まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

表の顔と裏の顔

2017年06月30日 | 日記

何の花かは知らねども・・・
何の祝いごとかは知らねども・・・
今夜は豪華なパーティーでも開かれるのでしょうか。



六本木通りのど真ん中です。
高級ブティックやらレストランやら
きらびやかお店がズラリと並ぶ目抜き通りです。
いわば街の「表の顔」ですねえ。
この毒々しい色の花輪は高級クラブの開店祝いでしょうか。
さすが日本有数の盛り場だけあって
こんな開店祝いの花輪をしょっちゅう見かけます。



その表通りから一本奥の露地に入ると・・・
こんな風景です。
半ば朽ちかけたような古い木造アパート。
見れば外壁部分はかろうじてコクリートのようですから
正確には鉄筋モルタル造りかも知れません。
こちらはさしずめ街の「裏の顔」でしょうか
はなやかな六本木のど真ん中に
こんな生活感あふれるアパートがあるなんて
ちょっと嬉しくなってしまいます。
私も若い頃はこんな鉄階段のボロアパートに住んでいたことがあって
いろいろと青春時代が思い出されます。
それにしても急な階段で今ならとても昇れません。〈笑〉

その古いアパートの並びに
室外機むき出しの雑居ビルがあって
帰り道、ここで煙草を一本吸うのが私の日課です。
この室外機の風景も好きなんですねえ。
何やら街の「臓物」を見るようで
騒音と排気熱には閉口しますが不思議に気分が落ち着きます。
街には必ず「表の顔」と「裏の顔」があります。
それはそのまま都市の「光と影」にもつながる訳ですが
私はひたすら影の部分に惹かれます。
こればかりは性分ですからどうしようもありません。

そして、今晩も裏通りの安酒場へ・・・

 


刑事ジョン・ブック

2017年06月29日 | 日記

酔っぱらってベッドでウトウト。
ふと目が覚めたらつけっぱなしだったテレビで
懐かしい映画をやっていました。



刑事ジョン・ブック~目撃者~です。
懐かしいですねえ。
もう30年以上も前の映画ではないでしょうか。
ハリソン・フォードが若いです!(笑)
もう何度も観た映画なのについついまた観てしまいました。



たまたま殺人事件の目撃者となった「アーミッシュ」の少年と
その母親を守ろうとする一人の刑事の格闘を描いたサスペンス映画です。
手に汗握る刑事ドラマの面白さもさることながら
この映画の魅力はやはり少年サミュエルの可愛らしさと
母親レイチャルの美しさであり
アーミッシュという宗教集団の特異性でしょうか。



殺人事件の犯人は実は麻薬課の同僚刑事だった。
その事実を知ったために警察まで敵に回すことになったジョン・ブック。
撃たれて重傷を負った彼はレイチェル母子とともに
アーミッシュの村に身を隠すことに。
もとはドイツ系移民の集団で厳しい宗教戒律のもと
農耕や牧畜をしながら自給自足の生活を送って送っています。
ここでの美しい映像が映画のアクセントになっていて
母親レイチェルの美貌とともに思わず魅入ってしまいます。
腐敗しきった警察組織とキリスト教への
ある意味のアンチテーゼなのかも知れませんね。
その平和なアーミッシュの村にもやがて怖ろしい追手が・・・



母親レイチェル役のケリー・マクギリス。
ジョン・ブックに思いを寄せながら
牧場の納屋でダンスを踊るシーンは出色でしたねえ。
この女優さんも様々なスキャンダルに翻弄され
いつの間にかスクリーンから姿を期してしまいましたが
うーん、もったいないです。(笑)



今やアメリカを代表する男優ハリソン・フォード。
カッコいですよねえ。
まあ「スター・ウォーズ」も「インディ・ジョーンズ」もいいですが
私はやっぱり刑事ジョン・ブックがイチオシです。
彼ももう70歳半ばだと思いますが
いつまでも元気で活躍して欲しいものです。

 


29連勝!

