真冬には太陽高度が低くなり、南側の窓から大量の太陽熱が家の中に入り込みます。
この冬場の太陽熱を取り込んで床下に溜め込むように工夫し、平成8年に「パネルの要らないソーラーハウス」の認定を交付されました。
当時は表面積の大きな砕石を敷き込みました。
大型のダンプカー1台分を現場に搬入し、それを水洗いしてから乾燥させます。
更にはネコ車で床材を貼り込む前に搬入する作業がありました。
ファースの家初期の住宅にはこの砕石が敷設されています。
この砕石は、ダンプカー1台で3万円くらいですが洗浄乾燥、搬入の手間を考えれば決して安価ではありません。
このタイトプレートとは、潜熱蓄熱材と云い、40坪の家で約20万円の費用が掛かりますが、床下に置くだけなので手間は殆ど掛かりません。
手間を思考すると砕石とあまり変わりなく、現在のファースの家の殆どがタイトプレートを採用しております。
タイトプレートは専用指定をしておらず、いまだに昔の砕石に拘っているFAS加盟工務店も存在します。
タイトプレートは、ポリプロピレンの容器に硫酸ナトリウムを処方したモノを封入していますが、温度が上がれば液化し、下がれば固形化することで蓄熱容量を大きくなります。
砕石と異なり床下がフラットさを保持できるため、床下メンテナンスも容易です。
これは住友化学の関連会社、住化プラスティックが製造しており、直接購入してFAS加盟工務店に卸しております。これも施工者の利便性とお施主さまのメンテナンスを思考する事で、ファースの家の使用環境に特別処方した専用部材です。
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