息遣いの分かる樹木…北斗市・ファース本部

息遣いの分かる樹木…北斗市・ファース本部
ファース本部本社の執務室から南東を眺めれば、数本の大樹の枝葉が手前の住宅を覆いつくしそうな感じです。
樹木も生きているのですから、見た目で元気か否かをみることが出来ます。

写真は、我家の新築時に旧宅前から移設した松の木ですが、私には大きな思い入れがあります。
左手前は、父親が大金を支払って購入したと思われる200年モノの松の木です。
右側は、亡くなった姉が小さな松の木を植え、それを姉自身が丹精込めて育てた松なのです。

この亡くなった姉がいなければ、現在の福地建装は無かったと思います。
事業団体の窓口業務でコツコツと働き、お客様の信頼が厚く、一切の贅沢をせずに貯金をしていたのでしょう。
私が福地建装を設立する際には、何も言わずに資金を出してくれました。

その姉も晩婚でしたが家庭を持ち、優しい旦那さんと二人の子供の母となり、300㎞離れた札幌で幸せな生活を営んでいましたが、ガンを患い早くに亡くなりました。
怒った顔を見たことのなかった優しい姉でした。

旧宅の時は、雑草に埋もれるような場所であったのですが、妻のはからいで新築時にこの場所にしっかりと移植しました。
毎日、この松の木に亡き姉からの励ましを感じています。
敬愛する亡き姉は、きっと見守っていてくれているのでしょう。

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