付くと結露(その際に凝縮熱を発します)して熱を出すことからエアコン稼働を促し、その分のエネルギーを消費することになります。

私達は、気温だけでなく、真冬は乾燥した空気をフィードバックさせ、真夏は湿気の含んだ空気をフィードバックさせる熱交換式換気扇システムの開発を行って採用しています。
毎日のように、この面倒な理屈を解明しながらハードに生かしております。

さて、実験ブース(左手前)で開発に没頭していたら雷音が凄まじくなりました。
どうやらまた大雨が降りそうな気配です。

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天候と移動手段は…札幌市~千歳空港~函館空港~北斗市

2014-09-11 17:57:27 | ファース本部
北海道の真冬の吹雪は、目の前が真っ白(ホワイトアウト)になり、他に何も見えない天気になることが時々あります。当然、飛行機などの交通機関には大きな影響が出ます。
天候は、温暖地の台風と大雨、寒冷地の豪雪が特徴的です。
夏の台風で飛行機が欠航する、冬の吹雪で欠航する、粛々と対応することが出来ます。

この夏場の北海道はもっとも穏やかで、天候に左右され、予定変更を余儀なくされることを想定しておりません。
昨日は、通常通りに札幌出張のためにJRの特急に乗るため出掛け、普通に改札口を通った時点で「本特急列車の運休が決定」といきなりでした。
理由は、夜半から降った雨で途中の白老町付近の河川氾濫で線路が冠水したとのこと。

やむなく函館空港に移動して飛行機を。手続きが早かったので、往復チケットをゲットすることができました。ところが僅か数席の残席で殆ど方はバス利用することに。
しかし、5時間かかる札幌行のバスも、みんなが載れる訳でなく、多くの方が札幌行を諦めることになったようです。

私は、少しの遅れで関係者と一緒に私を待っていてくれた、大切な取引先を訪問して、出張の目的を果たすことが出来ました。飛行機が代替として取れたからです。

そして今日は、石狩地区が過去に経験したことのないような豪雨に見舞われます。
私はススキノ歓楽街の近くのホテルに泊まっていました。
仕事を終え近く食堂で食事を済ませた際は雨など降っていませんでしたが、夜半から雷の音や雨が窓を打つ音が賑やかになり、午前2時ころから携帯電話に避難勧告が鳴り響きます。(写真は河川敷の画像)

先般広島市での土砂災害時では、自治体からの避難勧告が遅れて犠牲者を多くしたとする反省から、各自治体が不安要素のある地域に避難勧告を出すようになったのでしょうか。
雷や雨の音より携帯通報音は、マナーモードでも夜中の携帯振動は激しく感じます。

ともかく寝不足状態で今日の移動です。
千歳空港に行くため札幌駅についたら厚別辺りが警戒水域を超えたため、JRが全面運休だと。代替バスの乗り場は、既に駅前を埋め尽くす長蛇の列になっていました。
やむなく弊社札幌事務所のスタッフに頼んで車で千歳空港に辿り着きます。
ところが千歳空港では雷雨が酷く飛行機の機材繰りで3時間遅れとなりました。

北斗市から300㎞離れた札幌、900㎞離れた東京、いずれも平常運航の時は、距離を気にすることはありません。まさに日本列島全体が異常気象そのものです。
天候によっては、その距離を大きくするようです。
さて、今日は帰社してから社内業務を行い、早々に帰宅する準備に。


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新しいモノづくりの根源に…北斗市~函館駅~函館空港~千歳空港~札幌市内

2014-09-10 20:16:53 | ファース本部
私達が開発した住宅システム、ファースの家には、幾つもの特許工法、特許部品などが組み込まれております。特許とは決して特別なものでなく、従前の家より温熱性能に優れた家づくりを行うためには、今までに無かったスペックの部材が必要になります。

私達は、断熱材などを自分でつくることなど出来ません。
従来から異なる使い方をしていた断熱材の組み合わせを変えることは、それだけで工法特許の対象となります。特許取得には、従来の使用法より歴然と断熱材の付加価値を高め、施工性なども改善できる要素が審査対象となります。

家づくりは、基礎から土台、構造やサッシ、屋根、内部建具など多くの部材の組み合わせで建築されます。部材どうしの突合せの方法を変えることで省力化やコストダウンがはかれるような作用があれば、これも特許の対象になるのでしょう。

