まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

ちびまる子ちゃん

2018年08月30日 | 日記

漫画家のさくらももこさんが亡くなった。
まだ53歳の若さだった。
漫画の世界には疎い私ではあるが
驚きと言うか痛ましいと言うかちょっと言葉が見つからない。

もちろん「ちびまる子ちゃん」は知っている。
息子につきあって何度か観たことがある。
子供向けの漫画ではありながら
ちょっと大人びた独特のシニカルな視点が魅力だった。
テレビアニメ版のテーマソングである
B・Bクイーンの近藤房之介が歌う「踊るぽんぽこりん」の
ソウルフルで軽快な歌声も
さくらさん作詞のナンセンスな歌詞も好きだった。
彼女は漫画家ではあるが希代のエッセイストであったと聞く。
高校時代に書いた作文高論文が
「現代の清少納言」と激賞されたほどの書き手であったらしい。
その独自の視点と文才は当時からのものだったようだ。

この機会にさくらももこのエッセイでも読んでみるか
と思いつつ書店を何軒か覗いてみた。

  「さくらももこの特集なんかやってます?」
  「え、ああ・・亡くなられたんですよねえ」
  「そう、それで追悼の特集なんかやってないかなと思って」
  「ホラ、店長、やっぱりそういうお客さん来るじゃないですか!
   今朝も言っていたばかりなんですよ。」
  「ということはやってない?」
  「在庫がないのですぐ取り寄せないと。どんな本をご希望ですか?
   やっぱりエッセイなんかですかね。」

客に聞いてどうする!
他の書店も似たり寄ったりで
中には訃報を知らない店員もいて話にならない。
うーん、対応が遅い!感度が鈍い!
都心の大型書店ならそんこともないのだろうが
街角や商業施設の本屋はこんなものかも知れないと思う。
うーん、本屋は終わってるなあ・・・
仕方がない図書館にでも行って探してみるか。