《オオタカネバラ》(2021年7月17日撮影、岩手)
それにしても、なぜだったのだろうか、筑摩書房ともあろう出版社がこのようなことを昭和52年にしてしまったのは。文学全集や個人全集等を出版し続け、良心的で硬派の出版社だと思っていた筑摩が、「賢治の書簡下書252c」のことを「新発見」と称して、プライバシー侵害の虞もある関連下書群を公けにしたのは<*1>。しかも、これらの下書群を確と検証することもなしに推定し、さらにそれを基にして推定を繰り返した、人権侵害等の虞もある「推定」群⑴~⑺を公開(以降、この関連下書群の公開のことを「新発見の252c等の公開」と略記)したのは。ここ十数年ほど、私はこれらの原因や理由が分からず、ずっと悩み続けてきた。
それがこのコロナ禍、倒産のニュースが流れることが多かったせいか、とある日、「あれっ、そういえばあの頃筑摩も倒産したような気がする」というおぼろげな記憶が甦った。すかさず、もしかするとそれが一つの大きな原因だったのではなかろうかと直感し、一気に不安になった。
<*1:投稿者注> なお、当初私はそこまでは気づかなかったのだが、この「新発見の252c等の公開」は、賢治自身のことをも傷つけてしまったことを後に矢幡洋氏の指摘から気づかされた。
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『筑摩書房様へ公開質問状 「賢治年譜」等に異議あり』(鈴木 守著、ツーワンライフ出版、550円(税込み))
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