まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

夏の詩情

2018年08月22日 | 日記

蒸し暑い日でしたねえ。
猛暑復活などという言葉が浮かびました。
でも、その暑さににもどことなく力がなくなってきたような。
そう感じるのは私だけでしょうか。

帰り道に昆虫少年を見かけました。
ちょっと中を覗くと虫かごには数匹のバッタがいます。
真っ赤な帽子に首には赤いタオル。
汗をかいたらちゃんと拭かなきゃダメよなんて
母親に送り出されたのでしょうか。
いいですねえ、可愛いですねえ。
小学校に上がったばかりぐらいの年齢ですが
私はこういう昆虫少年を見ると
どうしようもなく郷愁を感じてしまうんですよねえ。
郷愁と言うより「詩情」かも知れません。
オイオイ、またその話かよ!
読者の皆さんにはヒンシュクかもしれませんが・・・

蛇足ついでに・・・
数年前に描いたスケッチも載せてみます。
私がいかに昆虫少年に郷愁を感じているか分かると思います。
夢中で虫網を振り回す少年の無邪気さと
上空を飛ぶ無数の赤トンボ。
私がもっとも詩情を感じる瞬間ですねえ。
そうそう、絵の中央にそびえるのは清掃工場の煙突です。
朝な夕な、春夏秋冬・・・
この煙突も公園のシンボルとして風景と一つに溶け合って
私に詩情を感じさせてくれたものですが
残念ながらもうありません。
解体工事が終わり跡形もなく姿を消してしまいました。
時とともに、時代とともに
郷愁も詩情も消えていく運命かも知れません。