すずめ通信

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第363号 W杯サッカー日本初戦を観戦して

2006-06-13 17:18:05 | Mie Report
【Mie】6月12日のW杯サッカー「日本対オーストラリア」の初戦をTVで観戦した。結果は1-3と日本の大敗に終わった。観終わっての感想は、率直に言って「日本はオーストラリアよりも明らかに弱い、力強さに欠ける、ふがいない」の一言であり、昨日の夜は腹が立ってなかなか寝付けなかった。

これがジーコジャパンが4年を費やして本番に備えた結果なのかと思うと、残念ながら失望を禁じえない。日本のこういう戦いぶりを見ると、ラグビーやバスケットボールと同様に、体と体がぶつかり合うボール競技では、小柄で華奢な日本人は、筋骨たくましく背の高い外国人には所詮かなわないのでは、とさえ思えてくる。

前半こそ1-0でリードしたが、内容は明らかにオーストラリアが押していた。何回もシュートを打たれてヒヤッとする場面があり、そのつどゴールキーパーの川口の好守に救われた。それがなければ前半にオーストラリアが1~2点挙げてもおかしくなかった。それくらいオーストラリアの攻めは厳しく迫力があった。日本の1点は数少ないチャンスをうまく生かしたもので、それも目の覚めるようなシュートとは言えなかった。

後半に入るとオーストラリアはより攻撃的な布陣にメンバーを代え、さらに押し気味に試合を進めた。日本は防戦一方となり、そこでも川口の攻守が光った。日本は緊張と暑さによる疲れからか、動きが次第に悪くなりパスミスも目についた(とくに三都主の再三にわたるパスミスが目についた)。FWも決定的なチャンスをつくれず、ものにできず、何もかも空回りで消化不良の試合となった。

敵が同点にする前にもう1点取っていれば、試合の流れはどうなったか分からない。その意味で後半早々に悪い流れを断ち切り、もう1点取るべく疲れの見えるFWとMFの一部を早めにメンバーチェンジするべきではなかったか? 結果的にマルタとの直前の親善試合の雰囲気をそのまま引きずったような試合振りだったのが残念でならない。

結局、最後の9分で立て続けに3点取られて逆転負けしたが、内容からするとオーストラリアが5~6点挙げて勝ったような試合だった。川口の好プレーは印象的だったが、最後はその好守にも限界がありシュートを決められた。結果論ではあるが、メンバーチェンジのタイミングなど監督の采配で、もう少しましなゲームが可能だったのではなかろうか? 選手を責める気は毛頭ないが、次回の試合では悔いのない試合をしてもらいたいものである。

後がない日本は、クロアチア戦で2点差以上で勝ち、ブラジル戦で勝つか最低限引き分けるかしない限り、一次リーグ突破は難しいだろう。昨日のような試合をすればそれも到底おぼつかないが、少しは国民の期待に応えてくれるよう祈るばかりである。
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