今日はある資材メーカーさんを訪問して研究開発の様子や製造ラインを見学した後に、エンジニアの方々と意見交換を行なってきました。
専門技術者の方々の特化した知識や経験は学ぶことばかりです。
一方で建主さんと直に触れ合う最前線にいる私達ビルダー関係者の意見を謙虚に聞く姿勢にはとても感服します。

昔の腕の良い職人やエンジニアは、そもそも人の話を聞かない人ほど、特質したスキルを持っていると言われた時代がありました。
それは昔の話であり、時間の流れが急流になってからは、人の持っている情報や技術が無ければ時代の潮流について行けなくなります。

頑固一徹のモノづくりの時代は過ぎ去ったと言うことでしょうか。
モノづくりには、頑固や拘りがあって然るべきなのでしょうが、それも他の意見や提案、情報を受容、肯定する寛容性があってこそ一流と言えるのでしょう。
今日のメーカー交流では、匠の技を生かすには、やはり人間力が不可欠であることを再認識したしだいです。

さて、今日の札幌移動はJR北海道のスーパー北斗の改札を入ろうとしたら、急遽、函館本線が大雨で途中路線が洪水によって冠水のため運休となるとのこと。
直ぐに函館空港に向かい何とか飛行機で事なきを得ました。
写真は夕刻に高速道路から撮った札幌の夕焼けですが、不気味な雲が気がかりです。

さて、明日も私は不気味な雲の上を通る飛行機で帰社することに致します。

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夫婦の在り方について…函館市~北斗市

2014-09-09 18:48:25 | ファース本部
今日は家庭裁判所で夫婦関係調整の調停案件で登庁しておりました。
夫婦になる結婚とは、生まれも育ちも異なる他人の二人が共同生活を行うことです。
熱烈な恋愛をして、多くの人の前で永遠の愛を誓い合いながら離婚する夫婦もいます。

ある資料には、都道府県の中で離婚率が1位の沖縄、2位が大阪、3位が北海道だと記載されておりました。
離婚率の低い県は、新潟、島根、富山、石川、秋田など、何故か北陸から東北の日本海側に偏っています。

離婚率の高い地域に共通性は殆どありませんが離婚率の低い地域は、日本海側という共通性がありますが、これを科学的な根拠で正確に言える人はいないようです。
婚姻率が最も高いのは、東京だそうですが、東京の離婚率は、全国第8位だと言う事です。

婚姻率第2位の沖縄は離婚率も第1位で、沖縄は結婚も、そして離婚も多いと言う事です。
沖縄は、婚姻関係に関してとてもダイナミックな地域のようです。
離婚率第3位の北海道は、婚姻率が全国平均より低く、結婚が少なく、離婚が多い地域だと言う事になります。
つまり北海道は、実質的な相対離婚率が高い事になります。

私達が調停案件を行う過程では、夫婦双方が互いに認め合い、分かち合えれば離婚にはならないのですが…
この「互いに分かち合う」と言う事は、口で言うほど簡単でありません。
冒頭に記述した、生まれ育った環境の異なる事から、人生観、価値観、感性の整合を伴うからです。
意見の相違や行き違い、勘違いなどは必ず発生するものです。それを「分かち合い」が乏しければ、家裁の調停室に行く破目になってしまいます。

日本海側は、仲睦ましい夫婦が多いと言う事になりますが、この理由が日本海側特有の厳しい気象が夫婦の絆を強くすると言うのであれば、8ヶ月間も冬期間にある北海道の離婚率は理解出来ません。統計的な離婚率などに理屈をつけるとするならば、「相互が分かち合う風土や風習が根付いている」と言う事だろうと思われます。

私達は、幸せな家族を包むための家づくりを行なっています。しかしながら、どんな家でも家庭を形成する家族の相互愛がなければと…
一方的な価値観でなく、異なる世界を見聞きする寛容性なども必要なのでしょう。
写真は家庭裁判所の窓から撮った今日の函館山です。明日は札幌出張となります。

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足元にこそ将来が見える…七飯町~北斗市

2014-09-08 18:42:04 | ファース本部
我国二十数年前は、国民総バブルであったと思われます。
国も、国民も、企業も、自治体も、気泡のような経済状況に危機感を持てませんでした。
政府を批判する立場のマスコミも完全に浮かれていたとしか言いようがありません。
今が順調で潤沢な状況にあるとするならば、次には必ず苦境が訪れるものです。

