ピンク熱を出す

　今日はピンクが38度8分の熱を出したと聞いた。ヘルパーがとりあえず着替えとオムツ交換シーツ交換だけしてくれたらしい。
　昨日までしっかり食事も出来ていた。大阪にもどったおじ様の電話にを耳につけると、嬉しそうに頷いたらしい。しかし今日は食事は食べられない。生憎土日で病院も休み。高齢であり救急病院へ通院はかえって負担だ。
　電話でとりあえず水分補給とクーリングをしっかりするように話した。
　仕事を終えて、アイスクリームを持参する。熱があるときは食べやすい。父も食欲がなくても食べられた。家に着くと隣のおばさんも心配して来てくれていた。
　ピンクの熱はずいぶん下がってはいた。とりあえずアイスクリームを口につけると、気持ち良かったのか、ひとつ綺麗に食べられた。食べ終わると幾分呼吸も楽になった。
　ちょっと・・・疲れた。でも、良かった。明日はご飯が食べられるといいな。
2010/3/13の記事

ピンクの義弟・・齢９１歳

　今日は急逝した親戚のばあやんの四十九日法要だった。亡くなったあの日、一日が３日くらいに感じたが、四十九日はあっという間に来た。
　その法要に、大阪のおじ様がはるばるやってきてくれた。大阪のおじ様はピンクの亡くなったご主人の弟で、確か９１歳になると思う。ピンクが９７歳なのだから、その位にはなるわけだ。
　おじ様は昔から達筆なお手紙をくださる方だった。今でも写真が好きで、ピンクの家にもよく写真を送ってくださるらしい。さすがに、足元は危なくなっているがまだまだかくしゃくとしていらっしゃる。
　おじ様は大阪から娘さんとバスでやってきて日帰りと言う強行軍だった。法要の後、ピンクの家にもよって様子を見て帰った。ピンクはぐっすり眠ってたが、予感がしたのか声を掛ける前に覚醒した。声を掛けると今日はしっかりしゃべり、おすしや寒天を少しずつ食べた。
　私が食べさせている間、おじ様が手を握っていた。ピンクは
　「もったいない」
と言った。
　おじ様の話も面白かった。色々話してくださって途中
　「О先生知ってるか？」
と聞いた。おじ様のお友達だとしたらさすがに知らない。そう思って聞くと、何とおじ様の子供の頃の校長先生のことだった。し、知るはずもない・・・。
　その先生は居合いの達人で日本刀を素手で握ってさらしで縛ったまま、
　「えい！」
と引き抜いても手が一切切れなかったらしい。
　「ほんでな、ガキ大将が真似してな・・・。」
そこまで話したところで、結果は見えていたのですでに膝にぞわぞわときていた。
　「おっちゃん、もう怖い・・・。」
　「剃刀を握って子分にくくらせてな。」
　「うわ～・・・・（無意識に耳にフィルター）。」
書くまでもなかろう・・・。いい感じに寒くなった。
　法要のばあやんも、頑張ってるピンクもおじ様の来訪を喜んでいるだろう。年齢的にこんな強行軍は、いつまでも続けられないだろう。来ていただいて本当によかった。どうかいつまでもお元気でいて欲しい。そしてまた、ピンクに会いに来て欲しい。

＊ブログを更新していたら、ピンクのひ孫から電話。ホワイトデーのケーキを持参してくれた。仕事の帰りかと思ったら、わざわざこれを買いに行ってくれたというではないか・・・。このかわいさに負けるんだなあ・・・おばちゃんは。こんな時間なのに誘惑に負けて・・・ぱくり。

2010/3/11の記事

冬に逆戻り

　昨日今日とすっかり雪になってしまった。さすがに降り積もるというほどではないが、雪交じりの冷たい雨が降り、車や木々には積もっている。３月・・・花冷えという言葉はあるが、今頃でいいのだろうか？桜が咲く頃・・・だから、そうなのかもしれないが、イメージ的にちらちらと雪が降る程度だと思っていた。
　キヨちゃんは湯たんぽを片付けてしまったので、雨降り続きで一石二鳥と思い、布団乾燥機のお出ましとなった。布団がふかふかだとぐっすり眠れるかもしれない。
　リュウはお天気が悪くて、外で遊べない日が続いてつまらなそうだ。今日は少し晴れ間があったので、その間に少しキヨちゃんが外につないだらしい。洗濯物も外に出す。しかし、そのままキヨちゃんはうとうとしてしまったらしい。はたと気づくと雪交じりの雨。洗濯物もリュウも濡れてしまい、キヨちゃんはごめんよを繰り返しながら、リュウを拭いたらしい。悪気はないが迷惑な話だ。
　と、歯磨きを済ませてもどると・・・。リュウに座椅子を乗っ取られていた。少し気まずい顔だ。

