すずめ通信

すずめの街の舌切雀。Tokyo,Nagano,Mie, Chiba & Niigata Sparrows

謹告 「すずめ通信」小諸総会を開催 

2009-07-27 21:54:51 | Weblog
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世界的な読者層を誇る「すずめ通信」が、7月25、26日の両日、一年ぶりの総会を長野県小諸市で開催した。昨秋にメンバーに加わった「Tokyo-e雀」も参加、雀5羽が勢揃いする初の会合となった。

「Tokyo-k雀」と「Tokyo-e雀」、それに「Chiba雀」は新幹線でのんびりやって来て、朝から盛り上がっていたが、遠来の「Mie雀」は5時間かけ愛車を駆っての参加だった。昼には会場の「Nagano雀」邸に全員が集結した。

総会開催を記念し、まず広大な庭で記念植樹が行われた。樹種は「西洋トチノキ」。実をつけるのは50年後だという「Nagano雀」の学説に、全員が腹の中で年齢に50を足して物思いに耽った。ため息が交錯したのは、そのトチモチを食べるのは難しいという、5羽共通の現実からであろう。

「Nagano雀」のピアノ演奏で昼の部を終え、小諸散歩に。懐古園では千曲川を見晴らし、古城のほとりで感傷に浸った。写真は天守台から恐る恐る石垣を見下ろす雀たちである。ちなみに左から「Mie」「Chiba」「Nagano」「Tokyo-e」である。「島崎藤村の本名は私と同じだ」と言い募る「Tokyo-k」は全員が無視し、写真からもカットした。

夜の会場は高原のペンション。手入れの行き届いたテニスコートを備えたペンションで、テニスに「目のない」Chiba雀はそちらに「眼を奪われ」ていたものの、議論は森羅万象・宇宙規模の壮大なスケールとなって夜更けまで続いた。ところが書記役の「Tokyo-k雀」が酔いつぶれ、記憶喪失状態となったために、総会の公式記録が残せないという大失態となった。ただ「次回の開催地は三重」という決議だけは、微かに記憶に留まったらしい。

翌朝の各雀の眼差しは、いささかよそよそしいものがあったと「Tokyo-k」は述懐しているが、心優しい雀たちには想定内の出来事だったらしく、それ以上、追求することなく、標高2000メートルの高峰高原に登り、キスゲの黄色い絨毯に包まれてリフレッシュした。

肌寒い高原から一気に熱暑の「海野宿」に降り、それぞれに信濃路の歴史に思いを馳せた。すると腹が減るもので、「やはりお蕎麦でしょう」と珍しく自己主張する「Tokyo-e雀」に異論を唱える雀はゼロ羽で、「そば+くるみおはぎ」のセットで昼食となった。その味の良さは特筆しておく必要があろう。宿内の「御休処・福嶋屋」である。

一行はこのあと、上田市の山中に建つ「無言館」を訪問。かしましい雀たちも、さすがにここでは無口になって、静かに展示を見て回った。これをもって「Mie雀」は帰途に就き、岐阜県内でスコールと渋滞に巻き込まれ、6時間半をかけて巣に帰り着いた。残る一行は別所温泉まで足を延ばし、安楽寺で三重塔を見上げた。

気象庁は総会の二日間とも「雨だ」と宣うたが、雀(オス)のうち2羽が「はれ男」、一羽が「あめ男」という比率だったせいだろう、新幹線・佐久平駅で解散する際になってようやくポツポツと降り出したのだった。

総会に関する感想、今後の「すずめ通信」執筆方針等については、各雀から寄せられる(はずの)コメントを参照されたい。


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