破綻した夕張町は日本を代表する炭鉱の町でした。
活況時には人口も10万人を越え、繁華街は人が溢れ、繁栄を謳歌していました。
このような活況の時は、次の時代に来る苦境時期など思いもよらない事なのでしょう。

石炭と言う固体素材が当時の暖房燃料、発電燃料、動力燃料の主流であったのです。
当時から石油と言う液体素材が存在しており、固体から液体にとって替わる事など充分に想定出来た事だと思うのですが。

今が活況でその将来に苦しみが来る事を想定しないさいと言う事が無理なのでしょうか。
好調な時期にこそ様々な蓄えが必要なのです。蓄えとは、財源だけでなく、知恵や知識、そして人間としての包容力、寛容性などの人間力の蓄えの方が大切であると思われます。

私達ファース本部は、深夜電力活用のオール電化住宅の先行きに不安を感じたのは15年ほど前になります。その時から深夜電力に頼らない家づくりを研究してきました。
3・11の原発災害が無くとも、深夜電力利用の蓄熱暖房機や電気温水器が累積してゆくと、いずれは昼間と深夜の電力が均等になり、この深夜電力制度は瓦解するのです。

昭和60年に誰もが行ったことのないオール電化住宅を創設した時も、いつまでも続くとは思いませんでした。しかし電気のない社会を創造することは無理なことです。その電力を上手に活用する方法を研究開発しています。足元を見つめ、今の状況が何によって保たれているかを読み取れば将来の姿は、うっすらと見えてくるものです。

今日は大沼のゲストハウス(げっかそう)<写真>のエコ電化への切り替えの指示をしてきました。
今日も快適な北海道の秋の一日でした。

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ふるさと創生事業とは…北斗市

2014-09-07 15:21:12 | ファース本部
第二次安倍内閣では、石破地方創生大臣が誕生しました。
政府の肝いりで過去にも何度か「ふるさと創生事業」政策は試みたものの、確たる成果が得られませんでした。
石破大臣には大いなる期待を持ちたいものです。

不便な田舎を便利にすることは、真の地方創生でありません。
田舎は、田舎のままでその田舎の良さを生かせるとしたら色々な方法があると思われます。
田舎のコミュニティ、田んぼ、森林、畑などを最大限に利用して雑多な作物を作る……
当たり前のことですが、その田舎の作物を田舎で二次加工を施し、製品化すべきなのです。

田舎に加工場が出来ると雇用が生まれ若い人は、田舎から都会にでる必要が無くなります。
加工品は、食品だけに限らず、木工品、繊維品など、その田舎の特徴を徹底的に生かした差別化製品をつくる必要があります。むしろ付加価値の高い嵩張らないモノづくりを為すべきです。
ロットや品数では大手のメーカーや中国産に太刀打ちできないからです。
田舎から都会に売り込むだけでなく、高品質を特徴にして海外輸出も視野にいれます。

田舎に息吹が蘇れば、若い人が集まり、子育ては、高齢者の役割となります。
子供が預け先で高熱を出しても、医師が駆け付けられる環境を整備する必要があります。
田舎での生産性が高くなると医療福祉、教育環境のコストが担える状況になります。

田舎には子育てのコミュニティがあり、一次産品を生産する資源があります。
その人的資源と祖先が残した田圃、畑、山林、綺麗な水や空気などの資源があります。
田舎を生かす仕組みづくりを行なえば、日本創生は必ず実現できると思われます。

私達の業界では、全て地域密着型の建設業者を活用することです。
地域工務店は、地域の販売代理店から物を買い、地域の協力業者に発注するため、地域に基礎から電気水道、仕上げなどまで30業種ものモノ、金、人が回り始めるのです。
写真はネット画像ですが、このような田舎に活力を与えることは可能です。

さて、今日は締め切り原稿の執筆と相談回答のため、出社してきました。早めに帰ります。

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住んで後悔しない家づくりを…七飯町~北斗市

2014-09-06 14:36:59 | ファース本部
家を建築する際の誰もが、その計画段階から出来て家族が住まいする光景を描きつつ、大きな夢を膨らませていることでしょう。ところが住んだ後に具現化するのが温熱環境なのです。言葉で温かい、涼しい、快適など言えても見えない世界なのです。

家を売ることに長けた業者などは、高気密高断熱などをセールストークに致しません。
見えないことを解くより、外観、内装、キッチン機能やデザインを強調致します。
私達は、家を売ることに長けていませんが、住んだ建主さまが営業マンになって戴けるような、優れた温熱性能の家を提供することを信念にしています。

