迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

どこが「のろけ」なのか?

2006年07月18日 | 人生案内
【読まぬ夫、尊敬できない】 2006/06/10掲載
◆私も未熟だけど…他人と比べてしまう 
 31歳主婦。結婚して1年半になります。2歳年上の夫についての相談です。
 夫は、おおらかで明るい性格ですが、価値観の違いから時々けんかをします。結婚するまで、相手が彼でいいのか、何度も迷いました。結局選んだのは自分なのですが、時々後悔することがあり、苦しいのです。
 最も大きな問題は、いまだに夫を尊敬できないことです。新聞や本をあまり読まない、言葉をよく知らないという面があり、社会人として、周りからどう見られているのかと考えると、不安になるのです。友人たちのだんなさんは皆、夫より優れています。
 私には見る目がなかったのでしょうか。夫には失礼ですが、私自身も未熟な面が多いから、それなりの人としか、縁がなかったのでしょうか。私はいつも自分の決断に自信が持てず、あとから間違った選択をしたと思ってしまいます。
 今後、夫婦として、夫の嫌な所とどう向かい合っていったらよいのでしょうか。(茨城・H子)

■回答[回答者]出久根達郎(作家)
 申しわけありませんが、あなたのご質問を読んで、思わず笑ってしまいました。
 これは、のろけ、じゃありませんか? そうでないとしたら、あなたのわがままです。この世に、完全無欠な人間などおりません。あなたはご自分の短所をご存じない。だから人の短所ばかりが目につくのです。
 価値観が合う夫婦なんて、存在しません。何もかも自分のコピーのような相手でしたら、おそらく結婚していないでしょう。
 新聞や本を読む読まないが、人を測るものさしであるなら、ずいぶん小さなものさしです。読ませるように上手に勧めるのが、パートナーの役割です。
 結婚生活は、自分の感覚やものさしだけで営めるものではありません。互いの価値観をいかに合致させるかが、結婚の課題です。だから面白くもあり楽しくもあり、そしてつらいのです。
 あなたがいつも後悔するのは、あなたの持つ尺度が常にぶれるからです。夫のように、おおらかに考えてはいかがですか。
------------------------------------
私には「のろけ」とは感じられません。
夫婦の価値観が違うということは、先々のことを考えると、かなりの障害になるように思います。
結婚前にある程度の「相手の価値観」はわかると思いますが、全てがわかるとは思いません。

幸い、我が夫婦は似たような価値観を持っているようなので、助かっています。
似たような価値観というよりも、「相手の価値観が自分の価値観の許容限度の範囲内である」と言った方が正しいかと思います。

新聞や本を読む読まないを気にしている人にとって、それはとても重要なことなのです。
回答者の「新聞や本を読む読まないが、人を測るものさしであるなら、ずいぶん小さなものさしです。読ませるように上手に勧めるのが、パートナーの役割です」はアドバイスとしては正しいと思いますが、小さなものさしの相談者にとって適切なアドバイスなのかなー、と思いながら読んだ次第です。