武田聡のビューティフルストローク

山形市議会議員「武田さとし」が、日頃の議員・政治活動や水泳関係の活動日記をつづっています。

市議会最終日

2012-06-28 | Weblog
今日は午後から市議会本会議が開催委され予算委員会に付託されていた議案について報告があり採決が図られる予定です。補正予算等については作成中の議会レポート等でもご報告してまいりたいと思います。

さて25日(月)に開催された産業文教委員会においては朝日新聞コラムに掲載された朝日町の長岡大谷小学校校長(元同朝日新聞論説委員)の山形市の学校給食に関して、センター方式であるためおいしくないなどという市内勤務をした経験のある学校長の声などがあったことを基に山形市が採用しているセンター方式を批判し、自校方式の良さを強調しながら、山形市は給食費にお金をケチっているなどの内容が掲載された件が20日の一般質問で取り上げられ、市教育委員会として掲載文面等の意図や確認を同町教育委員会に行い回答を得ている内容につて報告され、27日の全員協議会では同教育長からの謝罪があったため了とするとの報告がありました。

全員協議会では調査を求める声や24時間公人である立場でのコラムといえどもも問題視する意見などもありました。

長岡校長は27日、山形市内のホテルで記者会見を開き、朝日町教育委員会が山形市教育委員会に提出した回答について、「私が謝罪していると書いてあるが、謝罪はしていない。事実に基づき評論しており、表現が下手だと言われれば、もっと修行しなくてはならないが、おわびする理由はない」と主張したと報道されており、
「給食に金を惜しむ愚かさ」と題したコラムについて、長岡校長は「給食の民営化が進む中、コスト削減が重視される余り、見落とされる点がないか問題提起したかった」とあらためて趣旨を説明。朝日町教委の回答は、山形市教委に提出されてから内容を知り、「謝罪」など自分の主張と異なる部分があるとした。
(山形新聞ニュースオンラインより)との話もあり、朝日町教育長からの質問に対する回答と一昨日会見されて内容が新聞に掲載されている内容がかなり食い違っておりこれでは単に了とすることには納得できない声が相次ぐ様相です。

私は言論の自由は十分尊重しながらも、市は市として自校方式の良さも認めた上で様々な議論を踏まえ、結果センター方式を採用してきた経緯と批判コラムに対して市の考え方について市民、保護者、児童へ伝える努力をすべきであろうと思います。27日の全員協議会ではその一部を報告があった訳ですが、報道等で全てを詳しく伝えてくれてる訳ではありません。

会見では市長も主張されたということですが、市のHPに掲載するなり、市報に掲載するなり、教育委員会として各校に説明する通知をだすなど学校に通わせている保護者や児童の不安を解消する努力を惜しむべきではないと思います。
私も確かに自校方式での調理の良さや食育の意義も十分あるだろうと思いますが、山形市でも安全安心の学校給食を実現するために原料の入荷から製造・出荷までのすべての工程において、あらかじめ危害を予測し、その危害を防止(予防、消滅、許容レベルまでの減少)するための重要管理点を特定して、そのポイントを継続的に監視・記録(モニタリング)し、異常が認められたらすぐに対策を取り解決するので、不良製品の出荷を未然に防ぐことができるシステムであるHACCP方式を採用したり、市産の野菜を活用した中でも食育を採用するなど努力している面が十分あろうと思いますが、美味しさは人それぞれの価値判断でありますし、給食の本来目的からすれば、提供する価格も高額に設定する訳にはいきません。なおおいしくないと批判の声があるとすれば、センター方式の中でどうやって改善していくかということにも力を注ぐ必要もあるでしょう。

考え方はそれぞれではありますが、相手とやり合うだけでなく、経緯と現状を市民や保護者、児童へ理解を得る努力が求められると思います。

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