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写真

　最近何だか肩こりがひどいせいか、変な時間にうたた寝してこんな時間に部屋に移る。もっと早い時間・・・例えばキヨちゃんが自分の部屋に行く21時とかに一緒に居間から出ればいいのだが、こｒまた何故だか最近甘えん坊のリュウが、べったりでついつい一緒にいてしまってそのままうたた寝になる。
　昨日午前中にキヨちゃんと買い物に行って、携帯の中の写真を焼き増しした。写メなので画質は悪いがＬ判でも焼けるようになったからだ。最近はスーパーにおいてある機器で勝手に出来るから便利だ。父やピンクの写真にしばらく見入った。
　わずか３年余りの間にピンクは寝たきりになり、父はいなくなった。そんなこと想像もできない笑顔がたくさんある。
　午後から写真を持ってキヨちゃんとピンクの家に行った。ちょうどひ孫ふたりが仕事が休みで、介護者の孫娘はひとりのひ孫にピンクを任せて、もう一人の息子と買い物に出かけるところだった。なら一緒に留守番して世話すればいいと、キヨちゃんと一緒にいた。
　ピンクの娘は父と１歳違い。兄妹のようにピンクのお乳を貰った仲だ。そのおばちゃんも今軽度の認知症に差し掛かっていて、孫である姉ちゃんは大変である。ただでさえ９人家族というだけでも、食事や洗濯などすごい量だ。
　訪問したときオムツと食事は済ませていたが、お尻と腰に褥瘡が出来ているので様子も見たくて開いてみた。タイミングが良かったのかたくさんおしっこも出ていて、オムツとガーゼを交換した。
　先月まで食事も減っていてミキサーでないと、少し粒があっても吐き出していたが、最近はまたおじやなどを食べれらるようになっている。訪問時も空腹を訴えたのでひ孫がてきぱきと作ってくれた
（最近の男の子は何でも出来る）おじやとおかずをキヨちゃんと介助すると、綺麗に残さず食べた。
　キヨちゃんは途中こたつでうたた寝。私は介護職からしばらく離れているし、父を送ってからはキヨちゃんも私も介護してなかったので久しぶりだった。
　きっと父も大きな姉を見守っているだろう。もっと食事が出来るようになれば褥瘡も治りが早いかもしれない。私たちもあの笑顔を取り戻すために出来ることは手伝おう。

2010/3/8の記事

生死線

　以前友人が中国でドラマ「生死線」に参加した話を紹介した。そのドラマの動画が[you tube]で観られるとその友人からメールが来た。
　せっかくだから観てみようとしたのだが、なかなかうまくいかず、途中で止まったり動かなかったりでまだ観ていない。せめて彼の出番を見ようと分かりやすいという回を見てみたが、出番まで行き着かなかった。また時間があるときに観るとしよう・・・。しかし・・・言葉わからないんだよなあ・・・。
　ろくな食べ物もなく、暖房や照明すらないようなホテルで出番をひたすら待って耐えた撮影だ。ぜひとも観てあげたい。映像だけ見れば華やかな世界だが、現実は厳しい。彼にしても中国の仕事が舞い込んだ後は、バイト生活でうつうつとしているらしい。
　友達というのは、何か手助けしてあげたいと思っても、遠くにいるとエールを送るくらいしか出来ない。まあ、近くにいてもさほど出来ることに差はないのかもしれないが、もどかしい感じがする。
　他にも今辛い時間を精一杯耐えている友人もいる。彼女はお父様の終末に付き添っている。どんなに頑張っても、やりきった感なんてないというのは私自身が知っている。でも、精一杯そばにいてあげてほしい。
　

春何番？

　今日は「雨」という天気予報に反して、うす曇りだったのでキヨちゃんと庭に出て草取りをした。一緒に遊ぼうと、リュウが鼻を舐めに来たり花壇の球根を掘り起こしたりと邪魔をした。震えるほど寒い朝だった。
　そのうち暖かくなってきたら、キヨちゃんはジャガイモを植えに畑に行ってしまった。私が残って続きの草取り。白梅はもう散り始めている。紅梅はだいぶ咲いてきた。さくらんぼが今見ごろである。
　ところが、しばらくすると強い風が吹き始めた。洗濯物を竿ごと飛ばしてしまう。慌てて、中に入れる。置いてある籠などがさらわれていく。はしゃいでいたリュウも風の音に乗ってくるご近所の犬の遠吠えに、びくびくである。
　せっかく見ごろの花たちが、この風で散ってしまうかもしれない。
　春はもうすぐ・・・なのかなあ。




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オリンピックも終わって・・・

　待ち遠しかったオリンピックも終わってしまった。終わると早かったなあと思う。メダルの数や色に一喜一憂することもあるが、いつもそれ以上の感動を貰う。
　大好きなフィギュアスケートでは、男子も女子も素直さに感動した。織田くんの素直な正直なコメントについては前にも書いた。今回惜しくも銀メダルに終わった真央ちゃんは、後半の小さなミス２つに泣いた。
　３連続のジャンプでは
　「これで９点もらえる。」
と心に隙があったこと、欲をかいたことを語った。その後のエッジが氷に取られた事は、
　「足に来ていたから」
と自分のミスであると話した。私なら氷のせいにして不運だったと泣くと思う。
　負けず嫌いな頑張りと、受け止める素直さがあるからこの子達は伸びるのだな・・・と思った。
　今回、ジャンプか表現か・・・と物議をかもしたが、結局総合力が必要だと思う。キム・ヨナにしても真央ちゃんにしても高橋大輔くんにしてもみんなどちらかをおろそかにはしていない。ただ、プルシェンコの言うように、誰も飛べないリスキーなジャンプにはもう少し基礎点か加点をあげてほしいなあ・・と思う。
　さて、13日から・・・かな。パラリンピックも楽しみである。まいどさんのブログでパラリンピックにお金がないと書いてあったが、オリンピックに何十億かでパラリンピックには桁違いに低い金額がテレビで言われていた。オリンピックですら、海外よりもぐっと少ないのに・・・。国にも何とかしてほしいが、こういうのは募金はないのだろうか？あるのかな？

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