私達のファースの家は基本的に全室シーズン冷暖房空間にしております。
人の存在しない納戸、床下、天井裏、空室などを、常に暖かくしておくには、家の断熱構造と、その性能が大きく関わって参ります。
外張り断熱(外断熱)のように、断熱材の内側に構造体があり、熱容量(蓄熱熱量)が大きい家の場合は、暖房や冷房の熱をその構造体が吸収する作用がおきます。

空気の比熱は約0.3wですが、構造体の比熱は空気の約900倍、270wにも及びます。
一旦、暖房や冷房を切ってしまいますと、もとの暖房(冷房)温度まで戻すまでに膨大なエネルギーを使用する事になります。
暖房や冷房を連続稼動する方が省エネになると言う公式試験のデータも存在します。

必ずしも私達のような樹脂スプレー発泡断熱方法や外張り断熱構造でもなく、グラスウールやパネル工法などの内断熱においても、施工精度がしっかり為されている場合は、内部間仕切り構造材、家具などが蓄熱するため、連続稼動の方が省エネになる場合もあります。

このような温熱性能は、レクチャーするほど建主さんが引いて行く……
何度も嫌がられて他の工務店やハウスメーカーに移って行かれたことも少なくありません。
しかしながら信念を持たなければ温熱性能の研究開発は進んで行かないものです。
今日はゲストハウス(写真)の温熱性能を新型バージョンに切り替える工事を視察してきました。



このゲストハウスの近くにある大沼公園の湖畔はとても澄んでいてm清々しい秋の一日が過ぎ去って行きます。

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ガラスのLOW-E機能とは…七飯町~函館市~北斗市

2014-09-05 17:22:58 | ファース本部
家づくりにおいて昨今は特に冷房や暖房に費やするエネルギーを軽減するため断熱、気密などの性能を高める機運が盛り上がってきました。
電力料金の値上がりや化石燃料の高騰が世論をジャッキしているように感じます。

私達は既に平成元年から、2020年義務化が施行される省エネ基準レベルの温熱性能の家づくりを実践して参りました。
それには断熱材の素性、施工性、気密層の形成、更に熱交換式換気扇の採用に加え、窓にLOW-E機能を持ったガラスを採用してきました。

26年前には、単板ガラスにアルミサッシが当たり前でした。この時代に複層ガラス(ペアーガラス)で、LOW-E機能ガラスを標準装備してファースの家はスタートしました。
このLOW-E(ローイー)機能とは、Low-Emissivityつまり低放射の略です。

ガラスの表面に特殊な粒子の金属膜をコーティングしたガラスのことです。
コーティングされた金属粒子は、ガラスの掃除などで接触すると一気に機能低下するため、ペアーガラスの内側にコーティングされます。したがって単板ガラスにはありません。

この金属粒子の特性を変えることで放射熱を選択できます。
例えば、寒冷地のように外部が氷点下になる地域では、煖房熱を内側に跳ね返して冷気を遮る機能が付けられます。
また温暖地では、日射熱を外側に反射させて遮る遮熱ガラスなどを選択できます。
場合によっては、東西南北のガラスのLOW-E機能を使い分ける方法もあります。

複層ガラスには、ガラスとガラスを合わせた間隔も重要で中に乾燥空気、アルゴンガス、クリプトンガスなど封入するため断熱効果に大きく関係します。(写真はあるガラスメーカーのネット画像です)
広すぎると対流を起こし、狭すぎると断熱スペースが薄くなって効果が上がりません。

この間隔を幾つにしてどんな気体を封入するかの研究を行ってきましたが、最も効果的だったのがLOW-E機能を持たせることです。今でこそ多くのビルダー関係者はこのLOW-E機能の存在を知るようになりました。
しかし、私達は、平成元年に上記の全ての性能を合わせたファースの家を構築して展開してきました。


オーバースペックだとか、マニアック道楽の家づくりとかの散々の評価だったのですが、家づくりの基準スペックが私達に届いてきたように思えます。
さて今日は道楽モノの住宅だと揶揄された時代から誠実にお付き合い戴いた方が来社され、これから懇親会です。

