迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

元社保庁長官は退職金を全額返納せよ 横尾・最高裁判事が退官へ、任期2年7か月残し

2008年09月04日 | 役所・役人
元社保庁長官という立場を考えると、天上りして最高裁判事をすること自体が間違っている。
年金記録漏れ問題の責任を取って、社保庁長官時代と今回の退職金を全額返納し、謝罪すべき。
ちなみに産経新聞の2008年9月3日の正論で【正論】政治評論家・屋山太郎 最高裁の判事たる資格を問うとして、
『 社保庁長官から次官になった者もいるが、通常、社保庁長官は次官レースからはずれた人のポストで、ここで箔(はく)をつけて華麗で重厚な天下り人生が始まる。この中で平成13年最高裁判事に“天上り”を遂げたのが横尾和子氏である。横尾氏は昭和61年に厚生省年金局企画課長に就任し、基礎年金制度改正を担当した。
 引き続いて同氏は大臣官房政策課長を経て、平成6年から約2年間社保庁長官を務めた。基礎年金番号が導入されたのは平成9年1月で、横尾氏は長官として基礎年金番号の導入の検討に参画した。この作業が国民に未曾有の不安を与える“大犯罪”となったのだ。
 その人物が最高裁判事を務めているから、他の社保庁長官経験者が公益法人に天下っていることを咎(とが)められない。横尾氏は最高裁判事を務める資格は全くないと知るべきだ。即刻、辞任を求める』
と、書いている。
横尾・最高裁判事が退官へ、任期2年7か月残し
 最高裁は4日、横尾和子判事(67)について、内閣に依願退官の手続きを取ったと発表した。
 70歳の定年まで約2年7か月の任期を残していたが、既に在任期間が約6年9か月と現職の最高裁判事の中で最も長くなっており、「事件処理の区切りもつき、重責から離れることにしたい」として退官を申し出たという。
 最高裁判事が任期途中で辞めるケースは、2001年に依願退官した大出峻郎氏(死去)以来で10人目。横尾判事は、閣議を経て、天皇陛下の認証により退官する。行政官出身のため、後任の人選は内閣で進められる。
 横尾判事は1964年に厚生省(現・厚生労働省)に入省し、94年~96年に社会保険庁長官を務めた。アイルランド大使を経て、2001年12月、最高裁判事に就任。最高裁で唯一の女性判事として、今年6月にはNHK教育テレビが放送した戦争特集番組の改編を巡る民事訴訟の判決で裁判長を務めた。また、国籍法の規定を違憲とした同月の大法廷判決では、合憲とする反対意見を述べた。
 元社保庁長官の経歴を巡り、年金記録漏れ問題の責任を問う声もあったが、最高裁は「退官とは直接関係ない」としている。
9月4日14時19分配信 読売新聞