2017年06月28日 | 日記

末恐ろしい少年ですな。
いったいどこまで勝ち続けるんや!
将棋も囲碁もやらないオジサンは呆れるばかりてすな。



30年ぶりの快挙だそうです。
昨日はさすがに苦戦の局面も多くて
勝負も長時間に及んだようですがキッチリ勝つところは
単に強いというだけでなく
何やら円熟・老獪ささえ感じさせるような内容でした。
あのボーッとした風貌のどこに
それほどまでの「才気」が秘められているのでしょうか。
まあ、このまま永遠に勝ち続けるのは不可能で
いつかは負ける日がやって来るだけに
それからが見ものだなあ・・・
などと意地悪の一つも言ってみたくなりますねえ。



将棋ではなく囲碁の世界に
かつて「趙治勲」という天才棋士がいました。
歴代最多タイトルを獲得し通算1500勝を誇るレジェンドです。
一度だけお会いしたことがありますが
彼の持論は「勝つのは運、負けるのは必然」という言葉でした。
昔のことなのでうろ覚えなのですが・・・
勝負は一つ一つが未知の局面で、そこに最良最高と思われる手を打っても
それ以上の手を打たれることことがあって
勝つのはあくまでも「時の運」だと言うんですねえ。
しかし、負ける時は必ずと言っていいほど自分の方にヘマがあって
原因が考えられると言います。
つまり勝負の世界に「正解」はないと言うことですね。
勝つときはだいたい勝負に熱中し没頭していて
あの時はこうして勝ったとか、以前はこう打ってよかったとか
過去のデータや経験を思い浮かべる時は必ず
勝負が甘くなっていると言います。
とにかく「集中力」で
目の前の局面に全身全霊で打ちこむことが大事とか。
そういった意味で言えば
藤井四段のあの強さは「集中力」の賜物でしょうか。
最近とみに集中力がなくなったオジサンは
まぶしいような思いで天才少年の見守るばかりです。

関係ないですが・・・
藤井君の勝負メシ「胡麻味噌タンタンメン」とやらを
ぜひ一度、味わってみたいものです。


気分はサクランボ

2017年06月27日 | 日記

仕事帰りにスーパーでサクランボを購入。
高かった「佐藤錦」もようやく手ごろな値段になって
ついつい買っちゃいました。



うーん、ピカピカと輝いて
なんとも言えぬ色つやに心が浮き立ちます。
数ある果物の中でもサクランボに一番季節感を感じますねえ。
決してロリコン趣味ではありませんが
可憐な少女を見るようなトキメキを感じてしまいます。
サクランボ狩りというものに
一度は行ってみたいと思いながら行ったことありません。



公園にもサクランボが実ります。
但し、これはソメイヨシノの枝に生るサクランボで
とても食べられる代物ではありません。
サクラ満開の季節もいいですが
青葉若葉の先っちょにサクランボが実る頃の公園は
また格別の風景ですねえ。



サクランボの甘酸っぱさは
ハイボールにもピッタリのような気がします。
パソコンで調べてみると
サンランボは別名「桜桃」とも言うんですねえ。
桜桃と言えばやはり太宰治の命日「桜桃忌」を思い出します。
俳句では夏の季語にもなっていますから
ちょうど今頃の時期でしょうか。
そう言えば桜桃忌の由来にもなった短編「桜桃」は
まだ読んだことがありません。
今日にでも図書館で借りて来ようかなあ・・・

  しみじみと くもり空なる 桜桃忌  〈杉作〉

酔っぱらって寝たら
たわわに実るサクランボの夢を見ました。


ムクゲの花が咲いたよ

2017年06月26日 | 日記

朝から雨が降ったりやんだり・・・
一週間ぶりの休日と言うのにベッドの上でゴロゴロ。
ちっともテンションの上がらない一日でした。

ムクゲの花が雨粒をまとってキラキラと輝いていました。
韓国の国花でムグンファとも呼びます。
民族衣装の白いチマ・チマチョゴリを連想させて
キレイな花ですよねえ。
昨日は朝から蒸し暑くて不快指数100%の日でしたが
この花を見ると涼やかな気持ちになります。
松尾芭蕉の「野ざらし紀行」の中にもムクゲの花が登場します。

   道のべの 木槿〈むくげ〉は馬に くはれおり 〈芭蕉〉

馬が食べるぐらいですから美味いのでしょうか。〈笑〉
確か信州かどこかで詠んだ句でしたが
生活感の中にも「驚き」があってなかなかの名句ですねえ。
ムクゲの花は朝に咲いて夕方には萎んでしまう
俗にいう「一日花」だそうです。
その逞しさと儚さを詠んだのが小林一茶でした。

   それがしも 其の日暮らしぞ 花木槿 (一茶)

わが家の家計も「その日暮らしの」の自転車操業ですが
こういう大らかな心境になりたいと思いつつ
なかなか出来ませんねえ。
それにしても「家計学園」問題はどうなるでしょう。
安倍首相の言い訳も一日花のように
日々、コロコロと変わって呆れるばかりです。