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人がいて国が在り、社員がいて会社が在る…北斗市

2014-09-04 18:21:11 | ファース本部
極東の海に浮かんだこの日本列島は、諸外国から侵略される事もなく、独自の文化と歴史を育んで参りました。
刀を振り回した戦国時代、幕末からの文明開化、大陸攻略時代を経て敗戦となり、戦後復興では目覚しい高度経済成長を成し遂げてきた歴史があります。

私達家づくりの世界でも先人達の誇るべき知恵と工夫は、まさに独自の技能と技術を積み上げてきたのです。
そのような創造社会を経て、反省すべき戦乱の混迷時期、そして敗戦後の奇跡的な経済成長を…

日本の歴史の全てを、自虐的になる事もなく、理屈をつけて正当化する事もなく、極めて客観的に、かつ正確に理解する事で、日本国として何をし、日本人として何をするのが見えて来る気がします。
昨日は、安倍内閣の内閣改造で新しい陣容が出来ました。

政治家も、国を愛する気持ちが無ければ選挙を勝ち抜くことは出来なかった事でしょう。
この愛国心とは、日章旗を靡かせて走り回る右翼団体とオーバーラップさせて、その愛国心と言う言葉そのものにアレルギーを感じてしまう人も多くおります。

先の大戦で我国は、日章旗を戦争の象徴としてきました。だからこそ日章旗に対する嫌悪感を訴える人がいます。
しかし、だからと言ってその日章旗を隠してしまう方がはるかに卑怯なこと思えてなりません。
日章旗を平和の象徴にフィットさせるのは、まさに現在に暮らす私達日本人の責務なのでしょう。

自分がいるから国家があるのか、国家があるから自分の存在があるのか…
鶏が先か、卵が先かは、いわゆるどちらも同じくらい大切だと言う意味でしょうか。
今日は月一ミーティングを行い様々な議論をした一日でした。
社員がいるから会社が成り立ち、会社があるから自分や家族の生活が成り立つ…

人は人によって支えられ、その人は国によって護られます。
会社も人で成り立ち、会社はその人を護るべき使命を果たさなければならないことを切に感じた一日でした。
さて、今日は終日、強い雨に見舞われましたが、この雨の中を札幌や東京から来たスタッフ達が戻って行きました。

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落とし処を見つけ出す…函館市~北斗市

2014-09-03 16:51:51 | ファース本部
家庭裁判所の調停案件は、双方の言い分が噛合わず、結果として裁判所にまで案件処理を依頼するに発展した場合に行います。
双方が自分の言い分を主張することで感情的になり、売り言葉に買い言葉と続き、大きな紛争になってしまうのです。

調停室では、双方の言い分を交互にして公平な時間配分で寛容に傾聴することが原則です。
最終的には、当事者双方の主張の落とし処を、それこそ当事者の理解を得ながら見出して行く、とても根気強い内容です。
今日は、その落とし処の見出すために当事者に対する動機付けの方法などについて勉強しています。

私達の住宅産業でもお金を支払う建主さんと施工することを生業にする工務店の間で、紛争になる場合も少なくありません。
当方が行う住宅ネット相談には毎日幾つもの案件が寄せられます。
建主さんは少ない予算で完璧を求め、施工者側は出来るだけ利益のでる仕事をしたがるのは当然なのでしょう。
契約書や仕様書に記載されていない事案については、やはり双方が納得できる落とし処が求められます。

家庭内紛争や家づくり紛争でも共通点は、双方の立場を思いやることなのでしょう。
当事者双方は、互いに相手の立場や心情を理解しようとした時、一気に落とし処が見えてくる場合があります。
それは決して理屈で説得するのではなく、当事者双方が自然に気付いて行くような環境設定がとても重要なのでしょう。

紛争が起きた事象の多くは、相手を思いやる気持ちが欠如し、感情的な起伏が大きくなっていそうです。
中には無理難題を圧し付ける案件もあります。
しかし、それでも結局無理は通らず、最終的には常識的な落とし処で決着するものです。

今日は数年前に同じ家庭裁判所で一緒に仕事をした方が講師での勉強会でした。
今夜はこれから懇親会に参加してきます。写真は関西の家庭裁判所の画像です。
 

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北海道新幹線の「新函館北斗駅」の駅名が決まるまで…北斗市

2014-09-02 17:49:51 | ファース本部
北海道新幹線の新駅名は、新函館北斗駅と決まるまで喧々諤々の遣り取りがありました。
函館市と新駅立地市の北斗市は、函館市が「新函館駅」を、北斗市が「北斗函館駅」と主張をし合い、なかなか折り合いが付かなかったのです。(写真は工事中の新函館北斗駅)

