まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

潔し

2024年01月18日 | 日記

一年で最も寒い季節だそうである。
2月に入ると多少春の兆しも見えて来るが
1月の間は見るものすべての色彩が消え果てて
世の中から「生気」が失われてしまう。
このケヤキの木など一枚の葉もなく素っ裸である。

これでは植物ですらなく単なるオブジェである。
一木一草もない寒々ととした世界だ。
でも、私はこの時期の一見味気のない無色の世界が大好きだ。
余計なものをすべて削ぎ落落とした潔さ〈いさぎよさ〉とでも言うのか。
そんな人間本来の身軽さ軽やかさを感じてしまう。
人間は本来「無一物」の存在なはずである。
生きている間に様々な都合やしがらみで周囲をゴタゴタと飾り立て
自らを生きにくくしてしまったのが人間である。
余計なものをすべて削ぎ落してもっと自由になれればいいのに。
もっと自分らしい生き方も見えて来るのに・・・
などと思ってみる真冬の日である・



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