11月24日、またぞろスズサイコを見に胡四王山に出掛けてみた。
宮澤賢治の童話「鹿踊りのはじまり」の中で、嘉十が忘れていった手拭いに対して鹿たちがその正体を探る際に、次のように登場するのが”ごまざい”
…
「おう、柔つけもんだぞ。」
「泥のやうにが。」
「うんにゃ。」
「草のやうにが。」
「うんにや。」
「ごまざいの毛のやうにが。」
「うん、あれよりあ、も少し硬ぱしな。」
「なにだべ。」 . . . 本文を読む
《1↑『遺作(最後のノートから) 故宮澤賢治』(昭和9年9月21日付岩手日報)》
最近恩師より『遠野物語と21世紀 東北日本の古層へ』(石井正己・遠野物語研究所編、三弥井書店平成22年4月28日発行)という本を頂いた。
興味深く読ませてもらった。その中に「宮沢賢治・二宮尊徳と『遠野物語』」という対談があり、それは山折哲雄氏と石井正己氏のものであった。その対談を読んでみてやはりこのま . . . 本文を読む