全国新幹線整備法によると北海道新幹線の当初の区間は青森市~札幌市間でしたが、昭和48年11月運輸省告示により、更に北の旭川までと変更されていました。
つまりは青森、函館、札幌を経由して旭川まで貫通させることを法律で決めています。
その北海道新幹線を出来るだけ早期に実現させようと、函館市が中心となって様々な誘致活動を行ってきました。

いよいよ北海道新幹線開通の見込みが付いた時期に新駅名の問題が湧き出てきたのです。
「新函館駅」に異論を唱えたのは、北斗市です。
新駅は函館市に操車場や線路敷地の一切が含んでおりません。その殆どは北斗市に含まれております。
それだけではなく新幹線開通後の在来線活用の負担額が北斗市に大きく圧し掛かります。

そもそも「北斗市」は数年前に新駅が出来る旧大野町と隣接する旧上磯町とが合併して出来た新しい市名です。
函館市側としては、その降って湧いたような新しい北斗市名を駅名に入れることに激しく反発する事態となりました。
上記のように両市の言い分は、それぞれに相応の理由があるわけです。

新幹線駅名決定権は、北海道JRであり、函館、北斗両市は主張を述べ合うだけなのです。
ともあれ、函館市が主張していた新函館に北斗を加えた「新函館北斗駅」に決まりました。
双方の折衷案を採用した形になりましたが、あの駅名論争は何を意味していたのか…
はやり市民感情を背中に背負っている政治家の宿命なのかも知れません。

新駅名が決まった後の両市は、互いに次の課題解決へと駒を進めており、決着がつけば後を引かない寛容性も持ち合わせているようです。
明日は安倍総理が内閣改造を行うようですが、どのような人事であっても後を引かない政治を行ってもらいたいものです。
さて、私達経営者は人事面の対応策に頭を悩めますが、特に役職や転勤辞令などは特に…

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木造家づくりの醍醐味とは…函館市~北斗市

2014-09-01 18:13:16 | ファース本部
私は元々、鉄骨こそ究極の家づくりが出来ると思い、自分の住まいも鉄骨づくりでした。
しかし、都会での土地価格が何百万円もする場所なら致し方ありませんが。
普通の家なら木造で行った方が、色々な面で情緒性を醸すことが出来ることを解るのに時間は掛かりませんでした。
事実、内装部材に無垢木材を多くした使用した家に住むと、病気なる確率の疾患率が低いとのデータもあります。

自分の家を鉄骨づくりした他は店舗や工場以外の住宅はすべて木造で行ってきました。
ファースの家は、日本古来の木造軸組工法にフィットするように研究開発しています。
先週訪れた東京都文京区の100年前の木造建造物、大谷邸は木造だからこそ、しっかりと現存しているのを確認してきました。
100年前のコンクリート造、鉄骨造なら現存は無理なようです。奈良の法隆寺は1000年以上も前の木造建造物です。

一定期間の手入れは必要ですが、然るべきメンテナンスを行っておけば木造建造物は、何百年もの高耐久を可能にしているようです。
写真は、角材を撮ったのですが、切り口の年輪に合わせて左面に柾目が出来て、右面に板目の文様が出てきます。
昔は棟梁が、この文様を組合させ、人の住む空間を作ったのです。

昨今はプレカットで木目の文様を充分に生かせるような家づくりが出来なくなりました。
それでも木造の家は、家となった後も住む人の息遣いや、四季に合わせて木材そのものも息衝いております。
無垢の木材を使用すると突合せ部分に隙間が出来、或は新建材を引っ張ってクレーム対象になる場合があります。
しかし、その木材の息遣いを楽しむ気概がなければ無垢の木材の家に住むことは難しいかも知れません。

私達のファースの家は、樹脂断熱材を木材に被せるのですが、スプレー発泡の際に出来るスキン層で湿気を遮断しつつ、木材が呼吸の出来るように処方してあります。
木材特性を生かす家づくりは、やはり日本人の感性がフィットしているようです。
今日は、家の木材が腐ったとする住宅相談がありました。要因は湿気を含んだ断熱材料と施工方法に問題を抱えておりました。木材は、乾燥した環境におけば腐らないのですが。

さて、9月1日月曜日、まさに秋らしい爽やかな一日でしたが今週は、当方も宿泊出張のない1週間になりそうです。

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